ある日お姫様になった件について 66。 ある日、お姫様になってしまった件についての75話を翻訳した方、内容を教...

理想のヒモ生活

ある日お姫様になった件について 66

柚木天音という少女はとてもマイペースだ。 家を出るなり柚木はいきなり腕を絡ませてきた。 柚木の胸が腕に当たり驚いた俺だが、歩みを進めるうちにだんだんと慣れてくる。 周りのご近所さんたちは初々しい目で見てくるので少し恥ずかしかった。 そんな周りを気にしていた時、柚木の歩みが止まった。 「ゆうさん〜。 足速いよ。 私ついて行けない〜」 柚木はその場に座り込む。 俺も腕を絡ませられているので引っ張られる。 「悪い。 少し速かったか?」 「とても速い〜もう少しゆっくりでお願いね〜。 ゆうさん〜」 俺は手を差し出して、柚木は俺の手を取ると起き上がる。 「ゆうさんありがと〜」 柚木は笑顔でそう言うとゆっくりと歩き出す。 目を擦りながら、眠たそうに柚木は歩く。 俺と柚木は手を繋がっている状況で柚木が指を絡ませて恋人繋ぎになってしまう。 それにしても柚木は歩く速度が遅く、このままだと学校を遅刻してしまうかもしれない。 「いつも学校間に合っているのか?」 「間に合うよ〜。 だって学校のすぐ近くだから〜」 確かにそれならこのスピードでも余裕で間に合うか。 「それは良いな。 でもこの場所からでこのスピードだったら学校遅刻してしまうぞ」 「今何時なの〜?」 俺はスマホを取り出し確認する。 「えーと。 8時30分だな」 俺の家から学校は電車を使い約30分かかる。 8時に家を出た俺たちはもうすでに30分歩いて家近くの駅へと行こうとしている。 学校は駅の前にあるので電車へと乗れれば良いのだが、このスピードだともう少しかかりそうだ。 「少しやばいんじゃない?〜」 少しもやばくなさそうな雰囲気で柚木は言う。 「そうだ。 やばい」 「別に私は遅刻していいよ〜」 「珠ちゃん先生怖いんだから遅刻はまずいだろ」 そう言いつつも珠ちゃん先生に睨まれたら怖くはあるが、その気が強く美人な先生に怒られるのは不快感は全くない。 むしろ罵って欲しい。 それに一部の生徒たちは珠ちゃん先生に怒られたいがために遅刻するらしい。 「だったらゆうさんが抱っこして〜」 「え?」 「だからゆうさんが抱っこしてくれたら私たち遅刻しないよ〜?」 「だけど人の目気にするだろ」 「私は別にどうでもいいよ〜。 ゆうさん以外気にしてないし〜」 「... ま、まぁえ、駅までなら」 駅までならそれほど学校の生徒は居ないのでそれで勘弁してもらいたい。 「やったっ〜。 ゆうさんに抱っこされるの嬉しい〜」 「仕方ないな」 俺は柚木を抱っこするために一度手を解き、柚木の首に手を掛け、足を持ち、勢いよく全身を持ち上げる。 「きゃっ、ゆうさん」 柚木の可愛らしい声と共に目の前に柚木の顔がくる。 「お姫様さま抱っこ〜?」 「こっちの方が速いし楽だろ」 「そうだね〜。 その代わり、スカートの中が見えないように押さえてね〜」 「バ、バカ言うな。 両手が塞がっていて無理だぞ。 それくらい自分で押さえとけ、人に見せられる物でもないしな」 「それ酷くない〜?私だって人にちゃんと見せられる下着をつけてきたのに〜。 ゆうさんのいじわる」 「見せられる下着って何だよ!?」 「あっ〜。 ゆうさんもしかして私の下着を知らない人に見せたくないからそう言ったのかな〜?独り占めしたかった〜?」 舌を出し、嘲笑うかのように柚木はそう言う。 「な、何をバカなこと言ってんだよ。 ち、違うって。 それよりもちゃんと掴まれよ」 俺がそう言うと柚木の右手が首の後ろに回されてきた。 「な、なっ」 「どうしたの〜?何か変かな〜?」 「柚木が俺の首に手を回すと人様に見せつけているみたいじゃないか」 「確かに〜!そうだね〜。 私はこの方が安定するし、このままで良いよ〜」 「わ、わかったよ。 柚木がそう言うなら良いよ」 否定しても辞めてくれなさそうだし、逆らわないでおく。 「後私のこと柚木って言うのやめて〜。 付き合っていた時と同じで天音ちゃんって呼んでよ〜」 「天音ちゃん!?」 「そう〜。 これからそう呼んでね〜」 「えっ」 「呼んでね〜」 俺が言い澱んでいると柚木が笑顔だけれども目が笑っていない表情をこちらに向けてきたので素直に従うしかない。 「はい... 」 「よろしい〜」 そして、俺たちは駅へと辿り着いた。 周りには大勢の人が行き交い、俺たちの異様な光景に視線が離せないようだ。 周りからは今までほとんど見たことがないであろうお姫様抱っこをした高校生がいるのだから気になるのも自然だ。 それに柚木は美少女だ。 その美少女が顔を赤らめてスカートを押さえている光景は誰もが立ち止まることも無理はない。 「行くぞ」 「頑張ってゆうさん〜」 俺たちは周りの視線を顧みず電車へと乗った。

