税の作文 30年度 入選作品。 作文入賞者一覧

税の作文の書き方のコツ!入賞するネタやヒントを「添削者」がアドバイス

税の作文 30年度 入選作品

『税の作文』をご存知ですか? 国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が共同で主催する税金をテーマにした作文コンクールで、中学生の部・高校生の部の2つがあります。 増えるばかりで生活を苦しめる• 使われ方が不透明で不適切 大人になり税金を実際に支払う側に立つと、そんな悪いイメージが先行してしまいがち。 では、税金に対しての先入観がない中学生や高校生はどんなイメージを持っているのでしょうか? この記事では、税の作文・中学生の部において、 内閣総理大臣賞(最優秀賞)を受賞した歴代作品をご紹介します。 nta. 主催:国税庁、全国納税貯蓄組合連合会の共催• 応募資格:全国の中学生• 応募点数:1人1作品まで• 応募時期:6月上旬~9月上旬• 提出先:所属先の学校を通じ、その地区の納税貯蓄組合連合会へ提出 上記内容で開催されています。 優秀な作品には、 内閣総理大臣賞や総務大臣賞、財務大臣賞、文部科学大臣賞などを授与し、 賞状と記念品が贈呈されます。 税の作文(中学生の部):歴代内閣総理大臣賞(最優秀賞)受賞の作品 では、ここからは平成21年度以降の 歴代の内閣総理大臣賞(最優秀賞)受賞作品をご紹介します。 その年度の応募点数も合わせて記載します。 応募点数:全国7213校・542889編• 都道府県:埼玉県• 学校:春日部市立武里中学校 2年• 氏名:金子康夏さん 図書館の本は食べながら読むべからず。 公共のものは、自分のもの以上大切にすべし。 我が家の不文律だ。 しかし私には「公共のもの」の意味がわかっていなかった。 「みんなの」が「税金で買われた」を意味すると分かったのは最近だ。 それまでは「みんなの」なら「自分のものみたいにしていい」のかと思っていた。 それがとんでもない間違いだと分かってから、私の税金に対する考えは変わっていった。 例えば、図書館の本も税金で買っていただいたものだが、本一冊の単価は自分で出せない金額ではない。 しかし、私が利用させてもらっている道路も橋も、ごみ処理施設も、学校も、信号も、とても個人のお金でつくることなどかなわない。 「ウチの支払っている税金では、信号機の電球一個も買えない」と聞いて、信号機などもとても高価だということがわかった。 また、税金という形で、皆が少しずつお金を出し合うから、誰もが橋や道路や図書館の恩恵に浴することが出来ていることもわかった。 なるほど、税金とは、すぐれたシステムだったのだとわかった。 しかし、それなのに大人が「税金をとられる」といういい方をするのはなぜだろう。 まるで税金を払うのが損とでもいわんばかりなのはどうしてなのだろう。 そんな時、ある投書を目にした。 その方(お年寄り)は、「年をとって、税を払えることを有り難いと感じるようになった」と書いていた。 「自分はまだ人様のお役に立てている」と、喜びを感じるというのだ。 若いころは税金は「とられる」と感じていたが、年を経て考えが変わってきたのだという。 私はこれを読んで、何かヒントをもらったような気がした。 税金を払うことはすなわち、誰かのために役に立てた証でもあるのだ。 それは巡り巡って自分にも返ってくるのだ。 目先の損得を越え、助け合いながら成り立つ社会、それを支えているのが税金だったのだ。 税金を払えることに自然と感謝が湧く。 これが本来のあり方なのではないだろうか。 もしそれが当たり前の姿になったら、どんなに住みよい社会になるだろう。 きっと世界中がまねをしたがるだろう。 これからの日本は、国民が嬉々として税金を払う、お互いへの尊敬と感謝にあふれた社会になってほしい。 そのためにはまず国民一人一人が、税金が「皆に恩恵を与えるものである」ことをぼんやりとではなくはっきりと、理解することが大事ではないだろうか。 私のように中学校になるまで知らないというのではなく、小さいうちから教えていく必要があると思う。 そして自分が「助け合って生きる社会」の一員であることを理解した子供は、きっと公共のものを大切にする大人に育つだろう。 とりあえず私は小一の妹に私が理解したことを教えていこうと思う。 nta. 応募点数:7345校・543736編• 都道府県:長崎県• 学校:諫早市立諫早中学校 2年• 氏名:宮崎楓さん お盆におとずれた宮ざき家のお墓は山の中腹にあり、お参りを済ませ振り返ってみると、とても青い空の下に美しい街並が広がっていて、私はしばらくその景色を眺め続けていました。 そこから望める道路や海、川、森に山などといったもの全てが私達の生活にとって快適であるよう整えられているのがわかります。 耳をすますと、遠くから救急車のサイレンに混じって正午を告げるチャイムが聞こえてきました。 普段あまり意識したことはありませんでしたが、意外な程数多くの公共物に囲まれて日常を暮らしていることに気がつきました。 そして、それらは全て税金によってつくられているのだと思いあたりました。 税金には、いろんな使い道がありますが、結局その目的は「つくる」という一言に帰結できる気がします。 道路を通して橋を架け、災害に備えて川幅を広げ山の斜面を整備したりすることなどは「造る」で、私達の生活を便利なものにしてくれます。 警察や消防で治安を維持し、自衛隊によって国を守ることなどは私達の安全にとって不可欠な社会制度で、これらは法律を「作る」ことにより実現され、執行に必要な財源は税金によってまかなわれています。 制度や法律は目に見えるものではありませんが、私達が安心して暮らしていけるのも法律によって社会が安定した状態に保たれているからです。 そして、もう一つの「つくる」が「創る」です。 この「創る」には、今まで無かったものを生み出すという意味があります。 現代世界は、中学生の私の耳にも届いてくる程、目まぐるしく変わって行っています。 その中には決して歓迎すべきではない事柄も含まれているようです。 十年前と今とでは、世界の様子も大分様がわりしたと聞いていますが、私が大人になる十年後は更に変わっているでしょう。 たとえどんな未来が訪れても私達が今のように安全な社会で安心して暮らして行ける制度や仕組みを「創る」ことは、何にも勝る税金の使い道だと思います。 「造る」「作る」、そして「創る」これら三つの「つくる」はどれも大切で、税金なしには実現できないことです。 私達の社会は、「つくる」によって支えられているとも言えます。 お墓から眺めた街の風景は、私にそんなことを教えてくれたような気がしました。 一緒に墓参に来ていた叔父夫婦が、そろそろ帰ろうかと声をかけてきました。 叔母のお腹には、二人目の子供で私にとって八人目のいとこがいます。 私にとっても、そしてもうすぐ生まれてくるいとこにとっても、より良い世の中であり続けること。 その実現と継続のための税金であってほしいと思います。 nta. 応募点数:7105校・561537編• 都道府県:高知県• 学校:土佐清水市立清水中学校 3年• 氏名:池佐也加さん 私はこれまで、税のことについて自分で考えたこともないし、学校でも詳しく教わったこともありません。 しかし、父が以前、市役所の税務課で仕事をしていたので教えてもらうことにしました。 