フリー ストール 牛舎。 フリーストール牛舎

室内で放し飼いに近い飼養ができる【ルーズバーン(フリーバーン)牛舎】

フリー ストール 牛舎

TMRセンター立ち上げに合わせて、牛舎を新設 以前は、古いフリーストール牛舎に、牛を3回入れ替えながら搾乳を行なっていた吉田様。 85頭の搾乳に3人で2時間もかかり、「いずれは新築を」と考えていたそう。 転機が訪れたのは、2014年1月に、TMRセンター「農事組合法人アライアンス」を立ち上げる話が出て、加入を決めたこと。 「TMRセンターに入るからには、見合った頭数へ牛を増やさなければいけません。 それで、センターの稼働開始に合わせて、牛舎新設を決断しました。 タイミングが良かったと思います」 吉田貴幸様は、農事組合法人アライアンス(大樹町生花・晩成地区の若手酪農家らで構成)の代表理事も務めています。 視察した「とにかく明るい」牛舎が、導入の決め手に 牛舎の打合せを始めた時は、「換気といえば、それまで使っていたトンネル換気」しか知らなかった吉田様が、SECCO自動換気システムを知ったのは、先に導入していた帯広のを視察したこと。 でSECCOのエアカーテンを視察して、「牛舎が明るくて、これはいい」と思ったことが、導入のきっかけでした。 「普通、つなぎ牛舎って、暗くなりますよね。 薄暗いと気分も憂鬱になってくるので、とにかく明るい牛舎に惹かれて、すぐに導入を決めました」。 4列牛舎のため、中央がどの程度、明るくなるか心配もありましたが、「天井が銀色で光が反射していることもあり、思っていたよりも明るくなりました」。 トンネル換気中は、エアカーテンは牛舎前方だけが開き、そこから牛舎内に溜まった空気を排出します。 「搾乳していて、暑いと感じればエアカーテンが開き始め、寒いと思えば閉じています。 牛舎内を風が抜けて、臭いもしないし、搾乳していて苦になりません」と早速、換気の効果を実感されています。 古い牛舎のトンネル換気は、入れると寒く、消すと暑くなり、特に夜中は換気を止めていたので、暑くて過酷な環境だったそう。 今は、1日中、自動で管理されるので、「夜中でもちゃんと換気されているし、自分で換気のスイッチを入れたり消したりする、手間がかかりません」。 「夏の暑い時期でも牛は快適そうで、乳量の落ちは少量ですし、相当、効果があります。 牛が体で呼吸をすることが減って、暑がらなくなりました」。 以前のフリーストール牛舎では立っている牛が多く見られましたが、今は寝ている牛が多く、「環境がいい」と感じられています。 しかし、「カナダで実績のあるシステムなので信頼しています。 野原牧場さんを視察したのも2月の厳冬期でしたが、暖房設備がなくても、しばれていませんでしたし、心配していません」と、今から冬を楽しみにされています。

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施設概要

フリー ストール 牛舎

~牛が自由に歩け、脚にもやさしい。 休息は好きな場所にごろ寝するスタイル~ 「ルーズバーン牛舎」とは、日本では主に「フリーバーン牛舎」と呼ばれている牛舎様式です。 「loose」とは「放つ」や「自由」を、「barn」は「小屋」を意味するとおり、牛が自由に歩き回れる放し飼いタイプの牛舎です。 「フリーストール牛舎」も牛が歩き回れるタイプの牛舎ですが、それと異なるのは「ルーズバーン牛舎」には、個々に区切られたストール(ベッド)のスペースがないこと。 「ルーズバーン牛舎」の牛たちは、それぞれ牛舎内の好きな場所に横になり、雑魚寝の様相で休息をします。 そのため、どこでもベッドになるようクッション性の良い床表面にする必要があり、「ルーズバーン牛舎」の床にはおがくずなど大量の敷料が入れられています。 この敷料コストがかさむのが「ルーズバーン牛舎」の最大の難点ですが、ふん尿が混ざったおがくずは堆肥化しやすく、できた堆肥をふたたび床に戻すことでリサイクル&コストダウンも可能です。 ほかにも利点はあります。 ストール(ベッド)を設けない分、「フリーストール牛舎」よりも建設費用が安く済むことです。 ストールがないのでショベルローダー等の機械が入りやすく、除糞作業の省力化も図れます。 そして何より、床に深いおがくず等を入れているので、牛が滑ってけがをすることが少なく、脚やひづめに負担をかけにくいことなどが注目されています。 その反面、休息時に乳房が直接床に接地するため、牛が乳房炎にかかるリスクは高まります。 そのため「ルーズバーン牛舎」の牧場主は、牛たちの健康管理にひときわ気をつかっています。