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【感想・ネタバレ】ある日、お姫様になってしまった件について 2のレビュー

ある日お姫様になった件について 66

しかも実父に殺される運命の姫に。 血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。 毎週日曜日に最新話が更新されます。 前回のあらすじは、ジェニットは見知らぬ黒髪の男性に話しかけられる。 クロードに似た雰囲気のその男性は、ジェニットの贈り物選びを手伝う。 その頃、イゼキエルから逃げたアタナシアは、書店に迷い込む。 突然その店主らしき老人から、呪いをかけられたようだと声をかけられる。 以前黒魔法使いだったというその老人から、黒魔法は必ず代価が必要、黒魔法で生まれた子は必ず呪われると聞く。 店を出たアタナシアは、小説はハッピーエンドだったが、完結後は違うのだろうかと疑問を持つのだった。 詳しくはにてまとめてあります 登場人物一覧は 漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」42話のネタバレ ルーカスがアタナシアのためのアイスクリームを手に、彼女を迎えにきた。 アタナシアは無意識に彼と手を繋ぐので、何故そうすぐ手を繋ぐのかとルーカスは手を払う。 瞬間移動するのに必要かと思ったという彼女。 いいよ、戻るぞと言い、ルーカスはまた手を繋ぎ直し、皇宮へ戻る。 アタナシアの部屋には、おかえりなさいと喋るもう一人のアタナシアがいたので、本人はドッペルゲンガーかと驚く。 万一のため、ルーカスが人形を作って部屋に置いておいたのだという。 天才だからざっと作ってもこれぐらいはできるという彼。 ではなぜダンス練習の時はあんなペラペラだったのか。 アタナシアは人形をまじまじ眺め、本物そっくりにつくったのかと聞く。 その通りだと言う彼に、私はこんなに綺麗なのと言うと、もちろんと言いかけて黙るルーカス。 さすがに引っかからなった。 アタナシアは、このような本物そっくりの人形を作るなんて、ルーカス様はすごいと誤魔化す。 しげしげ眺めるアタナシアだが、ルーカスが少しも似てないからと言い、さっさと消してしまった。 先ほどまで似せて作ったと自慢げだったのにどうしたのか、しかもドレスまで元に戻っている。 ルーカスはアタナシアをじっと見つめると、多少醜くても本物の方が良いなと言い、部屋から出て行った。 とある日、アタナシアはジェニットとボートに乗っていた。 誰がアタナシアとボートに乗るかで令嬢達が争っている間に、ジェニットがさっさと乗り込んだからだ。 お姫様の瞳が湖のような深い青に見える、私の瞳も似たような色です、と言うジェニット。 デビュタントで初めてお姫様と陛下にお会いしましたが、あの時の二人はとても仲睦まじく見え、思わず目で追ってしまったと言い、朗らかに笑う。 アタナシアは、マグリタさんもアルフィアス公爵家との仲睦まじい姿が微笑ましかったと言う。 もし本物のアタナシアだったら、今のジェニットの好意を、本当の友情だと感じただろうか。 ジェニットは、公爵家は私にとって家族のような方達だと言う。 なんだか探っているようにみえるので、この話題は止めようと思うアタナシア。 するとジェニットが、サテンのリボンですが受け取ってもらえますかと言い、小さなギフトボックスを差し出した。 デビュタントのとき、お届けしたリボンが痛んでいたのではないかと気になっていた、偶然でかけたときに、偶然お姫様に似合うリボンを偶然見つけたのだと説明する。 