父は税務課の収納係というところで主に、地方税の徴収事務を担当していたらしく、地方税のことについて教えてもらいました。 地方税には、固定資産税や市県民税、国民健康保険税、軽自動車税といった税金があり、その金額は前年にどれだけ所得があったか、どれだけの価値の不動産を所有しているか等によって決まります。 例えば、固定資産税は第一期から第四期までの四回に分けて納めることになっていて、それぞれに納期という税金を納めなくてはいけない期限があると話してくれました。 そこで、私は、それじゃあ、その期限までに税金を払わなかったらどうなるのかということを質問してみました。 納期を過ぎても支払わなければ、督促状や、催告書という手紙を送って納付を促し、それでも支払われない場合は、最終的には財産の差押えをしなければならないということに法律で規定されているそうです。 私は、なぜそこまでして、税金を集めなければいけないのか、払えない人も世の中にはたくさんいるのではないかと思い、とても理解に苦しんだし、人の財産を差押えたりすると、ひどい文句を言われたりするのではないかと思いました。 しかし、父は、確かに預金や給与などの差押えをした後に、電話がかかってきて怒る人や、市役所にやってきて脅迫まがいの文句を言う人がたくさんいたが、本当に恐いのは差押えをして滞納者に怒られることではなく、税金を払えるのに払わない人たちをほったらかしにして、真面目に税金を払っているたくさんの人たちが、不公平感を持ち、税金を払うことがあほらしくなってしまうということが一番恐いことで、税負担の公平・公正を確保するために、市役所の税務課や税務署の人たちは一生懸命に働いているのだと教えてくれました。 税金は、所得などに応じて公正に課税されて、みんなが公平に負担することで、まちに新しく道路をつくったり、学校や図書館、消防署などといった公共施設を建てたり、その他の、私たちが安心して生活するために必要な色々なサービスを享受することができるというのが、社会の仕組みであり、この仕組みが守られなければ、とても住みづらい社会になってしまいます。 私も近い将来、大人になって仕事をするときが来ます。 そのときは、父から教わった「税負担の公平・公正」という言葉のとおりに、社会の一員として税金の納期内納付がしっかりとできるような大人になっていたいと思いました。 nta. 応募点数:7328校・584661編• 都道府県:大分県• 学校:竹田市立直入中学校 3年• 氏名:河村凜さん 今の私は、税のことについて、どのような仕組みで、どのように扱われているのかさえ、正直ほとんど知りません。 ただ、日頃私達が様々な形で納めている税が、日本の為に、そして、私達の暮らしを支える為に使われていることは知っています。 私は、中学校生活最後の今夏、市が国際交流事業の一環として例年この時期に開催している「竹田市国際交流団」の一人として、八月八日から五日間、韓国にホームスティをしました。 韓国では、平和学習をしたり、世界遺産を見たりする等、大変貴重な体験となりました。 が、実は、この旅費の一部が、市の税金から負担されていることを知りました。 自分でも分かっていましたが、出発前に両親から「税金で行かせてもらうのだから、よく感謝すること。 他の人が一生懸命に働いて払われたお金なのだから、とにかくしっかり、たくさんのことを学んで来なさい。 」と、言われました。 私は、そう言われる度につくづく自分は幸せだと感じました。 こんなこともあり、私は父に「税とは何か。 」を尋ねてみました。 父が言うには「税とは簡単にいうと、社会に加わる時の会員費のようなものだよ。 」ということでした。 私はなる程と納得がいきました。 例えば、自分が何かのファンクラブに入会すれば会員費が必要ですし、入会し続けるには、当然、年会費を払い続けねばなりません。 税もこれと同じで、自分が社会の一員であり続ける以上、やはりきちんと納めるべきものですし、それでこそ、様々な恩恵にあずかれるのだと思います。 今年の七月、私達の故郷を大豪雨が襲い、洪水により大打撃を受けました。 私の家は、災害があった所から大分離れていたので、最初はテレビの前でその被害状況を知りました。 そして、両親がボランティアに行くというので、私もせめて何かお手伝いできることはないかと、作業に一緒に連れて行ってもらいました。 実際に見た被災地は、にわかには信じ難い光景が広がっていました。 陸上の大会で練習した歩道には泥が山積し、道路は砂ぼこりが立ち、マスク無しでは息もできないほどでした。 作業には県内は勿論、前の震災で被害に遭われた東北地方からも支援に来られていました。 「自分達の時も助けてもらったから。 」というのがその理由でした。 私はこうしたボランティアも税も、同じなのではないかと、その時に感じました。 つまり、皆その時に持っている力に応じて分担し合い、相互に助け支え合っているからです。 大切な故郷の完全復旧には、まだまだ時間もお金もかかるそうです。 きっとそこには、全国の方々の善意が詰まった税が充てられるでしょう。 近い将来、私もしっかり納税できる人になりたい。 それは、私が社会の一会員であると同時に、税の恩恵で大切な街が復興し、税のお蔭で、またとない学びの機会を得たからです。 今度は支える番に。 nta. 応募点数:7248校・583142編• 都道府県:岩手県• 学校:久慈市立長内中学校 3年• 氏名:小倉環さん 平穏な日常に暗雲が立ち込めたのは、私が小学校四年生の春である。 父の背骨に密かに巣食っていた悪性の腫瘍は、突然父から下半身の自由を奪ってしまった。 とても稀な症例で、診断された時にはすでに手遅れだったらしい。 入院した岩手医大での数度にわたった辛い抗癌剤治療に区切りをつけ、父は残された時間を家族と共に過ごすことを強く望んだ。 こうして、五年生の冬から父の在宅介護が始まった。 仕事をしていた母に代わって日中父のお世話をお願いしたのは、介護のヘルパーさんや訪問看護師さん、そしてデイサービス施設の方々だった。 勿論、病院の主治医や看護師さん達も折れそうな父と母の心を何度も支えて下さったという。 二年に及んだ父との最後の日々は、家族にとって何にも代えがたい大切な思い出になった。 病気に向き合った父の生き様を誇りに思うと共に、父の闘病生活に関わって下さったさまざまな職業の方々の存在を知った。 そんな私に、別の視点を与えてくれたのが租税教室だった。 税金とは社会全体を支える財源という漠然とした知識しかなかったが、一歩踏み込んで、具体的に認識を新たにすることができた。 父の療養を支えてくれたのは病院や福祉関係の方々だが、その基盤となっていたのは、大人が納めている税金なのだということを。 父の場合は高額療養費や介護事業だけでなく、車椅子生活になった父を自宅に受け入れる際のリフォームにも補助してもらったと、今回初めて母から聞いた。 地方公務員だった父と、教員を退職せざるを得なかった母もまた、税金を基にした制度に助けられたことも。 我が家が体験したことは特殊なケースかもしれない。 しかし、今一度、広く日常の生活を見つめ直してみると、当然のように受けている社会の仕組みが、税金あってのサービスなのだと改めて理解することができる。 国税庁のホームページによると、税金は私達が健康で文化的な生活を送るために、その費用を分担し合う会費のようなものなのだという。 