ウィルス 映画。 コロナ騒動の今こそ見るべきウイルス関連映画

ウィルスミスの映画おすすめランキング30選【2020最新版】

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昨年末から中国で始まったコロナウイルスによる新型肺炎は全世界に広がり、毎日のようにニュースで動向が伝えられています。 中国では2003年のSARSの被害を上回り、日本でも日に日に感染者の数が増えている状況。 何とか国内への感染拡大を防ごうと対策を立てて当たっていますが、実情はうまくいっていないような印象を受けます。 そんな、 時間がたつにつれ、事の重大さと将来への不安が増していく様子を、2011年に映画で描いた作品があります。 その映画は「 コンテイジョン」 その内容は今起こりつつある現実世界に警鐘を鳴らすようなものとなっていて、今後パニックが起きた際に巻き込まれないためにも、一度は見ておいたほうがいいのでは、と思うストーリーです。 コンディションの映画内容がコロナウィルスの拡大混乱に似てるのかどうか、内容のあらすじ・ネタバレ解説などをしていきたいと思います。 映画「コンテイジョン」の簡単なあらすじとキャストの紹介 映画「コンテイジョン」の簡単なあらすじとキャストの紹介です。 映画「コンテイジョン」のあらすじ 「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストを迎え、地球規模で新種のウィルスが感染拡大していく恐怖を描いたサスペンス大作。 接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウィルスが香港で発生。 感染は瞬く間に世界中に拡大していく。 見えないウィルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。 引用「」 映画「コンテイジョン」のキャスト紹介 エリス・チーヴァー博士: ローレンス・フィッシュバーン(玄田哲章) ミッチ・エムホフ: マット・デイモン(内田夕夜) ベス・エムホフ: グウィネス・パルトロウ(本田貴子) ドクター・レオノーラ・オランテス: マリオン・コティヤール(冬馬由美) ドクター・エリン・ミアーズ: ケイト・ウィンスレット(林真里花) アラン・クラムウィディ: ジュード・ロウ(宮内敦士) 引用「」 映画コンテイジョンの感想をネタバレなしで 映画「コンテイジョン」はもともと監督のスティーブン・ソダーバーグと脚本を担当したスコット・バーンズが、ドイツ人女性映画監督、 レニ・リーフェンシュタールの話を映画にしたい、というところから始まったそうです。 このレニ・リーフェンシュタールは第2次世界大戦前のドイツで映画監督を始めた女性です。 国家社会主義ドイツ労働者党政権下のナチス・ドイツで製作された彼女の映画作品が有名で、とりわけベルリンオリンピックの記録映画『オリンピア』と1934年のナチス党大会の記録映画『意志の勝利』は、ある意味において 彼女の代表作として認識されています。 というのも、ナチによる独裁を正当化し、国威を発揚させるプロパガンダ映画として広く認識されており、実際にその当時、素晴らしいほど効果的であったという理由から、戦後は ナチスの協力者として長らく非難、黙殺され続けたのでした。 ところがレニ・リーフェンシュタールという女性監督ではあまりに知名度が低くて、興行的に成功はむつかしいのではないか、という不安が持ち上がり、この話はお流れとなってしまいます。 が、彼女が大戦前に制作した映画を通じて、 「情報の伝達」を操作することによって起きる恐怖 という題材を、別の方法で映画としてつくれないだろうか、という発想の転換からパンデミック映画という恐怖映画が作られることとなったのでした。 映画の前半は正体不明の病気が徐々に、しかし確実に、そしてとんでもないスピードで広がりつつあることが、医師や保健関連の政府関係者の中で認識されだします。 そしてその原因と発症元の特定が進められ、その後、治療薬の開発へとつながっていくのでした。 が、そうしている間にも患者数が増え始め、死亡人数も増えていき、世間の噂になり始めます。 分かっていることが少ない状態での公表は、パニックを広げる可能性が大きいということで、情報制限をしていたことが、逆に情報操作をしていたのではないか、という世間の人々の疑心へと変わり、ついには都市の封鎖が行われ、やがて無政府状態に陥ってしまうという、 別の恐怖が支配する内容になっていきます。 そのパニックを利用しようとする人物も現れるにいたって、本当に怖いのは未知のウイルスなのか、それに直面した人間の反応なのか、が分からなくなっていく映画でした。 幸い、現実世界において、コロナウイルスによる新型肺炎で、わかっているだけの範囲で、映画のような無政府状態に陥った場所はなさそうです。 