アタナシアは、それがこの前話していた彼女の目的の商品かと気づく。 ジェニットはクロードの冷たい眼差しを思い出し、そんなにすごい物ではないので、お姫様は気にいらないかもしれないと言い、萎縮して小さく震え始めた。 アタナシアは、どうもありがとう、次回の集まりに着けてみますねと言い、笑顔で受け取った。 ジェニットは喜ぶ。 あの老人の言ったことは本当だろうかと気掛かりだ。 藤のような花木の脇を通り、令嬢達はボートを楽しむ。 純粋に楽しみ、これほど幸せと思ったことはないと言うジェニットを見て、やはりあの老人はインチキだと思うアタナシア。 このような愛らしい子が不幸になるわけないのだ。 その後、フィリックスと庭園を歩いていると、クロが駆け寄ってきた。 可愛がってあげたいが、接触時間が限られているため、アタナシアはルーカスに何とかできないか聞いてみることに。 ルーカスは、ペットのように扱っているから本当の犬のように思っているのだろうが、ただ存在しているだけで生きているわけではない、だからそう情を与えてはいけない、どうせあとで吸収されいなくなるのだからと話す。 アタナシアはルーカスにクッションを投げつける。 納得しないアタナシアに、どうせ消えるものに未練を残しても後悔するだけだと言う。 言い方ってものがあると、クッションで叩き続けるアタナシアを、足で転がすルーカス。 ブサイクな癖にと嘲笑しつつ、ルーカスはアタナシアの額に触れ、魔力整理をする。 そして、のんびりとお前に付き合うのも今日までだ、しばらく留守にすると、突然彼は言うのだった。 漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」42話の感想 ルーカスがしばらく不在になるようです。 前回、アタナシアが呪われていると言われたばかりなのに、これは心配ですね。 アタナシアはこのことを、ルーカスに教えなかったのでしょうか。 彼さえいれば一安心だったのに、アタナシアがピンチになりそう。 ジェニットが持ってきた贈り物も怪しいですよね。 ジェニット本人は知らないでしょうが、あの男はあのリボンを選ぶよう誘導していました。 しかもあのような渡され方をしたら不憫に思い、思わず受け取ってしまいますよね。 で、アタナシアやクロードに殺意を持って近づくものがいれば、苦しみ死ぬ保護魔法がかかっていると、クロードが話していましたが、この呪いは反応しないのでしょうか。 不幸になることを願っているだけで、殺意があるわけではないので反応しないのですかね。 それとこのプレゼントを受け取ったことで、アタナシアに影響がなければいいのですが。 不幸になることを願っているのは、以前のクロードも同じなので、誰がかけた呪いか全くわからないですよね。 不幸を望みつつも守りたい、そんな歪んだクロードの思いが、呪いのような保護魔法になったのかもしれません。 だからあの老人は巧妙だと言ったのかもしれないし、やっぱりあの黒髪の男の力かもしれません。 ルーカスはあれほど意識していたアタナシアを置いて、何処に行くのかも気になります。 しばらくいなくなるから、アタナシアを市場デートに連れ出してくれたのですかね。 ルーカスが不在の間、誰が彼女を守ってくれるのでしょう。 クロードでしょうか。 それともイゼキエルでしょうか。 イゼキエルにとってはチャンス到来ですね 笑 次回のエピソードは それではここまで読んで下さってありがとうございました また次回もお楽しみに.