ところが、一部の無責任な人達が税金など納めるべきお金を未納・滞納しているというニュースを耳にすることがある。 本当に生活が困窮している場合ならまだしも、身勝手な理由で社会人としての義務を果たそうとしない人達が増えているのは情けないことだ。 ただ個人の権利を主張するのではなく、自分の果たすべき義務をきちんとわきまえる大人になりたいと強く思う。 今、父と過ごした日々、わけても後半の四年間に想いを馳せる時、父を亡くしたことは不運ではあったけれど不幸ではなかったのだと感じている。 税金のお陰でたくさんの恩恵を享受し、さまざまな立場の方々から支えていただいた父と私達家族。 この感謝の気持ちを忘れずに、いつの日か社会に貢献できる大人になれるよう努力していきたい。 nta. 「私のお金はどこに行ったの?」お金を盗まれたのでしょうか。 それともなくしてしまったのでしょうか。 いいえ、どちらも違います。 ここでのMoneyとは税金のことです。 イギリス発祥のこの取り組みは、現在日本国内で約百三十もの自治体のサイトがあります。 利用者はまず、扶養家族の有無(結婚相手や子どもがいるか・独身か)と年収(1年間の給料など)を入力します。 すると、自分が自治体に払っている税金の合計金額や、その税金の使い道が、目的別に一日あたりの金額として表示されます。 利用者は、このようなサイトによって、自分の税金の使い道をおおまかに知ることができ、自治体の行政を身近に感じることができるというものです。 さて、消費税率が上がった今年四月から、まわりの話題は圧倒的に税金の話題が多くなりました。 大人たちのため息をどれだけ聞いたことでしょう。 「これ以上消費税が上がったら大変!」「車の税金が高くなった」「市によって税金が違うのはどうしてか」などと不満は尽きることのない様子で、税金はすっかり悪者扱いでした。 しかし、今回私がプロジェクトについて調べたのをきっかけに、家族が税金について興味を持ち始めたのです。 一緒にインターネットのサイトを検索したり、新聞記事を探したりしてくれました。 そのうちに、税金が様々な方面で有意義に使われていることを確認し、深く納得したようです。 このような自治体の取り組みが全国に広まったらいいね、と家族みんなで話し合いました。 難しそうだし今はよくわからなくてもいいや、という考えではいけないと思います。 今後、税金について勉強する機会などほとんどない状態で社会人になると、知識不足から納税に不満を持ったまま社会生活を送ることになります。 子育てや福祉サービスを支えてくれる税金がなかったら、超高齢化とよばれる時代に私たちは心ゆたかに生きていくことができません。 税金とは何か。 なぜ税金を払う義務があるのか。 そして払った税金の使い道は。 積極的にたくさんのことを学んで、将来、気持ちよく税金を納められる大人になりたいものです。 Where Does My Money Go? 税金はどこにも行きません。 またここに、私たちの生活にかえってくるものですから。 nta. 」 先日、歌手のさだまさしさんのコンサートへ出掛けたときに聞いたメッセージだ。 さださんは更に「被災した方々のために自分が出来ることは、歌でみんなを元気づけること。 」と言っていた。 八月には東北でチャリティーコンサートを開く予定だという。 先ほどのさださんの言葉で、一つの問いが私の心の中に浮かんだ。 それは、「震災が起きてから、自分は何か行動できただろうか」ということだ。 振り返ると、震災が起きた年は募金活動に協力したが、その後は何もできていなかったのではないか。 そんな自問自答から、「支え続ける」ことの難しさや大切さに改めて気がついたのだった。 「ずっと続けられる復興支援って何だろう。 」と母に尋ねたところ、「お給料の中から復興特別税を納めているよ。 」と教えてくれた。 「復興特別税」初めて耳にする税金の名前だった。 復興特別税とは、被災地の復興のために使うことを目的とした税金で、法人税、所得税、住民税の三種類がある。 復興特別税は、仮設住宅の建設、がれきなどの処理や学校の復旧に使われるそうだ。 中でも復興特別所得税は、平成二十五年から平成四十九年までの二十五年間に渡って納める税金である。 東日本大震災から四年が経過した。 もうかなり復興が進んでいるはずだ。 そう思って調べてみた。 すると、道路や施設、交通などのハード面の復旧は九割以上進んだ一方で、仮設住宅で暮らす人は未だ十万人以上、復興住宅はわずか二%しか完成していないという現状に、目を疑った。 震災から四年経ってなお、不安を抱えたまま暮らしている人々が大勢いるというのだ。 にもかかわらず、震災復興についてメディアで取り上げられる機会もめっきり減り、私自身も忘れかけていたことに気付き、愕然とした。 そして、復興特別税の二十五年間という徴収期間は、一度壊れた町全体が元の姿に戻るまで支え続けることの意味を教えてくれているような気がした。 「何かしたい。 」と強く思っても、人の思いはときに薄れたり、遠ざかったりしてしまう。 だからこそ、「税金」という支援が必要だと強く感じた。 「税金」は持続性のある確かな財源であり、復興のための揺るぎのない土台になっているからである。 税金の使い道は幅広く、今までもこれからも社会の基盤を支えていくものだ。 今回、私が「復興特別税」のことを知り、税金の意義を実感したように、私達若い世代は、税の使い道について正しい理解をもつことが必要不可欠だと思う。 一人一人がしっかりと教育を受け、様々な経験を経て、主体的に行動できる人間に成長すれば、やがて大人になったときに、納税を通して互いに支え合うという循環が持続するのではないだろうか。 そんな未来予想図を胸に、これからは東北の復興に関心を寄せながら生活していこうと思う。 nta. 特別警報が初めて発表され、マスコミにも大きく取り上げられた一方で、六人の方が亡くなられるなど多くの被害に見舞われた。 当時私の曽祖母は、京都府綾部市にある古屋集落に暮らしていた。 鳴り響く轟音と、流れ込む大量の土砂や倒木。 押し寄せる台風は、過疎化の進んだ小さな集落を飲み込み、曽祖母の家を容赦なく襲った。 後の復旧作業で家は元に戻ったものの、曽祖母は都会への避難を余儀なくされた。 ここ数年、大規模な台風や集中豪雨による被害が後を絶たない。 地球温暖化やヒートアイランド現象が原因ともいわれている。 そんな中、大阪府と京都府が「森林環境税」を四月から導入しているということを耳にした。 府民税に加算されるこの税は、土石流発生時の倒木・流木対策にあてられるという。 さらに、根本的な森林の荒廃を防ぎ、次世代に健全な森林を残すため、基盤づくりや人材育成にも使われる。 それはまさに、古屋集落が経験したような大規模な土砂災害から、人々の暮らしを守る仕組みづくりといえるだろう。 税金というと、社会保障や公共サービスに使われているイメージが強く、森林や環境のための税という考えには、驚きすら感じた。 しかし、世界全体でみると地球環境を支える税は決して珍しくないという。 例えば、フィンランドやオランダをはじめとするヨーロッパ諸国では、二酸化炭素などの排出量に応じて、家庭や企業から徴収する「炭素税」が一般的になっている。 また、アイルランドではレジ袋の使用量を削減するために、「レジ袋税」が導入されている。 日本でも、「森林環境税」は多くの都道府県で取り入れられており、環境保護を意識した税の仕組みづくりが進みつつあると感じた。 