が、今後、状況がひどくなっていった場合、恐怖にかられた人々によって、どんな暴挙でも発生するかもしれない可能性があるのでは、ということを常に肝に銘じて、 自分だけでも冷静な行動ができるようにしたいものだと、感じました。 映画内容とコロナウィルスの拡大混乱に似てるところをネタバレ解説 映画「コンテイジョン」とコロナウイルスの拡大混乱の様子で似ているところはあるのでしょうか? 映画の中で、現実世界とそっくりなところは、とても残念ですが、映画の最後で見ることのできる、 病気が発生しベスにウイルスが到達した経緯でしょう。 この部分も今回のコロナウイルスと同じですが、もともとの病原菌はコウモリが持っていました。 その病原菌が、ひょんなことからブタに移ります。 そしてその豚が生きたままレストランに持ち込まれ、その夜のメインディッシュの一品として調理されます。 その過程で、ブタのメインデッシュが加熱処理される前の段階で、ベスがレストランに下見に訪れ、それをベスの訪問を聞いたシェフが、ブタを調理した両手をエプロンで拭っただけで、ベスに会い、握手をしています。 こうしてベスにコウモリ発豚経由のウィルスが移ったのですが、現実世界とそっくりなのは、 中国人の「衛生観念の低さ」から端を発した という点でしょう。 映画ではベスがグランドゼロで、彼女から世界に病原菌が広まっていった、という描かれ方をしていますが、現実世界ではそこまで、最初にコロナウイルスにかかった人物を特定することは不可能でしょう。 実際に「コンテイジョン」とコロナウイルスの病状の違いもあるので、その特定はなおさらむつかしいと思います。 ただ、一つ突っ込ませてもらえれば、「終始ブタを触っていたシェフはどうなの?」という疑問はありますが。 さらに 似ているとすれば、拡大の方法でしょう。 ベスとレストランでかかわった人たちがそれぞれ、次の場所で観戦を広めていきます。 イギリス、日本、香港と。 ベスも自宅に戻る前にシカゴで不倫をしていたおかげで、シカゴもその後、感染の猛威に襲われます。 コロナウイルスは映画と違い、「症状が出ない人も多数いる」という厄介な特性があるので、どこまで広がっていくのか、見た目で分からないというものがありますが、映画もコロナウイルスも潜伏期間に感染者を広め、広範囲に汚染地域を増やして言った点が挙げられるのではないでしょうか。 さらに中国で、 医療に当たっていた医師の一人がコロナウイルスに感染し、死亡されました。 これは映画で、治療に当たっていたエリン医師が自身も感染し、亡くなってしまった描写と同じです。 映画内では感染を恐れた看護師たちがストライキを起こして職場に出てこない、という描写もありましたが、現実世界では、香港の医療関係者が、「中国との境界封鎖を求め」ストを起こした、というニュースがありました。 コロナウイルス患者を治療したら自分がうつるかもしれないから、という直接的な理由ではないだけ、マシな気がしますが、 医療関係者すら、かかわることを恐れる病気という点は映画と同じといえるでしょう。 一方で幸運にも、 映画と同じような状況になっていないのは「 無政府状態」 時間の限られた映画という縛りで、無政府状態になっている地域がアメリカ国内しか映されなかったのはご愛敬かもしれませんが、現実世界では大量の患者と死者を出した中国でも責任者の更迭などはあっても、住民の暴動などは起こっていません。 ただ、考えれば暴動のように不特定多数の人数が集まって行動しないと起きないものは、感染症という状況では最も敬遠したい行動でもあると思います。 特にコロナウイルスのように、症状が見えなくてもウイルスに侵されている人がいる可能性があるような場合、不特定多数とかかわることは命に係わる結果になるわけですから。 映画でも食料を探しにスーパーに略奪に入っていった人の中に、明らかに感染しているような人がいた描写がありました。 おそらくあの時点で備蓄した食料も無くなり、何としてでも手に入れないと、という状況に住民全員がなっていたからでしょうが、それでさらに感染が広がるのでは、と不安に駆られました。 映画ではそこまで混乱が進行し、政府が政府として機能していない段階でしたので、それに比べると現実世界はまだ、 コロナウイルスに関するパニックは管理されているといえるのでしょう。 映画「コンテイジョン」を視聴できる動画配信サービス紹介 そんな映画「コンテイジョン」を無料で視聴できる方法があるので、最後にその方法をお知らせしたいと思います。 映画「コンテイジョン」は以下の動画配信サービスで視聴することができます。 しかもサービスによっては無料で視聴することができる方法もあります。 その主な動画配信サービスは、 U-NEXT dTV の2つがおすすめです。 それぞれどのようなサービスで無料視聴ができるのかを見ていきましょう。 U-NEXTで映画「コンテイジョン」を視聴する方法 U-NEXTでは映画「コンテイジョン」は見放題作品に分類されており、 入会するだけで追加課金なしに視聴することができます。 