アメリカ 選挙制度。 アメリカ大統領選挙ってどんな仕組み?

【初心者向け】3分でわかるアメリカ大統領選挙の仕組み

アメリカ 選挙制度

4年に1度1年間かけての大イベント アメリカの大統領選挙は 4年に1度、オリンピックの年に約1年かけて行われる、アメリカ最大のイベントです。 日本の首相が、ほとんどの国民の関係ないところで選ばれるのと違って、アメリカ大統領は、形は間接投票ですが「国民が選ぶ」という点が大きく違います。 民主党と共和党の二大政党で「予備選挙」がある 【クリックで拡大】(情報は2016年のものです) アメリカの議会は、民主党と共和党の二大政党が争っていて、大統領もこの百年以上、どちらかの政党から選ばれています。 大統領選は、大きく分けて、 民主・共和両党の候補者を1人に絞る「予備選挙」と、両党の候補者から大統領を選ぶ「本選挙 一般選挙 」とがあります。 民主党は6人、8年ぶりの政権奪還を狙う共和党は18人が立候補を表明しました オバマ大統領は、すでに2期の8年間大統領を務めたので、今回の選挙では確実に新大統領が生まれます。 現在は、各政党が候補者を一人に絞り込むための予備選挙が行われています。 予備選挙では「代議員」に投票する 1月から7月まで、共和党では全米50州で「予備選」または「党員集会」が行われます。 予備選は非公開投票、党員集会は公開投票で、州によって異なります。 この 予備選・党員集会では、各州の有権者が、自分が選びたい候補者を支持している「代議員」に投票します。 たとえば、クリントン候補に投票したい人は、クリントン氏を支持している代議員に投票するわけです。 代議員は、州によって人数が異なり、人口に比例して配分されています。 この結果、 各候補が得票に応じた代議員の人数を獲得し、この獲得人数が多い方が優位に立ちます。 こうして、次々と各州で予備選挙が行われていきますが、その過程で、勝ち目がないと思った候補者は自分から撤退していきます。 すでに、民主党からは4人、共和党からは8人が撤退しています(2016年2月時点)。 予備選挙の最大のヤマ場は「スーパーチューズデー」と呼ばれる3月第1週の火曜日(今年は3月1日)です。 今回はアーカンソー州、テキサス州など10州以上で予備選・党員集会が行われます。 「全国党大会」で各党の大統領候補が決まる その後も7月末まで、各州で予備選挙が行われ、党の「大統領候補」が1人に絞られます。 そして共和党 7月18日 、民主党 7月25日 に行われるの「全国党大会」で、全国の代議員が集合し、党公認の大統領候補が指名されます。 その後、いよいよ「本選挙」の選挙戦に突入するわけです。 そして、「本選挙」 本選挙は、共和党候補と民主党候補の「一騎討ち」となり、約2カ月間の選挙戦に入ります。 そして、いよいよ本選挙の投票です。 「一般投票」つまり有権者が投票する日は11月8日。 ここでも、有権者は各州の「選挙人」を選んで投票します。 選挙人は、予備選の時の「代議員」と同じように、どちらの候補を支持しているか表明しているので、有権者は、どちらかの党のグループに投票し、間接的に大統領を選ぶわけです。 そして開票。 これがまた面白いシステムで、その州で1票差であっても 最多得票となった政党が、その州全体の選挙人の人数すべてを獲得できるのです 「勝者独占方式」と呼ばれています。 このような形で、各州の勝者と、獲得した選挙人の数が決まります。 選挙人は全米で538人存在しているので、その 過半数の270人以上を獲得した候補者が、大統領となるわけです。 その後も形式だけですが、選ばれた選挙人が集まって12月に投票し、開票は来年1月に行われ、 1月20日に正式に新大統領が就任します。 【関連書籍】 幸福の科学出版 大川隆法著 幸福の科学出版 大川隆法著 幸福実現党刊 【関連記事】 2016年2月2日付本欄 米大統領選幕開けのアイオワ戦 政治改革派のサンダースやトランプが台頭する理由 2016年1月20日付本欄 米大統領選 過激発言でも人気があるトランプ氏の不思議 2016年1月13日付本欄 左翼政権の集大成 オバマ氏の一般教書演説 2015年12月10日付本欄 トランプ氏「イスラム教徒排斥」発言が批判されるなら、「日本人排斥」の歴史も見直すべき.