世界各地で頻発する環境破壊と、危機感を増す地球温暖化。 その影響や被害は極めて深刻であり、もはや見過ごすことはできない。 こうした問題と向き合い、対策していくための手段の一つに税金があるのではないだろうか。 一人の力で地球の未来を変えることはできない。 だからこそ一人一人が、地球に生きる人間として「税金」という会費を納め、皆で地球を救う取り組みが求められているのではないだろうか。 地球環境を支える税は、今すぐその成果が実感できるものではない。 しかし、私たちが大人になった時、あるいはさらにその先の世代まで、人々の安心な暮らしと豊かな自然環境を守る財源となるだろう。 地球の未来を支える上で、税金が大切な役割を担っているのだと心に留めておくことが、今の私にできる小さな一歩なのかもしれない。 やがて大人になった時、税金を通して私たちの未来に貢献したいと思う。 地球に生きる一人の住民として、胸を張ってその役割を果たしたいと思う。 先入観のない税に対する彼らのイメージは、私たち大人が忘れかけている大切なことを思い出させてくれるように思います。 中学生・高校生のお子さんをお持ちの方は、お子さんへ応募を勧められてはいかがでしょうか。 お子さんも、自分自身も、税金というものを見直す良い機会になるかもしれません。

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令和元年度県税納税協力団体等表彰式を開催します 「中学生の税についての作文」募集事業の優秀作品の表彰と受賞中学生による作文の朗読が行われます

税の作文 30年度 入選作品

税について考えることで関心を持ち• 正しい理解を深める ことを目的として、課題となっています。 将来を担う中学生の皆さんが、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めていただくという趣旨で実施しているものです。 引用: そして正しい理解とは 税金はムダじゃない、大切なんだ! ということです。 身近な税金の例やネタ 税の作文は普段書くものではないですし書き方も難しいのですが、そもそもどんなネタがあるのか税金の例を見ておきます。 税金を支払う例 日本の税金には約50種類があります。 スポンサードリンク 具体的な書き出しなど 具体的には以下の形が一つの参考です。 体 験 聞いたことや体験したことなど ・先日〇〇ということを知りました。 ・〇〇には税金が使われているそうです。 【例文】 先日、学校にあるものはほとんど税金で買われていることを知りました。 考 え た こ と 考えたことや思ったことなど ・確かに〇〇です。 ・〇〇だと思っていました。 ・ここに税金が使われていたことは驚きです。 【例文】 確かに、みんなが共有するものなので誰かが買うものではないはずです。 税金が使われていることに納得しました。 【例文】 わたしたちが使う教科書も税金で買われていて、調べてみると5兆円以上の税金が教育に使われているということです。 ま と め まとめ ・〇〇など、税金はわたしたちのために使われていることが分かりました ・〇〇をするためにも税金が使われていることが分かりました。 【例文】 未来のわたしたちのためにも税金が使われていることが分かりました。 これだけでは指定された文字数には届かないはずなので、途中をスムーズにつなぐ文や、少し細かい説明などを付け加えましょう。 もちろん文章の形はさまざまで、どういう流れにするのかもあなたの自由です!以上はほんの一つの参考だと思って下さい。 優秀作品 上の例文はただの書き方であって全く上手な文ではありません。 もし優秀作品を作りたいという場合には「 優秀作品」を確認してみましょう!以下の 国税庁のサイトで過去の優秀作品が紹介されています。

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税の作文の書き方のコツ!入賞するネタやヒントを「添削者」がアドバイス

税の作文 30年度 入選作品

中学生の「税についての作文」は、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が租税教育事業の一環として、全国の中学生の皆様を対象に昭和42年から実施しているものです。 日本税理士会連合会では、平成15年度からこの事業を後援しています。 詳しくは、をご覧ください。 令和元年度は、7,464校から578,204通の応募があり、以下の12名が日本税理士会連合会会長賞に選ばれました。 (順不同・敬称略)• 税金でつながる私達 有原海音(北海道・岩見沢市立上幌向中学校) 「税金」と言われて、真っ先に思い浮かんだのは「消費税」だ。 私にとって一番身近にあり、直接関わってくるものだからです。 十月より消費税率アップという事で、今百八円で買えるものが百十円になり、自分で買い物をする際にダイレクトにダメージを受ける為「嫌だなー」と思うくらいで、税金の事を今まで考えたことがありませんでした。 この度、税金について調べていくうちに、住民税、所得税、法人税、自動車税等、税金にも本当にたくさんの種類があり、身近な使い道としては、医療や年金、公共事業や教育等様々なところに使われていて、私達の何気ない日々の生活がスムーズに行えているのもこの税金のおかげなのだと深く考えさせられました。 もし税金がなくなったら、今ある当たり前の生活が当たり前でなくなる社会になる事を想像しゾッとしました。 そして、私自身もこの税金によって助けられていたことを知りました。 私は、中一の冬に「特発性側弯症」と診断を受け、春休みに入院し椎骨に金属を固定して矯正するという五時間にも及ぶ手術を受けました。 その時の手術代は、約三百万円という高額で、入院費・通院費を含めると相当な金額になりました。 その費用の大部分を市の乳幼児等医療費の助成と自立支援医療によってまかなわれました。 その出所は税金と知り驚きました。 もしそれが全て自費だとしたら両親はとても大変な思いをしたでしょう。 私の知らな いたくさんの人達が働いて納めた税金によって助けられたのだと思うと、たくさんの人達に感謝するとともに不思議なつながりみたいなものを感じうれしく温かい気持ちになりました。 今回の病気をきっかけに税金に対する考えが変わりました。 今までは納めた税金がどのように使われているのか考えたこともありませんでしたが、税金は国民生活を良くする為のもので直接的な見返りが個人にあるものではないことを理解しました。 私もこの先社会人になった時、自分の為、人の為、自分が生きるこの社会のために「国民の義務」である納税をしっかりして社会貢献していきたいと改めて思いました。 私を含め、周りの人達も税金について知らない事が多いと思います。 税金の意義と役割、使い道等をもう少し学校で学ぶ機会があってもよいのではないでしょうか。 税金はどこにどのように使われているのかを知り、税金は私達の暮らしを支えている大切なものだと本当に理解できたなら、脱税などせず、目の前の事だけを考え文句ばかり言わずに気持ちよく納税ができる気がします。 みなさんも税金の事をよく知り、しっかり納税をし、みんなでよりよい国をつくっていきましょう。 そして、将来、どの国からもすばらしいと言われる日本にしたいです。 