また、初めてU-NEXTに登録する方には31日間の無料トライアルサービスを利用することができます。 つまり、そのサービスを利用すれば 無料で「コンテイジョン」を視聴することができるのです。 dTV無料おためしは登録から31日間以内の解約することで一切料金がかかりません dTV無料おためしの登録方法についてはこちら: まとめ 映画「コンテイジョン」は、今回のコロナウイルスの拡大を実際にこのように起こったのではないか、というくらい具体的に見せてくれる作品です。 2時間以内に収めないといけない映画という縛りの中のお話ですので、その後の話の展開は、かなりドラマチックで極端な部分もありますが。 特に人間以外の動物が持っているウイルスが人に感染するくだりは、かなり現実味のなる描写であったと思います。 しかしこれ、2011年の作品でその後10年近くもたっているにもかかわらず、中国の衛生観念の低さはそのままである、ということを考えると恐ろしいですね。 まぁ、中国4000年の歴史と一言で言われますが、その間、おそらくほとんど変わらなかった習慣でしょうから10年程度の短い年月ではどうにもならないのかもしれません。 そんな映画「コンテイジョン」ですが、U-NEXTやdTVで視聴することが可能です。 条件はありますが、無料で視聴することも可能ですので、試してみてはいかがでしょうか?.

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おすすめ感染パニック(パンデミック)映画10選 人類最大の敵は小さい。

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト 解説:すさまじい伝染力と死亡率を持つ未知の病原体の脅威と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンス。 ベストセラー・ノンフィクション『ホット・ゾーン』(飛鳥新社刊)でも扱われたエボラ出血熱の事件をモチーフに、科学的根拠に基づくリアルでスリリングな恐怖が展開する。 監督は「U・ボート」「ザ・シークレット・サービス」のウォルフガング・ペーターゼン。 製作はペーターゼン、「逃亡者 1993 」「フォーリング・ダウン」のアーノルド・コペルソンとゲイル・カッツ。 脚本はローレンス・ドゥウォレットとロバート・ロイ・プールの共同。 撮影は「クイズ・ショウ」のミハエル・バルハウス、音楽は「ジュニア」のジェームズ・ニュートン・ハワード、美術はウィリアム・サンデル、編集はニール・トラヴィス、リンジー・クリングマン、ウィリアム・ホイ、SFXはボス・フィルム・スタジオ、衣装はエリカ・フィリップスがそれぞれ担当。。 主演は「靴をなくした天使」のダスティン・ホフマンと「ザ・シークレット・サービス」のレネ・ルッソ。 共演は「許されざる者 1992 」のモーガン・フリーマン、「ジャッジメント・ナイト」のキューバ・グッディング・ジュニア、「ディスクロージャー」のドナルド・サザーランド、「摩天楼を夢みて」のケヴィン・スペイシーほか。 KINENOTE あらすじ:米国陸軍伝染病医学研究所(USAMRIID)のレヴェル4(最高警戒度)研究チームのリーダー、サム・ダニエルズ大佐(ダスティン・ホフマン)は、指揮官のフォード准将(モーガン・フリーマン)に命じられ、アフリカの小さな村に派遣された。 そこで彼は、未知のウイルスによって村人たちが次々と死ぬのを目の当たりにする。 その直後、カリフォルニア州のシーダー・クリークという町で、住民たちの間に伝染病が発生した。 症状はサムがアフリカで目撃したものと同じだった。 彼は命令を無視して町に駆けつけ、民間の研究機関である疫病管理予防センター(CDC)で働く別れた妻のロビー(レネ・ルッソ)と共にウイルスの制圧に取り組み、ペストよりも確実に死がもたらされるという絶望的な事実を知る。 陸軍から提供された血清が、ウイルスに感染した猿に劇的な効果を与えた。 発見されたばかりのウイルスに効く血清をなぜ陸軍が持っていたのか、不審に思ったサムは驚くべき事実を知る。 モタバ・ウイルスは60年代に米国陸軍が参加したアフリカでの局地戦の際に発見され、陸軍幹部マクリントック少将(ドナルド・サザーランド)によって採取され、生物兵器として使用するためにひそかに保管されていたのだ。 しかし、ウイルスは突然変異を遂げており、猿を回復させた血清は人間には効かなかった。 その頃、少将は生物兵器の事実を隠すため、かつてアフリカで行ったのと同じようにシーダー・クリークの町を焼き払おうと画策していた。 そんな時、ロビーが誤ってウイルスに感染する。 猿の居場所を突き止めたサムとソルトは軍用ヘリコプターを奪って現地に向かうが、マクリントックもヘリコプターで追跡する。 