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予備選挙(よびせんきょ)とは

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この記事の目次• 大統領選挙の仕組み アメリカの大統領選挙というのは、四年に一回おこなわれる、アメリカ最大のイベントです。 この大統領選挙は、約一年かけておこなわれます。 途中経過ですら、世界中のトップニュースで扱われ、結果は世界中に大きな影響を及ぼします。 普通に生活していて、イギリスの首相の名を知らない人はいても、アメリカ大統領の名前を知らない人は、いないのではないでしょうか? 投票するには選挙権が必要です! アメリカでは、日本のように成人したら、勝手に投票用紙が送られてくるなんてことはありません。 投票するには選挙権が必要となります。 選挙権を得るには、 アメリカ国籍をもっていて、18歳以上であり、 選挙人名簿に申告し、登録されていることが条件となります。 選挙権がないのに選挙人登録をすると、刑法で罰せられます。 まずは、予備選挙です。 このワードも、よく見聞きすると思います。 これは 各政党から立候補する、候補者を選ぶ選挙です。 詳しいやり方については、各政党ごとや各州によって異なりますので、はぶかせてもらいます。 予備選挙をかんたんに説明しますと「 選挙権をもっている有権者が、自分が大統領になってほしい人物を支持している、代議員に投票します。 」という間接選挙の形式です。 こうして、より多くの代議員の票を獲得した候補者が勝利となります。 こういったことを、 各州で順番におこない、各政党の大統領選挙立候補者を決めます。 予備選挙の途中で、勝ち目がないと判断した候補者は、自ら撤退していきます。 これは大統領の予備選挙には巨額の出費が必要となるからです。 夏には、共和党・民主党がそれぞれ党大会を開き、各政党の代表立候補者の立場を確実とした者が、自分が指名した副大統領候補とともに、大統領候補として指名され、演説をおこない党の一致団結を訴えかけます。 ちなみに立候補するには、アメリカ生まれ 両親がアメリカ人の場合は、アメリカ以外で生まれててもOK のアメリカ人であり、35歳以上で、14年以上アメリカに住んでいることが条件として、合衆国憲法で定められています。 大統領本選挙で大統領をきめます。 まずは、一般投票です。 各政党の予備選挙を勝ち抜いた大統領候補者は、投票日にむけて約2か月間の選挙戦を繰り広げます。 投票日は決まっていて「4年に1回、11月の第1月曜日の翌日の火曜日 11月2日から8日の火曜日 」におこなわれます。 選挙人制度とは? 投票のやり方は間接選挙となっていて、有権者は、各州の選挙人に投票します。 選挙人は、どちらの候補を支持するかを表明していますので、有権者はどちらかの党のグループに投票します。 こうして大統領は、一応間接的に投票されます。 変わっているのは「勝利者独占方式」というシステムを採用していることです。 勝利者独占方式というのは、 ある州で勝利すると、その州の選挙人の人数すべてを獲得できるというものです。 そのシステムのせいで「 総得票数で勝利しながらも、選挙人獲得数で敗れ、大統領になれない」といったことがたびたびおこります。 ではなぜ、直接的に大統領候補者に投票せず、間接的に選挙人に投票するといったシステムをとっているのか? アメリカでの選挙人の制度は、1787年9月17日発行の合衆国憲法制定のときに、定められました。 当時は、テレビやラジオはもちろん、インターネットも無かった時代です。 そして 識字率も低かったので、各大統領候補者の主張を知る手段がありませんでしたし、アメリカ全土は広大ですが、 交通網も通信網も未発達でしたから、物理的に直接選挙をおこなうのは難しかったのです。 そのため、いずれかの候補者の支持を表明している、地元の信頼できる名士や知識人に投票するといったシステムを採用しました。 現代にはそぐわないシステムかもしれませんが、駐日アメリカ大使館が運営する「アメリカンセンターJAPAN」では、選挙人制度が維持されている理由を以下のように述べています。 選挙人制度は憲法に規定されており、憲法の修正は難しい• 選挙人制度は2大政党制を強化するために、2大政党(共和党と民主党)のどちらも変更を支持する見込みがない• 選挙人制度の結果、大統領候補は小さな(人口の少ない)州でも選挙運動を行う必要があり、多くの米国民はこの状況を支持している• また、その結果、大統領候補は全米各地の有権者の関心事を知り、それに対処する必要がある 選挙人投票 12月の第2水曜日の次の月曜日 12月13日から19日の月曜日 に、各州の選挙人団が集まって、集会を開き「選挙人投票」が実施されます。 これは一般投票の結果をうけて、おこなわれるものですから、昔ならいざ知らず、現代では形式上の側面が強いのですが、たまに造反が起こります。 選挙人が支持表明をくつがえして、違う候補者に投票することは、連邦法上は自由となっています。 しかし、各州の州法では罰則があったり、無効とされたりします。 大統領就任へ 先ほどの選挙人投票の開票は、翌年の1月におこなわれ、1月20日に「アメリカ合衆国大統領就任式」をおこない、新たな大統領が誕生します。 大統領選挙プチ情報 2大政党以外の立候補者はいないのか? 多くの州では2大政党以外の立候補者には、有権者による一定数以上の署名を必要とされます。 そのため、一部の州では立候補できても、全州での立候補となると、時間も手間もかかるといったように、立候補へのハードルが高く設定されています。 一般投票数で勝利してたのに、選挙人の獲得人数で敗れたケースって? 有権者の投票数が直接反映される制度になってませんので、たびたび起こってます。 2016年 有権者の票を一番集めたのは、ヒラリー・クリントンでしたが、大統領に就任できたのは、ドナルド・トランプでした。 2000年 有権者の票を一番集めたのは、アル・ゴアでしたが、大統領に就任できたのは、ジョージ・W・ブッシュでした。 その他にも、1824年・1876年・1888年にもこの現象は起こっています。 選挙人のわりあては? 全米に選挙人は538人いて、各州ごとの人口に合わせて、わりあてられています。 その昔、奴隷制度があった時代は、奴隷には選挙権がなかったので、奴隷の多い南部では選挙戦で不利になるといった理由から、ジェームズ・マディソン アメリカ合衆国憲法の父 は「奴隷1人は4分の3人として、人口に計上し、選挙人の分配に反映させる」といった、奴隷の人口のみを利用し選挙権は与えない、といった、荒技を繰り出しています。 以上で今回の「アメリカ合衆国大統領選挙」の記事はおしまいです。 ここまで読んでくれた、あなた!本当にありがとうございました。

