トコフェロール 酢酸 エステル。 トコフェロール酢酸エステル顆粒20%「ツルハラ」の添付文書

トコフェロール酢酸エステル錠50mg「トーワ」

トコフェロール 酢酸 エステル

トコフェロールは酸化しやすい性質のため、製品自体の酸化防止剤としても汎用されていますが、アセチル化することで空気中で酸化を受けず、製品中では酸化防止作用を発揮しないため、皮膚へのビタミンE供給目的で使用されます (文献3:2006)。 酢酸トコフェロールの作用は、主に酢酸トコフェロールが表皮に存在する酵素であるエスラーゼによってトコフェロールに加水分解されることによる、トコフェロールまたはトコフェロール類似作用です (文献3:2006;文献5:1998)。 化粧品に配合される場合は、• 過酸化脂質抑制による抗酸化作用 過酸化脂質抑制による抗酸化作用に関しては、まず前提知識として過酸化脂質について解説します。 以下の細胞膜の構造図をみてもらうとわかりやすいと思うのですが、 皮脂や細胞間脂質、細胞膜を構成しているリン脂質などの酸化が進んだ脂質のことで、皮膚に過酸化脂質が増えると様々な物質の変性・損傷が起こり、肌はくすみ、ハリはなくなり、色素沈着は濃くなり、老化が促進されます (文献7:2002)。 皮膚において過酸化脂質が生成される主な原因のひとつが紫外線であり、紫外線により発生した活性酸素のひとつである一重項酸素が脂質と結合することで過酸化脂質の生成が促進されます (文献7:2002)。 このような背景から、紫外線照射をうけた場合に過酸化脂質を抑制することが重要であると考えられます。 0 10. 38 0. 2 9. 48 2. 0 8. 97 20. 0 3. 2mM添加した場合、0. 0と比較して10. 0 0. 0 10. 20 0. 2 0. 0 10. 74 0. 2 0. 2 9. 60 0. 2 2. 0 6. 36 0. 2 20. 0 0. このような検証結果が明らかにされており (文献6:1989)、酢酸トコフェロールに過酸化脂質抑制による抗酸化作用が認められています。 また、酢酸トコフェロールはリン酸アスコルビルMgをはじめとすると併用することで、過酸化脂質抑制の相乗効果が明らかになっています (文献6:1989)。 この相乗効果は、トコフェロールの抗酸化作用のメカニズムが、脂質過酸化を防ぐために自分自身が代わりに酸化し、酸化したトコフェロールは生体内で、グルタチオンおよびシステインのような水溶性抗酸化物質により還元され、再び抗酸化作用を示すという報告と一致していると考えられます (文献8:1998;文献9:1982)。 酢酸トコフェロールは医薬品成分であり、化粧品に配合する場合は以下の配合範囲内においてのみ使用されます。 03 粘膜に使用されることがある化粧品 3. 0 その他の薬用化粧品、腋臭防止剤、忌避剤 1. 0 薬用口唇類 1. 0 薬用歯みがき類 1. 0 浴用剤 1. 0 実際の配合製品数および配合量に関しては、海外の1998-2014年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。 以下表におけるリーブオン製品は、付けっ放し製品(スキンケア製品やメイクアップ製品など)を表しており、またリンスオフ製品というのは、洗い流し製品(シャンプー、ヘアコンディショナー、ボディソープ、洗顔料、クレンジングなど)を指します。 酢酸トコフェロールの現時点での安全性は、• 医療上汎用性があり有効性および安全性の基準を満たした成分が収載される日本薬局方に収載• 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載• 10年以上の使用実績• 眼刺激性:ほとんどなし-軽度• 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし• 光毒性・光感作性:ほとんどなし このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。 以下は、この結論にいたった根拠です。 皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ (文献1:2002)によると、• [ヒト試験] 110人の被検者(男性18人、女性92人)の背中に0. 312,1. 0,0. 312,0. 875であった。 また対照としてのワセリンのみの刺激スコアは0. 125であった (Roche,1999)• 5であり、平均刺激強度指数は0. 076であった。 感作値はすべて陰性であった。 酢酸トコフェロールは一次刺激剤ではなく、遅延過敏症を引き起こさないと結論付けられた (Roche,1999) Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ (文献2:2014)によると、• 03であった (Anonymous,1996)• 076であり、いずれの被検者も高い刺激性を示さず、またチャレンジパッチ後に陽性反応は報告されなかった (European Chemicals Agency,2013) と記載されています。 試験データをみるかぎり、皮膚刺激性および皮膚感作性なしと報告されているため、 皮膚刺激および皮膚感作が起こる可能性はほとんどないと考えられます。 眼刺激性について Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ (文献1:2002)によると、• [動物試験] 酢酸トコフェロールはウサギの眼を刺激しないと述べられている (BASF,1993;Hoffmann-LaRoche,1995;1996)• [動物試験] 酢酸トコフェロールはウサギの眼に刺激を与えなかった (BASF,1996) Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ (文献2:2014)によると、• 角膜の変化は報告されなかった と記載されています。 試験データをみるかぎり、ほとんどなし-軽度の眼刺激性が報告されているため、 眼刺激性はほとんどなしまたは一過性の軽度の眼刺激が起こる可能性があると考えられます。 光毒性および光感作性について Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ (文献1:2002)によると、• [ヒト試験] 11人の被検者の腰背部2箇所に酢酸トコフェロール0. 2mLを24時間閉塞パッチ適用し、パッチ除去後に処置部位のひとつおよび未処置部位にUVAを5-8分照射した。 試験および対照部位は照射の15分後および24および48時間後にスコアリングしたところ、照射部位および非照射部位で皮膚反応は観察されず、酢酸トコフェロールは光毒性ではなかった (Consumer Product Testing Co,1992) Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ (文献2:2014)によると、• [動物試験] 20匹のモルモットの8c㎡領域に酢酸トコフェロールを皮内注射し、試験部位にUVB(1. 反応は皮膚過敏症の可能性が最も高いと述べられており、対照群では反応は観察されなかった (European Chemicals Agency,2013) と記載されています。 試験データをみるかぎり、光毒性および光感作性なしと報告されているため、 光毒性および光感作性はないと考えられます。 成分一覧は以下からお読みください。 Cosmetic Ingredient Review(2014)「Safety Assessment of Tocopherols and Tocotrienols as Used in Cosmetics」Final Amended Report. 」Lipids 33 1 ,87-91. K Kramer-Stickland, et al(1998)「Effect of UVB on hydrolysis of alpha-tocopherol acetate to alpha-tocopherol in mouse skin. 」The Journal of Investigative Dermatology 111 2 ,302-307. 田川 正人, 他(1989)「リン酸L-アスコルビルマグネシウムの化粧品への応用」日本化粧品技術者会誌 23 3 ,200-206. 朝田 康夫(2002)「過酸化脂質の害は」美容皮膚科学事典,163-165. N Noguchi, et al(1998)「Dynamics of Vitamin E Action against LDL Oxidation」Free Radical Research 28 6 ,561-572. E Niki, et al(1982)「Regeneration of vitamin E from. ALPHA. -chromanoxyl radical by glutathione and vitamin C. 」Chemistry Letters 11 6 ,789-792. スポンサーリンク.