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様々なタイプがある搾乳方法(パーラー)

フリー ストール 牛舎

前回の記事では、現在でも主流の搾乳方法となっている「パイプライン搾乳」について紹介させて頂きましたが、今回の記事では、 『別タイプの搾乳方法』について少し紹介させて頂きたいと思います。 早速結論から記述させて頂くと、その別タイプの搾乳方法は 『ミルキングパーラー』・ 『ロボット搾乳』の2種類に分類されます。 ミルキングパーラー・ロボット搾乳ともに、繋ぎ飼いされていない乳牛が自由に歩き回れるスペースがある牛舎、通称: 『フリーストール牛舎』で適用されています。 因みにフリーストールを英訳すると、『Free Stole』。 Stoleには、アフガンマフラー・肩掛け(ストラ)という意味もありますが、畜産用語では、『畜産動物を飼養する際に使う囲い』という意味で用いられます。 フリーストール牛舎で飼養されている乳牛搾乳で適用される『ミルキングパーラー方法』・『ロボット搾乳』について順繰りに紹介させて頂きますが、今記事内では前者の ミルキングパーラーを中心に紹介させて頂きます。 ミルキングパーラーとは? ミルキングパーラー搾乳について簡潔に述べさせて頂くと、『牛舎で放し飼いされている乳牛を搾乳時にパーラー(搾乳場所)へ集結させ、牛乳を搾る方法』となります。 乳牛にとっては、鎖などで繋がれて、四六時中、同じ場所に拘束される繋ぎ飼いよりも、搾乳時以外は、牛舎を好きに動き回れ、好きな場所で休憩できるミルキングパーラー(フリーストール牛舎)の方が、環境的に好ましいものであります。 ミルキングパーラー搾乳の特徴として挙げられるのが、『乳牛100頭以上などを飼養する大規模生産者に好都合』であるという事です。 パイプライン搾乳装備の繋ぎ飼い牛舎では、パイプの配管の設置条件や牛床での高低差などを考慮する必要があり、その上、作業負荷や作業時間を考慮すると乳牛50頭〜60頭が限界とされています。 その反面、ミルキングパーラー搾乳の場合ですと、ミルカーを移動させる必要が無く、一定の場所で乳牛を搾乳が可能である上、乳牛通路より一段低い作業用空間から搾乳ができるので、搾り手は乳房を目の高さで見ながら作業する事ができます。 普通のパイプライン搾乳では、一々しゃがみ込んで搾乳作業をしなければいけないので、ミルキングパーラー搾乳の方が、搾り手たちにとっても大変作業し易いシステムだというのがお分かり頂けると思います。 また、ミルクパイプを(パイプライン搾乳に比べて)短く太く、かつ乳房より低い場所に設置可能であることから、効率的に搾った牛乳を搬送できるようになっています。 近年のミルキングパーラーシステムの技術進化には目を見張るものがあり、ミルカーの拍動機能を進化させた電磁パルセンターや、乳房炎の原因となるミルカーでの搾り過ぎ(過搾乳)を防止するためのミルカー自動離脱装置が標準装備されています。 上記の如く、ミルキングパーラー搾乳は、パイプライン搾乳と比較すると利点が沢山あるのですが、やはり欠点もあります。 パイプライン搾乳(繋ぎ飼い牛舎)よりも必要設備および面積が多く必要となり、何よりも設備投資や維持費に莫大な資金を要するという事であります。 何よりも先立つモノが。 という気持ちになってしまいます。 だからミルキングパーラー搾乳は、数百頭規模の乳牛を飼養している大規模生産者向けの設備となってしまうという事も言えます。 我が国では、北海道や東北などを所在としている大規模牛乳生産者では、ミルキングパーラー搾乳を採用しているケースが多いのですが、主に平均40〜50頭の乳牛頭数である中小規模牛乳生産者が多数占める日本酪農業界では、未だパイプライン搾乳が中心となっています。 それぞれの普及率を割合で示すと、 「パイプライン搾乳 72. 因みに「その他」にあるバケット搾乳とは、バケツ型真空圧式ミルカーでの搾乳方法であり、10頭以上にも満たない数頭の乳牛のみを飼養している小規模牛乳生産者に採用されています。 つまり、 大中小、それぞれの規模を有する日本の牛乳生産者では、各々の規模に応じた搾乳方法が採用されているという事になります。 実は今記事で長々と紹介させて頂きましたミルキングパーラー搾乳にも、様々なスタイルがあります。 これについての紹介は、今回紹介できませんでした 「ロボット搾乳」と共に次回の記事にて執筆させて頂きたいと思っていますので、今記事をお読みなられて搾乳方法にご興味をお持ちになられた方がいらっしゃいましたら、次回も宜しくお願い申し上げます。

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