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『ある日、お姫様になってしまった件について』1巻のネタバレ!

ある日お姫様になった件について 66

しかも実父に殺される運命の姫に。 血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。 毎週日曜日に最新話が更新されます。 前回のあらすじは、ジェニットはクロードに冷たくあしらわれてしまう。 宝石眼を見せることすらできなかった。 とある日、気分転換にとルーカスがアタナシアを皇宮の外に連れ出してくれた。 服装も庶民の物に変え、市場を楽しむ。 入ったカフェの隣のテーブルに、ジェニットとイゼキエルがいた。 その場ではなんとかバレずに済んだが、小鳥を扱う店にて、イゼキエルに見つかってしまう。 一方ジェニットは、イゼキエルに置いてけぼりにされ、その後ろには黒髪の紳士が立っているのであった。 詳しくはにてまとめてあります 登場人物一覧は 漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」41話のネタバレ イゼキエルに気づかれてしまったアタナシアは、彼に青い小鳥の入った鳥かごを押し付け逃走。 一方ジェニットはアクセサリー専門店で、レースの手袋、ブローチ、ネックレスなど可愛らしい商品を眺めていた。 何がいいかなと選んでいると、贈り物ですかと、黒髪の紳士が話しかけてきた。 知らない人に突然話しかけられて驚くジェニット。 知らない人だから言い切ってもいいかと、自慢気に妹のためですと答えると、その男性は優しく微笑んだ。 その顔つきは、皇帝クロードにそっくりだ。 彼は、少し拝見してもいいですかと言う。 ジェニットが持っていたアクセサリーに触れ、とても繊細にカットされたブルーサファイアだ、フレームの細工もとても美しいと、指で触れながら説明する。 妹さんがお嬢さんのように美しい青い瞳をお持ちなら、とても意味のある贈り物になりますよと、微笑んだ。 ジェニットはそれを購入。 わけあって離れて暮らしていたが、これで喜んでもらい親しくなれたらいいなと言う彼女。 そしてチラっとその紳士の顔を見て、やはり似ていると思う。 ジェニットは、妹は私を嫌いではないと言ってくれたが、父も怖いしと漏らす。 厳しい人なのかと聞かれ、本当は優しいのだが、私とは離れて暮らしていたからと、ジェニットは慌てて答える。 男は鼻で彼女を笑ったようだ。 相手の方を向くと、男は優しい表情のままだ。 見たわけではないので、笑われたのは勘違いかもしれないと、ジェニットは思うのだった。 その頃アタナシアは、遠くまで逃げすぎて、見知らぬところまで来てしまった。 ルーカスを呼べばいいかと思い、その辺の店に入る。 書店だった。 するといきなり、呪いをかけられたようだねと、店主の老人に声をかけられる。 お嬢さんが不幸になることを願う人から呪われたという店主。 アタナシアは、もしかして黒魔法使いですかと老人に尋ねる。 引退したがそうだったと答える老人。 では私にかけられた呪いはどんなものかわかりますかと聞くと、非常に巧妙なものでよくわからないと言われてしまう。 インチキなんじゃないかと疑うアタナシア。 老人は、とにかくそんなものに触れてはいけないと言う。 アタナシアが持っていたのは黒魔法入門の本だった。 黒魔法は必ず代価を払わなければならない、黒魔法を使って幸せになった者など一人もいないからねと。 アタナシアはふと、もし黒魔法で子供を持てばその子も不幸になってしまうのかと尋ねた。 何故そんな質問をするのか疑われるが、もしもの話だと言うアタナシア。 老人は、黒魔法は生ではなく死だ、もし黒魔法で子供を持てばその子は必ず呪われる、抜け出すのは相当な努力が必要だろうと答える。 無闇に不幸を呼び起こす力に頼れば、取返しのつかないことになるだろうと。 でもと言うアタナシアに、お嬢さんはこのようなところにいるべきではない、お嬢さんに売るものは何も無いから出ていきなさいと促す。 店をでたアタナシア。 黒魔法では幸せになれない、黒魔法で子供を持てば必ず呪われると言っていたが、可愛らしいお姫様の小説ではハッピーエンドだった。 じゃあ完結後はどうだったのかと、アタナシアは疑問を持つのだった。 漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」41話の感想 イゼキエルに見つかったアタナシアは、鳥かごを押し付けることで逃げ出しましたが、バレバレですね。 またもやイゼキエルに弱みを握られてしまいました。 外出していたことがバレたら大変です。 一方、イゼキエルが離れたために、ジェニットにあの黒髪の男が近づきました。 ジェニットはアタナシアにプレゼントを選んでいましたね。 そのプレゼントに、いちいち指で触れる男。 アタナシアが、呪われたと老人に指摘されたので、この男があの贈り物に呪いをかけたのかもしれないですね。 ジェニットが心をこめて選んでくれた贈り物を、アタナシアが無下にするとは思えませんから。 クロードの大事な存在であるアタナシアが不幸になることで、クロードを傷つけようとしたのか、アタナシアを不運にしクロードから引き離し、自分の娘をクロードに近づけさせるつもりなのか。 とにかくアタナシアにとって見えない敵ですね。 ルーカスがそれに気づいてくれればいいのですか。 天才魔法使いなので、是非気づいて彼女を守ってほしいところ。 問題の黒魔法について、アタナシアはあることに気づきましたね。 小説はめでたしめでたしで終わっていますが、その後どうなったのか誰もわかりません。 老人の話すように、黒魔法の子供は呪われるというなら、エンディング後にジェニットに悲劇が起きたのかもしれません。 次回のエピソードは それではここまで読んで下さってありがとうございました また次回もお楽しみに.

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