山のために 三浦大人(岩手・一関市立桜町中学校) 「空気も水もただではないんだよ。 」 これは、私が小さい頃からよく父に言われてきた言葉だ。 父は森林を守る仕事をしている。 父は山好きだったこともあり、よく私を山に連れて行ってくれた。 軽やかで澄んだ空気に包まれながら、父は道に迷った時の対処法や山菜、キノコの種類などを教えてくれた。 父の話は全てが新鮮で、幼い私はいつもワクワクしながら聞いていたのを覚えている。 ある日、私が新聞で「環境税」についての記事を読んでいる時、普段は寡黙な父がめずらしく真剣な顔で語り始めた。 「私たちが吸っている酸素は森の木々によって作られているんだよ。 そして私たちが排出している二酸化炭素は木によって酸素に変えられている。 人間がこの地球上で生きていく上で最も大切な水は、雨として地上に降り、その雨水はすぐには川に流されず、少しずつ川に流すダムのような働きをしている。 その上、土砂災害を防いでいる。 その山を管理するために税金が使われているんだよ。 」 世界では、二十億人が安全な水を自宅で入手できず、四十五億人が安全に管理されたトイレを使うことができない。 ということは、世界の人口の約九十パーセントが衛生的な水を入手できないことになる。 残りの十パーセントでさえ、飲み水をペットボトルで買っている国が多いということだ。 一方、日本は国土の七十パーセントが森林で、きれいな空気や水が豊富にある。 父の話を聞くまでは、空気も水も、誰でも当たり前に手に入れることができるものだと思っていた。 しかし、その考えは間違っていた。 私たちは、恵まれた国に奇跡的に生まれた。 そして、その山や森を守るために税金が使われていることが分かった。 小さい頃から親しんできた山や森は、「税金」を通して人の手によって守られてきたのだ。 「私も大好きな山や森を守りたい。 」 それまでは何かを与えてもらう存在だった山が、今は自分が何かをしなければならないと思うようになった。 しかし、今の私には父のように働くこともできないし、もちろん税金を納めることもできない。 「清掃登山に行ってみないか。 」 自分にできることは何か考えていたある日、父が言った。 あれから三年、私は毎年栗駒山の清掃登山に参加している。 山には、ゴミ袋がいっぱいになるほどのビニールやビンなどが捨てられている。 そこには父の職場の人だけでなく、登山が好きな人や環境問題に関心のある人など、毎年何十人も参加している。 そういう人達と話ながら登山するのは、かつて父と二人で登った山とは違った楽しみがある。 これからも私は清掃登山を続けようと思う。 でも、きっといつの日か社会 人として税金を納め、山や森を守ることに役立ちたいと思う。 限りある税金 小林真也(栃木・下野市立南河内第二中学校) この作文を書くにあたり、私は親から税についての話を聞いた。 私は幼い頃、二年間家族とアメリカで暮らしていた。 言葉も文化も全く違う異国の地に急に住むことになったので、ひどく混乱したことを覚えている。 英語も少しずつだが理解し、弟と友達と放課後に学校の校庭で遊んでいた時である。 弟が急に遊具から落ちた。 かなり高さのある遊具で、落ちた弟は大泣きしていた。 すぐに病院に連れて行き、肘の骨折と診断された。 手術が必要となり二日程入院し、弟は退院した。 今になって初めて知ったが、あの時の入院・手術費は合計百万円以上だったそうだ。 幸い日本で保険に入っていたため、自己負担はなかったが、もし保険に入っていなかったらアメリカで生活を続けるのは難しかったかもしれない。 このように事故や病気は突然にやってくる。 そのため、アメリカのように国民皆保険ではない国では自己破産の一番大きな原因は医療費が払えないことだと後で知った。 日本ではどうだろうか。 私の住む市では最近、医療費が高校生まで無料となった。 そのおかげで、急な怪我や事故、病気のときも安心して過ごすことができている。 もしアメリカのように医療費が高額だったら、体のどこかが痛くても病院に行くことをためらい病気の発見が遅れてしまうかもしれない。 その点で、私は市の制度に大変助けられている。 一方、近年問題になっているのが、高額医療費の財源をどうするかということである。 最近ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑さんが発明に関わったオプシーボという抗がん剤は一人あたり一年間で何千万円もかかる。 この医療費のほとんどは国の税金によって賄われている。 また、様々な薬や器具が発明され医療が発展するにつれて、日本の平均寿命は延び超高齢社会となっている。 高齢者の医療費も多くが国の税金により賄われている。 ただでさえ多額の借金を抱えている日本だが、国民の医療費のほとんどを負担する余裕はあるのだろうか。 私達が、大人になった時は一体どうなるのだろうかと不安に感じる。 財源はあくまでも有限であり、医療費が一方的に増え続けているのは深刻な問題である。 では、医療費を支払うため税金と自己負担のバランスをどのようにしたらよいだろうか。 一つ目は税金を増やすこと、二つ目は患者の自己負担を増やすこと、であるがいずれも国民や患者の負担を増やすことになってしまう。 そこで三つ目の方法としては、医療費自体を減らすことを目的に、病気の予防を徹底したり、保険加入を呼びかけたり、人工知能を導入して人件費を削減するなども可能ではないかと思う。 税金には限りがあり、国民一人一人が税金の使い道だけでなく、税金の支 出を減らすために何ができるかを考えていくことが大切だと強く思う。 明るい未来のために 一瀬涼夏(山梨・山梨市立山梨南中学校) 七月の参議院選挙は増税の是非をとう選挙でもあった。 それだけ税金は国にとって重要な問題なのだ。 私達中学生にだって関りは強いはずだ。 税金は私達の生活にどう関わっているのだろう。 私はほぼ毎日学校に行く。 通学路は整備されている。 また、たまに「青パト」を見かけることもある。 どちらも私達が安全に登下校できるよう行われていることだ。 学校では授業をうけ、給食を食べ、部活をする。 私達がよりよい環境で学ぶことができるようになっているのだ。 道路の整備、警察の人によるパトロール、授業代、給食代、教科書代、学校の設備。 少し考えただけでも私の生活の中でいたるところに税金はつかわれているとわかる。 そしてより暮らしやすい生活をつくってくれているのだ。 また税金は困っている人を助けてくれるものでもある。 祖母が介護が必要となったとき、介護保険によって、家にスロープをつけてもらえたり、車椅子を貸してもらえたりした。 父も母も「本当に助かった。 」とよく言っていた。 これだけではない。 災害が起こったときテレビで自衛隊の人が救助をしたり、支援物資を運ぶ姿をよくみる。 また、もし自分や家族が大きな病気にかかったときには「高額療養費支給制度」などで支援してもらえるそうだ。 このように税金は私達の生活に広く関わっている。 そして私達を支えてくれている、非常に大切な存在なのだ。 私は税金は必要なものだと考える。 ただその一方で私の頭には税金にマイナスのイメージもある。 なぜだろう。 税金は正しい使われ方がされているのか。 政活家などによって、一部の一達だけが得をする使われ方は全くないのか。 こういった不信感やマイナスのイメージにつながっていると感じる。 