ヘリの追撃をかわしたサムたちは、捕まえた猿で血清を作り、ロビーに試す。 だが、既に気化爆弾を搭載した爆撃機は出撃していた。 ヘリに乗ったサムは無線で爆撃機の乗組員に真実を訴え、爆撃を中止するよう懇願する。 乗組員たちはサムの訴えを聞き、爆弾を海上で爆破させた。 正義と責任感に目覚めたフォードは、マクリントリックを逮捕する。 血清は大量に合成され、ロビーをはじめとする感染者たちは快方に向かった。 サムとロビーはもう一度やり直そうと微笑みあった。 俺は観に行ってないけど。 なんか鑑賞する機会を逸したまま二十数年経ってて、今回アマゾンプライムで見っけた。 主人公夫婦は離婚してるけど、旦那のほうにまだ未練があるのがわかる描写で、どうせこいつら危機を脱して元さやに戻るぞ。 とか、自己保身大好き悪役イメージな俳優のドナルド・サザーランドが出てきた時点で何となく話の展開が読めるのはまぁ仕方ない(笑)。 それでもなかなか楽しめた。 パンデミックものとしては、かなり上位にくる作品なんではないか。 そういえば、こういう感染系の話って最近みないよな。 ゾンビもの以外では。 こういうのも流行りとかあるんかもな。 てなことで、アフリカの猿が、人為的にアメリカにわたってきて、その猿がもとでパンデミックが起きる話なわけだが、ウィルス被害が拡大するスピードとか、その殺傷能力の高さなど、実際に起こったらかなり恐ろしいなというのが十分に伝わってくる序盤から中盤くらいの展開がかなりスリリング。 ただ、猿探しのあたりから段々と話が大味になってくる印象。 例えば、主人公のサムと部下のソルトはヘリコにのって病原体の宿主を探しつつ、軍の逮捕から逃れなければならぬという決死の作戦を繰り広げるわけだが、その合間にテレビジャックしたりする。 するんだけども、彼らのメッセージが視聴者たちにどう伝わったのかなどは描かれない。 あとは、終盤で爆弾を投下しようとする軍の飛行機の進路を妨害して、「感染は収束できるから爆弾落とさなくていい!」と説得をするシーン。 軍隊の規律で、あんな命令違反のオンパレードが起こって大丈夫だろうか。 まぁ、話的には起こってほしいし、規律守るほうがおかしいだろとは思うものの、やっぱり何だか荒唐無稽に感じてしまう。 ついでに言うなら、サムとソルトが乗り回したヘリコ。 あれって、燃料入れてるシーンが全然なかったけど、そんなに距離は飛んでないのかな? かなり激しい運転してたら燃料も消耗しそうなもんだが。 というどうでもいい疑問で感想を終わる。 腐してるけど、けっこう楽しめる作品です。

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映画「コンテイジョン」がすごい。特効薬デマ、買い占め、暴動……新型コロナウイルスの現状を予見【熱烈鑑賞Netflix】

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CONTAGION/2011(アメリカ)/106分 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演: マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット他 プロの映画エンジニア この映画を、人の不安を煽るスリラーとする声も少なくない。 2020年に世界を震撼させたコロナウィルスの恐怖そっくりそのままの描写は、多少穿った目で見ても、その 現実世界とのシンクロ度が極めて高い様に感じる。 ユダヤ人に不満を持つドイツ国民をポピュリズムで席巻したヒトラー政権以降、映画は プロパガンダとしても十分に機能する。 それならこの映画の監督は、作為的な恐怖を、何の為に植え付けようとしたのか? スティーブン・ソダーバーグという監督は、元々ニヒルでインテリだ。 史上最年少の26歳の若さでパルムドールの栄光を掴んだ作品『 セックスと嘘とビデオテープ』なんて、お世辞にも娯楽作品とは呼べないくらいの激ヤミ映画だし、いつの間にか彼の代表作となってしまった『 オーシャンズ11』でさえ、そのスピード感を除けば、極めて質素な画作りに120分間終始している。 彼は映像作家というよりも、所謂、プロの映画 エンジニアとも言える。 それも、超弩級の映画的コンプライアンスを一切無視した現実論者。 カストロの半生を描いた『 チェ 28歳の革命』や『 チェ 39歳 別れの手紙』を観ても、その徹底したリアリズムの追求は、エンターテインメントでもある映画の本質と、大きくかけ離れているような気がしている。 そんな彼が、現実に世界を変えてしまったこの未知なるものへの恐怖心は、本当に未来を暗示したパンデミックムービーとしてだけで、処理してしまっていいのだろうか? あらすじ 香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。 