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酢酸トコフェロールが配合される化粧品について

トコフェロール 酢酸 エステル

トコフェロール酢酸エステルの超簡単な説明 トコフェロール酢酸エステルは ビタミンEに手を加えた「 合成ビタミンE 」です。 トコフェロール酢酸エステルの発毛・育毛剤における役割 トコフェロール酢酸エステルの発毛育毛剤における主な役割は、2つ。 皮膚トラブルの防止と、悪臭の防止です。 どちらもトコフェロール酢酸エステルがもつ 抗酸化作用 が鍵です。 皮膚トラブルの防止 トコフェロール酢酸エステルには肌荒れ・かゆみなどの皮膚トラブルを防止する効果があります。 どのように防止するのかを簡単に説明すると... まず、皮膚トラブルの原因の一つに皮脂の酸化があります。 この皮脂の酸化は過酸化脂質によるものです。 よって、頭皮にあるすでに酸化した皮脂に抗酸化作用が十分に働くことはないでしょう。 トコフェロールとはなにか?酢酸エステルとはなにか? 疑問に思う方向けに一応解説しますが、おまけみたいなものですので詳しくはやりません。 別に知らなくても困りませんが、知識として知っておくのはおすすめですよ。 トコフェロールとは トコフェロールはビタミンEの 化学名です。 化粧品などではトコフェロールと表記されることが多いです。 酢酸エステルとは 今回の場合は酢酸でエステル化したということです。 つまり、トコフェロール酢酸エステルは トコフェロールを酢酸でエステル化したものです。 酢酸は酢の酸味成分でもある• エステル化は化学反応の一種.

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女性育毛剤の成分「酢酸トコフェロール」の育毛効果とは?

トコフェロール 酢酸 エステル

傾向と優先順位 ご存じのように、「ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールコハク酸エステル)」は、「排泄に関わる部位に作用する薬」の「内服薬」として登場します。 市販薬には、「 」などがあります。 当該成分は、ときおり試験に出ます。 優先順位は「 高い」です。 …といった感じで出題されます。 」ですが、まさにそのとおりです。 ビタミンEは、滋養強壮薬等でおなじみの成分で、「血行改善」が最たる作用です。 試験ポイント 痔の薬には、内服薬もあります。 ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールコハク酸エステル)は、外用・内用の痔疾用薬に配合されています。 そもそも、「痔」は、血行不良が元で生じる病気です。 んなもんで、ビタミンEの「血行改善」が効く、という塩梅です。 痔の薬では、よく登場するので、きっちりビタミンE(トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールコハク酸エステル)を押えておきましょう。 コツ的なこと 登録販売者の勉強方法等は、「」に述べています。 独学の概要・注意事項などはこちらで。 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。 実地が一番頭に入ります。 成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。 先に挙げた、「 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。 他のページ 「排泄に関わる部位に作用する薬」の「内服薬」へのリンクです。 独学向け教材 使用教材の詳細は「」に述べていますが、読むのが面倒な人は、テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 」と、掲載問題数が一番多い「 」を使えば支障ありません。 わたしはこれで「117点」取れました。 また、公式の過去問は、PDFで配布されています。 過去問演習は、「タブレット」が便利です。 もってない人は、受験を機に、アマゾンの「 」を推奨します。 最優秀のコスパです。 こまごましたもの 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。 興味のある方は、「」の「」や「」、「」などをお目汚しください。 そのほか、「」や「」、「」で、ヒマな時間を潰してください。

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