国民一人一人にとって有効な使われ方がされてていうこそ、税金はよいものだと言えるのだ。 この間の選挙では増税への反対意見もあった。 みんなが納得する正しい使われ方がされるためにはどうすればいいのか。 私は中学生だ。 中学生である私の生活にも税金は大きく関わっている。 今の私に出来ることは何か。 それは正しい目を見る力をつけることだと思う。 税金によって、今私達は平等に勉強することができる。 だからこそ、その環境を大切にしていかなければと思う。 日々の生活の中で、校舎をきれいにしたり、給食を残さずに食べたり、健康管理をしっかりすることで、税金の無駄を防ぐことでできる。 今の私にできることは、わずかではあるが、与えられているものをしっかりと受け止め、税金について、これからのことを考え、学んでいこうと思う。 幸福度の高い国を目指して 奥村美咲(富山・富山市立堀川中学校) 今年のお正月。 私は、祖父母の家で親戚と過ごしていました。 みんなで楽しんでいた中、急に祖父が意識をなくし倒れました。 父が、すぐに救急車を呼んで、祖父は県立病院に運ばれました。 救命救急センターで、いろいろ検査をし、祖父は無事に帰ってきました。 ちょうど、その半年後のことです。 私は、「14歳の挑戦」で偶然にも祖父が運ばれた県立病院で実習をうけました。 そこで、ドクターヘリを見学しました。 ドクターヘリは、医師が乗っている空飛ぶ救急車です。 私は、県内どこにいても救急車やドクターヘリがすぐにきてくれることに感激しました。 しかし、私が一番驚いたことは救急車やドクターヘリは誰が、どこから呼んでも無料だということです。 では、誰がお金を払ってくれているのでしょうか。 ずばり、その答えは「税金」です。 もし税金がなかったら、救急車は一回四万五千円、ドクターヘリは一時間飛んで五十万円から百万円という多額の金額を私達が負担しなければなりません。 しかし、税金があることにより国や自治体が負担してくれているのです。 では、そもそも税金とは何でしょうか。 税金とは、大きく言えば日本社会全体を支えるお金であり、日本に住むために必要な「会費」のようなものです。 例えば、年収六百万円の大人は、およそ百万円を税金として納めなければなりません。 「すごい大金!」と思う人が多いと思います。 しかし、今の日本では国民医療費が四十二兆三千億円かかっています。 健康保険料で全額支払うことが難しいため、国や地方から。 つまり、私達の税金の一部も医療費となっているのです。 これから、高齢者の割合が増え、ますます医療費が必要となってくると考えられる日本では、多くの人が安心して健康に過ごすために税金は必要不可欠なのです。 しかし、今の日本には課題があります。 それは、税金を払わない人がいるということです。 税金は、私たちの生活を良くしてくれているはずですが、払った金額に対して見返りが少ないと感じ、不公平感や不満をもっている人が多いからではないでしょうか。 私も、祖父が救急車で運ばれるという、滅多にない経験がなければ税金の必要性を実感することはなかったと思います。 デンマークでは、税率が二十五%と日本の三倍以上も高いですが、同時に国民の幸福度がとても高いと言われています。 それは、医療費や教育費が全て無料など、払った金額よりも受けられるサービスが大きいと感じているからだと思います。 私は、今の日本の税金の使われ方を多くの人に理解してもらえるよう、もっと情報を発信することが大切だと思います。 そして、多くの人に必要性を実感してもらうことで、幸福感をもちつつ、税を負担できるようになるのではないかと思います。 増税のメリット 山田冴花(静岡・伊東市立北中学校) 今年の10月から消費税が10%に増税されます。 学校の授業で税金について学んだとき消防署の活動やごみ処理の費用など普段、私たちが安心して豊かに暮らしていくには必要なものなんだなと思いました。 でも増税と聞くと何となく悪いイメージがするなと思ってしまった。 しかし国で決めた事なのだから良い事なんだろうと思い、私は増税のメリットについて調べてみることにしました。 税金にはいろいろな種類がありますが、自分たちの身近な税金のメリットはなんだろうと母にたずねると、弟の保育料の話をしてくれました。 私には7歳下の弟がいます。 弟が幼稚園に入園した年に子ども・子育て支援新制度という政策がスタートしたそうです。 この新制度の実施のために、その当時、前年度に8%の引き上げによる増収分が活用された、とのことです。 弟の場合は保育料が市民税額に応じた、応能負担というものになり、私が登園していた頃より安くなって通いやすくなったそうです。 さらに、一年度の年中に上がった年には、多子軽減という、第2子は半額、第3子以降は、免除にまでなりました。 しかし、国の基準では第1子が小学3年生までを対象にしていたので7歳違いの弟は対象にならない予定で母ががっかりしていたら、私の暮らしている伊東市では、第1子の学年の対象を中学3年生までに上げてくれたので、無事に弟も対象になれたそうです。 弟は私立の幼稚園に通っていたので、市立に比べてもともと保育料などが少し高めだったので「半額はとても助かる、その分を習い事にも充てられる。 」と当時思ったそうです。 さらに、弟の卒園後の2018年4月からは、5歳児クラスのみ無償化がスタートしました。 そして、今年の10月からは3歳から5歳児は全世帯で幼児教育などの無償化がスタートします。 無償化金額には幼稚園のひと月の利用料の平均額の上限が設定されていたり含まれない費用などもありますが3年間分と考えると結構な金額になるなと思いました。 そしてこの無償化は消費税が10%に増税された時の財源で行うそうです。 弟は「自分にも弟が欲しい。 」と言ったりするので、母は「この無償化がもっと前からあったら3人兄弟を育ててみたかったな。 」と言っていました。 母は「家族が1人増えるということはその家族一人一人の人生を大きく変えることだよね。 」とも言っていました。 消費税が10%に増税されるメリットは今回私が調べた幼児教育無償化に伴う家庭の教育費負担の軽減だけではなく、軽減した分を習い事に充てていろいろな経験を積む事も出来るので、本当に一人の人生を変える事になるんだと思うと、何となく悪いイメージだった増税が、とても身近で大切な事なんだと実感する事が出来ました。 税金で「生きる」を支える 布浦ことの(大阪・大阪市立豊崎中学校) 「北海道に旅行しようや。 」 去年の秋、母が突然言い出した。 早速明日、旅行会社に申し込みに行くとのこと。 あまりの唐突さと、行動の速さに驚いてそのわけを聞いた。 その北海道旅行プランは「ふっこう割」が適用されて、旅行代金がとても安く、そのため発売されるとすぐに売り切れになってしまうらしい。 北海道では、昨年大きな地震が起こり、住民の方々の生活はもちろんのこと、観光地も大打撃を受けた。 団体旅行のキャンセルが相次いだそうだ。 北海道だけでなく、西日本豪雨など各地で天災が相次ぎ、それらの地域への観光客も減ってしまった。 そこで国の対策として「ふっこう割」がうちだされた。 該当の地域に宿泊を伴う旅行をすると、国から助成金が出る。 私たちの今回の旅行プランの場合、一人一万八千円も国から助成金が出た。 浮いたお金で美味しいものをたくさん食べられるし、お土産もたくさん買えてラッキーだと浮かれた。 「ふっこう割」の効果だろう、温泉地も都市部の観光地もたくさんの人であふれていた。 