時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。 謎のウイルス感染が発生したのだ。 新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。 米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。 だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。 その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。 寒色の女王の様なグウィネス・パルトローは、未知のウィルスのスーパースプレッダーとして、物語の序盤早々にあっさり死んでしまい、前のめりな快活さが拭えないケイト・ウィンスレットもまた、その賢明さから、あっけなく非業の死を遂げる。 やがて、国のまごついた対応に批判の声を上げるジュード・ロウなんかは、澄みきったままで死んだ魚の様な目を泳がし、眼力鋭いローレンス・フィッシュバーンは、ほぼその見た目そのままの堅物で実直なCDC(疾病予防管理センター)官僚を熱演。 つまりこの映画の登場人物は、『 ドラえもん』のそれと全く同じで、それぞれのキャラが観客の期待を大きく裏切る様な事は決してない。 一介のブロガーの陰謀論に左右される民衆の愚行も、 現実世界のそれに限りなく近いものだし、ウィルス感染の こそ現実のコロナウィルスの方が低い(WHOは2020年4月現在1. 4~2. 5の範囲と推定)ものの、瞬く間に人々を不安に陥れ、加速度的に広がる集団心理の醜さは、まるで予言書のようにさえ感じてきてしまう。 更に、画面の 色彩構成も実に素晴らしい。 簡素で効果的に絞り込まれたSEの中で、が施されまくった映像は、それだけで受け手側の心を鬱ぎ込ませてくるし、青、緑、オレンジと、強い原色のコントラストのエフェクトをかけて盛り上げる、不安、恐怖、愛情といったそれぞれの深層心理も見事に伝わりやすい。 けれど、ここまで繊細に人間の心理描写を切り取っている割には、随分端折った風に感じる部分もある。 その代表的なキャラクターが、WHO(世界保健機関)から発症元の香港に派遣される医師を演じる マリオン・コティヤール。 『 エディット・ピアフ』以降、上品さがこびりついた様な彼女の表情は、香港自治政府の職員に人質として捕らわれても、その顔色一つ大きくは変えてこない。 ここにソダーバーグの シュールさの本質を、お節介にも深掘りしていくと・・ 究極のヒューマニスト あからさまに映画の盛り上げ処を徹底的に排除するソダーバーグは、それなら、唯の悲観論者なのかと言えば、さにあらず。 逆に、彼を楽観主義者のくくりで囲んでしまうとその聴こえはちょっと違うけど、徹底的な皮肉とシュールさがウリの彼にしてはかなり珍しく、この映画には随分希望的な 愛情が込められているような気もしている。 無表情の顔は、観客に 何かを考えさせる ラポールがあると、昔、某鬼才監督から教わった事がある。 ラポールとは 臨床心理学の用語で、セラピストとクライエントとの間の心的状態を表す。 セラピストとクライエントの間に、相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係が成立している状態を表す。 Wikipediaから抜粋 人は一般的に相手の笑顔を見ると気持ちがほぐれ、泣顔を見ると同情心が湧く。 ソダーバーグが一貫して豪華キャスト達に不安な表情の仮面を身につけさせたのも、その為だ。 そこで、塞ぎ顔で統一されたキャスト達の中で、一人だけ強調されたようなコティヤールのそれが、或いはサブリミナル的に 人道主義的な無償の愛を、ひっそりと揺さぶりかけているのだとすると・・・ この映画の様に、未知のウィルスに対する免疫が早期に開発されにくい現状では、抑制されたあらゆる衝動は によって、必ずその強い 反動を生む。 元々内向的だった日本人に、その本格的なウィルス感染の余波が届くのが少々遅れていたとしても、それはもう時間の問題。 グローバル化が飛躍的に進む中で、いつの間にか親切心が自己防衛本能にすり替わってしまった自分達は、海の向こうからしっとりと蔓延してきた排外主義的な発想から乖離する 歴史的な岐路に、このパンデミックによって今、立たされているのかもしれない。 そんな時、この映画のマット・デイモンのように、怯える熊のような横顔で娘と家に閉じこもるのは必然だろうけど、せめてギョロ目のフィッシュバーンの様に、他人の子や愛する妻に自分の抗体を譲れる程の献身さや、その死の間際で、自分の上着を他人に譲れるウィンスレットの 本能的な優しさだけは、忘れない大人ではあり続けたい。 「コンテイジョン」は 以下のVODで観賞できます。

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