吉川 佳佑。 英語教師のミニマリスト、究極の生活とは?(日本テレビ系(NNN))

吉川 佳佑 プロフィール

吉川 佳佑

INDEX• 近年、働き方の変化や、人生における様々な価値観が多様化したことで、新しい生活スタイルを生み出すミレニアル世代が増えてきている。 彼には家がない。 より正確に言うなら、家を持たない、という人生の選択をしている。 その価値観は各メディアから注目を集めており、2019年9月には自身の体験を綴った本も出版された。 教師という安定した収入がありながら、なぜ家を持たない生活を続けているのか。 「当たり前を疑うことが大切」と語る、吉川氏の価値観に迫る。 実際はどのような働き方・生活をしているのでしょうか。 吉川:もともと週5日、高校教師として働いていましたが、2019年の4月から非常勤講師という形に変えました。 今は非常勤講師と地元の企業、東京の企業の3カ所で働いています。 吉川:学校以外のことを知りたくなった、というのが大きな理由です。 学校の先生って、小・中・高・大と進学したら、教師として学校に戻ってくる人が多い環境なんです。 だから「学校の先生は学校のことしか知らない」と言われることもありました。 そこは僕も思うところがあったので。 吉川:大きな違いは感じませんでした。 でも、実際に副業をして、その学校外の経験を自分の生徒たちに話せるようになったことは良かったですね。 世の中にはいろいろな職業があって、サラリーマンといっても多種多様な働き方をしている人がいる。 そういう話を伝えられるようになりました。 仕事の事を聞きたいとか、世の中にはどのような仕事があって、どんなビジネスをしているのかを聞きたいとか。 そんな子どもがどんどん増えているように思いますね。 高校生の時期に触れ合える大人は親か先生、塾の先生とか、そのくらいしかいません。 子どもは、そうした人たちから大きな影響を受けます。 親が先生だから先生を目指すとか、親が医療関係者だから自分も医療関係を目指すとか、そういうパターンがものすごく多い。 それは別に悪いことじゃありません。 でもそういう環境だと「親と同じ道に進むのが正解」「親の言った通りにするのが正解」と思ってしまうんですね。 吉川:ベストな方法は、色々な人と交流して、色々な選択肢の中から自分の将来を選択することだと思っています。 でも、学校と家庭を行き来している子どもは、なかなか広い視野を持つことができない。 だから、僕がその間に入って学校の外のことや、副業で経験したことを子どもたちに話して、選択肢を増やしてあげたいと思っています。 不便は感じない。 吉川:旅が好きなことが1つの理由です。 もう1つは、外国人が多く住むゲストハウスで暮らしたかったからです。 僕は英語の教師なので、外国人と生活を共にすることでより洗練された英語力を身につけ、仕事に活かしたかった。 「籍や住所はどうするんだ」とよく聞かれますが、会社やシェアオフィスの住所を使うので、何かあってもそちらで対応しています。 今の生活をする数年前からものが少ない暮らしをしたいと思い身の回りを断捨離していたので、元々、持ち物は少ない方だったんです。 カバンにはパソコン、充電器、歯ブラシ、折り畳み傘や講演会をするときの資料などを入れています。 キャリーケースに入っているのは衣服、洗面用品くらいですね。 吉川:欲しいものがあれば買い足す場合もありますが、大体はこの持ち物だけで暮らしています。 保護者の方から何か言われたりしませんか? 吉川:子どもたちが、僕が副業をしていることや家を持たないことをすごくポジティブに捉えてくれていて、それを家庭で話してくれるんです。 だから保護者の方も僕のやり方を理解して、むしろ応援してくれています。 ネット上ではネガティブな意見も目にしますが、目の前の人に良い影響を与えられているので、あまり気にしないようにしています。 吉川:メリットは3つあります。 時間とお金と人の繋がりが増えることです。 まず1つ目の時間。 例えばゲストハウスにいるとスタッフの人が清掃をしてくれるので、自分で掃除をする必要がありません。 パンやコーヒーも常に補充してあるし、ティッシュとかタオルとか細々としたものも用意してあるから、買い物に行く必要もありません。 そういう細かなものに費やす時間がなくなりました。 2つ目はお金。 「今の生活はお金があるからでしょう?」と言われることもありますが、むしろお金はかかりません。 ゲストハウスではパンや飲み物は無料ですし、インターネットも無料。 ティッシュも自由に使えます。 必要なものが全部用意されているから、買い物に行くことが無くなりました。 さらに駐車場代金も光熱費も必要ありません。 費用的にいうと、金沢で一人暮らしするよりも、ゲストハウスの方が3万くらい安く済むと思います。 3つ目は人とのつながり。 ゲストハウスってプライベートなスペースがベッド一つ分くらいしかありません。 そうなると結構窮屈なのでどんどん外に出るようになり、たくさんの人と出会えました。 その中から仕事につながったこともありますし、日々いろいろな刺激をもらっています。 この3つが、ゲストハウスで暮らすようになって感じたメリットです。 吉川:ゲストハウスって一泊1,500円ぐらいで泊まれるので、一か月30日で計算すると、45,000円くらい。 長期間滞在すると割引があることも多いので、ひと月滞在すると実質40,000円くらいで泊まれるんです。 吉川:そうですね。 ゲストハウスで暮らすようになって、東京の企業で副業をするための交通費が捻出できるようにもなりました。 この前はゲストハウスで出会った人と、ホールを貸し切ってみんなでゲームをするというイベントを開催しました。 本を出せたことや今取材を受けていることも、この生活をしているからこそですし、僕の本を読んだ企業の方から、講演をしないかと声をかけてもらうこともあります。 家を捨てる生活をはじめてから全てのことが、今の仕事につながっていると思います。 なぜ、そのように踏み込んだチャレンジができるのでしょうか?行動をしたくても踏み出せない人へアドバイスをお願いします。 吉川:踏み出せないときって、大抵、失敗したらどうしようとか、うまくいかないかもしれないっていう思いがあると思うんです。 僕もそうでした。 だからこそ、教師を目指したんです。 安定した職業が一つあれば安心材料になり、やりたいことにどんどんチャレンジできます。 教員免許を持っていれば何かあっても教師になれると思ったから、教職を取りました。 今はその仕事が大好きなりましたが、もともとはそんな動機だったんです。 初めからリスク回避の思考を持つことを嫌がる人もいると思います。 だけど、失敗しても生きていけるという確信があるからこそチャレンジできる部分もあるんです。 僕も、学校の先生として働いて給料をもらいながら、残った時間を使ってチャレンジしていきました。 吉川:そうなんです。 プランAがだめなら、プランBがあるって思えば気も楽になります。 あと、普段から自分に言い聞かせていることがあります。 「僕が何かを失敗したところで社会が大損をするとか、世界が変わることは絶対にない。 だから何があっても良いじゃん」って。 そんな気持ちで振り切って行動しています。 それならゲストハウスに住んだ方が良いんじゃないかって、自然とそう思いました。 その方が自分にとってベストな環境になると思ったんです。 「当たり前」は、自分が生きてきた環境の中で育つと思います。 こうすべきとか、した方が良いとか、それは自分がその環境で育ったからこその考えで、別の環境で育った人にとっては当たり前ではありません。 今回、僕は家を持たない魅力を話しましたが、それをうのみにせず、本当にそうなのかなと考えて欲しいです。 そうしていくうちに、また新しい視点が開けるんじゃないかなと思うんです。 だから僕は、本当にそれが当たり前なのか、正しいのか、みたいなものを常に考えながら行動しています。 今後も教師は続ける。 吉川:教員がベースにあると思います。 良い教育をしたいという思いがすごく強い。 だから行動するときは、教員の仕事や子どもたちにプラスの影響があるかどうかを一番に考えます。 後は自分が楽しいたのしいかどうかですね。 辞めるという考えはありません。 教師として、自分に合った方法で、自分だからこそ求められるものを子供たちに提供したいと考えています。 今学校で授業を担当している生徒はもちろん、それ以外のいろいろな子ども達に良い影響を与えられたら良いなと思っています。 それに僕の活動を見て、若い先生から「勇気をもらえました」と言ってもらった経験もあります。 教師でもこんな働き方ができますよっていう、良いモデルケースになれたら良いですね。 子供にも、周りの先生にも、新たな選択肢を提示できる。 そんな教師でありたいと思っています。 取材・文:成田千草 写真:西村克也.