私が旅行中、特に印象深かったのは、地震の影響がひどかったむかわ町の復興イベントにたまたま参加できたことだった。 ししゃもが有名な町だ。 現地でしか食べられないという「ししゃも寿司」を食べた。 ししゃもを加工して販売しているおじさんは、冷凍庫が地震で壊れて、一時は廃業を考えていたという。 だが、お客さんが目の前で美味しい美味しいと食べてくれるのを見ると、あきらめずに再興して本当に良かったと、しわくちゃの笑顔で話してくれた。 おじさんの笑顔で、私も復興に貢献しているのだと実感した。 このように、「ふっこう割」は割引を受けた旅行者と、活性化を求める被災地の双方にメリットがある。 被災地に対する義援金や見舞金、税金減免など、直接的な支援ももちろん必要ではある。 しかし、現地で旅行者に消費を促す間接的な補助金は、国が出す金額よりも数倍の経済効果を生み出す素晴らしい制度だ。 さて、今年十月から消費税の税率が上がる。 私たちがお気に入りの雑誌や雑貨を買うにもわずかな額ではあるが出費が増える。 お小遣いの中でのやりくりが難しくなりそうだ。 しかし、北海道旅行で感じたように、税金で誰かの「生きる」を支え、笑顔にすることができるのだと思うと気持ちよく納税できそうだ。 更には、私もこれまで多くの誰かに「生きる」を支えてきてもらった以上、納税は義務であると思う。 助けを必要としている人の場所へ速やかに手が届く日本の税の制度。 その制度が今後も続くためには、私たちが社会人となった時に意義を持って納税し、しっかり土台にならなければならないと強く感じている。 ボランティア活動を通じて 河内祐月(広島・広島市立庚午中学校) 平成三十年七月、地元である広島を集中豪雨が襲った。 私の住んでいる地域は被害にあわなかったが、祖父母の家は土砂が入り込み、想像を絶する状況だった。 私は災害後ボランティアに参加した。 父が警察航空隊に勤務しており、発災直後から救援活動に従事し、被災状況を聞かされていたからだ。 県内広範囲に亘って土砂崩れに巻き込まれた家があり、人手が足りていないことを知った。 ボランティアの現場では警察、自衛隊、消防などの組織が活動されていた。 私は被災した家の土砂の除去や家財道具の搬送を行った。 炎天下の中、一人がシャベルで土砂を掻き出す量には限界があった。 自衛隊等は大規模な人数、重機やトラック、給水車で迅速、かつ広範囲に活動しており、その姿に尊敬・感謝するとともに存在意義を強く感じた。 ボランティア後、父と国を守る組織のこと、その財源について話しをした。 父の勤務先で使用するヘリコプターの機体、維持費は高額であるが、国の安全のためには必要不可欠であることを知った。 これらはすべて税金で賄われている。 税金がなければ今回の様な災害が発生すると救援は有料になるかもしれない。 また、道路が寸断しても長期間復旧されることはないだろう。 私は税金について詳しく知りたいと思い国税庁のホームページを閲覧した。 「税の学習コーナー」では税の歳入・歳出についてわかりやすく掲載されており、細かく税金が管理されていることが理解できた。 これにより、災害で活躍した自衛隊は「防衛関係費」、警察や消防は「地方交付税交付金等」、道路に関しては「公共事業関係費」として分類されていることを知った。 また、「地方交付税交付金等」は地方税の調整として国の予算が使われており、格差が生じないように工夫されていた。 今回のボランティア活動を通して、災害は日々の生活を簡単に困難なものとし、救助活動、復旧事業は税金なしでは実行することができないことを感じた。 税金を財源として様々な人たちの不断の努力によって私たちの生活が支えられている。 納税は自分たちの安全・安心な暮らしを支えている生活の土台であり、国の土台である。 そして税金を厳格・適切に管理し活用している制度はすばらしいものであり、今回をきっかけに税金の大切さを実感することが出来た。 税が教えてくれること 善家紗弥(高知・いの町市立伊野中学校) 「消費税とか、計算するのめんどくさいし、小銭多いし、払う額も多くなるし、嫌い。 」 現代の子供たちは、一度は感じた事だと思います。 「払った税は何に使われるのかは学習してるけど、あまり税に対していいイメージはない。 」これが私たちの声です。 私は、この作文を機にもう一度、税についてを学習し直し、考えてみる事 にしました。 まず、税があるから出来る事について。 税によって出来る事は多く、私たちの通う中学校をはじめ、小学校・幼稚園・保育園等公共施設の建設、道路や環境の整備。 これらは全て私たちの払った税金でまかなわれています。 このような大きなものばかりではなく、普段私たちが何気なく使っている教科書だって、税金によって無償になっているんです。 「税金なんて無くした方がマシ。 」 税金が嫌、めんどくさいからとなんとなく言ってみたこの一言、もし税金が無かったら、と考えてみれば、いかに税金は私たちにとって欠かせない物だと分かります。 そして、税金に対するイメージを+なものにするためにどうすればいいのか。 税を納める事は国民の三大義務の一つとして私たちに科せられています。 なので、多くの人が税金は「払わなければいけないもの」と思うでしょう。 何かを「強要される」といった受け身な考え方は、何をするにしてもいずれ嫌気がさして、その物事に対する関心は薄れてしまいます。 ならば、私たちから考えを変えていけばいい。 受け身から主体的に。 私たちは税金は何のためにあるのか、そして何に役立っているのかを知っています。 先程、幾つかの税金があるから出来る事を挙げましたが、それらは全て私たちのため、また、誰かのためになるものばかりなのです。 税に対して+なイメージをもつための一つの考えとして、私は「税金は助け合い精神の表れ」だと考えます。 税金はみんな納めるものであって、誰かが独り占めするものではありません。 必ず誰かのためになります。 そしてもちろん自分自身も税金によって自分以外の誰かに助けられています。 税金は「思いやり募金」そういった視点で捉えてみると、案外税金は苦ではないのかもしれません。 しかし、税に対する考え方は人それぞれ。 決して誰もが税に対して+なイメージを抱かなければならない、なんて事はないのです。 普段何となく払っている税金一つをとっても、様々な発見や新たな視点・考えが生まれる。 私はこの作文を書くにあたって、改めて税金の重要さを知り、税金から発想の転換を学びました。 これからも税金と私たちは深く関わり続けるでしょう。 でも税金を払う事 の意義を忘れずに、税金を付き合っていこうと思いました。 僕という存在 成田悠政(福岡・福岡教育大学附属福岡中学校) 二〇一九年七月二十三日、僕は十五歳になった。 労働基準法第五六条によると、僕でも四月一日からアルバイトができるら しい。 アルバイトをすると収入を得ることができるが、一定以上の収入を得ると所得税がかかり、また、店で商品を買うと消費税がかかり一〇月から八%から一〇%に上がることになっている。 なぜ、こんなに日本は税金を納めなければならないのだろうか。 しかし、先日そう思っていた疑問が一気に吹き飛ぶ衝撃的な事実を親から知らされた。 二〇〇四年七月二十三日、午前二時三一分、僕は出産予定日より一ヶ月早く福岡市内の病院で二五一〇gの体重で生まれた。 通常、二五〇〇g以上の体重があれば、とりあえず安心できるらしい。 