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アメリカ大統領選挙の仕組みとは?問題点やなぜ?を簡単に解説!【図解】

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2004. 11 11月2日とあと1ヶ月を切った2004年アメリカ大統領選。 今回も前回同様大接戦のようですが、「世界の権力者」アメリカ大統領がどうやって決まるか、きちんと知っておくことも重要でしょう。 解説してみました。 1ページ目 【民主・共和両党の候補者を決める長いマラソンレース】 2ページ目 3ページ目 【民主・共和両党の候補者を決める長いマラソンレース】 各党の予備選で大統領候補を決める アメリカは、国会議員の99%が共和・民主の両二大政党に所属する典型的な二大政党制の国家です。 そこでまずは、両党がそれぞれの推す大統領候補を決めるところから、アメリカ大統領選はスタートします。 この大統領候補を決めるのが州ごとに行われる「 予備選」です。 ただし、アイオワ州・ノースダコタ州などは「党員集会」による合議によって決まります。 この予備選の期間が、実に長いのです。 1月から6月中旬まで、各州でばらばらと行われます。 この間、票をとれない候補者、票がとれないから選挙資金が調達できない候補者たちは次々と脱落していきます。 まさにサバイバルレースです。 共和党員でも民主党予備選に参加できる? 多くの州では、「クローズド・プライマリー」といって、民主党の予備選には民主党員のみ参加、というふうにその党の予備選はその党員しか参加できないことになっています。 しかし、「オープン・プライマリー」つまり、他の党員や無所属の人も参加できる予備選が行われている州があるのです。 ウィスコン州・ルイジアナ州など15くらいの州がこの方式をとっています。 ここは無党派層も投票するため、候補にとっては力量が試される正念場といえます。 また、他の政党員が「弱い候補」に投票して勝たせようとする行為に出ることもあるそうです。 予備選の結果はどう反映される? 予備選の結果の反映方法は、民主・共和両党によって異なります。 民主党の場合は、候補者は得票率に応じて、全国大会に出て実際に候補者を決める 代議員を獲得できます。 50人代議員がいる州で、ある候補が50%の得票を得れば、その候補は25人代議員を獲得します。 つまり、全国大会で自分の票に50票加算されることと同じことになるわけですね。 一方、共和党では「勝者総取り」方式が一般的です。 一位の候補がその州の代議員すべてを獲得し、自分の票にしていくわけですね。 こうして、各候補とも、予備選レースのなかで、自分の票を積み上げていくわけです。 「スーパーチューズデイ」とは? このように長丁場の予備選レースですが、そのなかで大きなヤマ場を迎えるのが「 スーパーチューズデイ」です。 これは、両党の予備選が集中する日で、今年は3月2日でした。 今年も11の州、しかもカリフォルニアやニューヨークなど人口が多くて代議員の多い州の予備選が集中していました。 この「スーパーチューズデイ」、今年の民主党予備選はケリ-候補の圧勝だったため、ほとんど勝負がついてしまい、早い段階から民主党候補=ケリ-というふうになったわけですね。 予備選レースが終わると全国党大会 予備選レースが終わり、各州の代議員がきまると、いよいよ4年に1度の全国党大会です。 ここで、民主・共和両党の大統領候補が決まるわけです。 ここからあとについては、次のページでお話しましょう。

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