でも、喜びもつかの間、朝五時頃、病院で寝ていた父親はたたき起こされ、看護師からこう言われたそうだ。 「肺の機能が充分に成長していないので呼吸困難な状況です。 このままでは危険ですので、今から大学病院へ搬送しますので救急車に乗ってください。 」 僕は、ほとんど息をしていない状況で子犬が入るような小さなかごに入れられ、救急車に乗せられて病院に搬送されたらしい。 そのままNICU(新生児集中治療室)に運び込まれて、肺の機能が充分に成長するまで一ヶ月以上保育器に入れられていたそうだ。 ミルクもほとんど飲めていなかったという。 また、退院するとき、両親は医師からこう告げられたらしい。 「今日で退院になりますが、今後何か障害が残るかもしれませんので、経過を見ていきましょう。 」両親は僕の将来が不安になり、かなりショックを受けたようだ。 幸いにも、僕は今、不自由なく生活を送っている。 さらに、僕を生む前、母親は切迫早産と診断され、一日でも長く母胎にいるよう絶対安静といわれ、出産の一ヶ月以上前から入院生活を送っていたそうだ。 これらの母の入院費、医療費、救急車、僕の医療費など僕の出産にはかなりお金がかかっているが、子ども医療費助成制度というものがあり、莫大な税金が使われていたことを今回、初めて知った。 もし、税金がなければ、日本に生まれていなければ、僕という存在はなかったのかもしれない。 税金に助けられた命、授かった命を大切にしていかなければならない。 国民の三大義務として、僕は今、憲法第二六条の教育を受けさせる義務を享受している。 今後、憲法第二七条の勤労の義務そして憲法第三〇条の納税の義務を果たすことになる。 税金の使い道として、医療費などの社会保障費として僕を救ってくれた誰かのために、僕は誰かを救って恩返しをしたい。 私たちの安心と税金 多谷咲希(大分・大分市立大分西中学校) 「税金」という言葉を聞くと、お金をとられてしまう、というようなマイナスのイメージを持つ人が多いと思います。 私自身も以前はそのようなイメージを持っていました。 「税」という漢字の成り立ちを調べてみると、のぎへんは、穂先が垂れかかる稲の象徴だと知りました。 作りの部分は、ふたつの分かれているものの下に、口と人があり、抜け落ちる、という意味から、自分の収穫の中から抜け落ちる穀物を意味し、そこから年貢や税金という言葉がでてきたそうです。 穀物を納めていた昔とは違い、現在は所得税をトップに消費税、法人税、といった現金を納めるかたちの租税が主な国の収入となっています。 このように変化しながらも、古代からずっと続いてきた仕組みは、必要不可欠なものとして私たちが捉えてきたことがわかります、私たちが税を納める、ということで様々な恩恵を受けてきたのです。 国の支出の中で一番多く割合をしめるのは社会保障費です。 医療や年金、介護、福祉などをまかなう費用です。 私は特に年金や介護福祉などは、ずっとまだ先のことで、当分無縁だと思って過ごしてきました。 でも祖母が高齢者施設に入所した税金から多くの援助を受けていることを知りました。 まずその一番は、介護保険を利用した様々なサービスです。 祖母はデイサービスやリハビリに週のうち数日通っていました。 納めた金額よりはるかにお金のかかるサービスを一定額受けることができるということを母から聞き、どこからお金はきているのか、と不思議に思ったことを思い出します。 さらに症状の重い人の入る施設にうつったときも、費用の多くが補助されていることを聞きました。 その手厚さに、母はいつも感謝していました。 祖母が亡くなるまで世話をしていた母からそのような話を毎日のよう聞くことになりましたが、そんな機会なければ、私は税金がどこに使われているか、ということを意識することはなかったのではないかと思います。 税金は私たちが生まれてから、年を取って世を去るまで本当によく考えて配分されているようです。 ただ、社会が変化するのにつれ、その配分も、ずっと同じというわけにもいかず、変化が必要になってきます。 そこには考慮しないといけないことが多いため、意見の対立も生まれます。 でもそのために政府があり、選挙があることを忘れてはいけません。 私たちはもっと政治に感心をもつべきです。 今年の10月には消費税の増税が予定されています。 負担ばかりに声を出すのではなく、私たちの安心を支えてくれている支組みがあることを知り、そのおおもとが税金なのだということを知る必要があります。 更なる高齢化、度重なる自然災害。 自分の身に起きることだと捉えもっと税金について勉強していきたいと思います。 税金が支えているもの 田中智香(沖縄・沖縄県立開邦中学校) 母、兄、私の三人で貧しく暮らす。 母の収入は生活費に消える。 進学先は学費の安さで決めなければならない。 大学へ進学したいなんて言えるはずもない…。 これは、税金がなかった場合の私の人生です。 現在、私の家族は三人で幸せに暮らしています。 おいしいご飯を三食頂き、毎日学校で勉学に励み、将来の夢や目標をもって生き生きと日々過ごしています。 私の両親は私が幼い頃に離婚したので、母は女手一つで私たちを育ててくれています。 朝から晩まで一生懸命働きながら家事をこなす、とても忙しい母です。 しかし、シングルマザー一人の収入では子育てを続けることが難しいのが事実です。 ベネッセによれば出産から二二年間の養育費は平均一六四〇万円にも昇るそうです。 ましてや私たちは二人兄弟ですから、母の収入だけではどうやっても足りません。 しかし、日本には母子家庭の所得税や住民税を免除してくれる「寡婦控除」という税制度があります。 子育てをするシングルマザーにとって納税は大きな出費ですから、その制度によって私たちの生活は大変助けられているのです。 私は三年前、中学受験をしました。 中学受験は全員が受けるものではないので学校では受験対策をしません。 だから、塾に通わなければ合格は難しいといわれています。 「私の家庭に塾に通えるほどの余裕はないし、兄の高校受験もあるから私はそんなこと言えない」と思い、私は母に中学受験をしたいことや塾に通いたいことを話せずにいました。 さらに、受験をするという周りの友達は両親がいる裕福な子が多く私は自信を失くしてしまいました。 しし、そんな私の思いに気づいた母はこう言ってくれたのです。 「お金の ことは気にしなくていいから、自分のやりたいことをしなさい」と。 その時に母子家庭の免税制度についても教えてくれました。 そのお陰で私はお金の心配をすることなく受験勉強に励むことができ、ついには合格することができました。 もし税金がなかったら私は受験を諦めていましたし、何より自分の意思ではなく金銭的な面で進路を決めなければならないことに苦しんでいたでしょう。 私の家庭を支えてくれる税金があるから、思う存分勉強ができ、現在は気象大学校に入学するという目標に向かって頑張っています。 税金が私の将来の道を広げ、明るく照らしてくれたのです。 このように税金によって私は救われました。 税金というと、よくわからないことのために自分のお金が取られるという消極的な認識もあるかもしれませんが、決してそうではありません。 税金は、多くの人の生活、そして夢を支えるものなのです。 税理士会の事業.

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