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高校教師なのに家が無い⁉今話題のミニマリストをきわめた26歳に話を聴いてきた

吉川 佳佑

必要最低限の物しか持たない暮らし。 大量消費の時代は終わりを迎え、これからは「ミニマリズム」な暮らしが当たり前になってきます。 春は心機一転、断捨離をして新しい暮らしに備えたい!でも、すぐに断捨離したりするのは難しいですよね。 また、物をなくしてシンプルに暮らすメリットって何なのでしょう? 〈今回のスペシャルゲスト〉 ・吉川 佳佑 さん あの有名な金沢の「家を持たないミニマリスト高校教師」吉川佳佑さんをお招きし、ミニマリズムの授業をしていただきます!元々は、物をたくさん買っていたという吉川さんに、ミニマリストになって変わってきた暮らしについて伺っていきたいと思います!家賃が高いから家を売ったという衝撃エピソードも。 宿泊施設全体が可動式になっており、車で牽引することが可能。 タイニーハウスを使ったミニマルな暮らしが体験できる空間を提供しつつ、イベントを通して人が繋がる機会を提供しています。 普段は高校で英語教師として働きながら、2年ほど前からモノを持たないミニマリスト的な生活を始め、車やテレビ、500冊の蔵書、洗濯機、冷蔵庫など、少しずつモノを断捨離。 半年前には「旅するように日常を過ごしたい」という思いから、とうとう家まで手放すことに。 現在はゲストハウスで生活しながら自身の経験を生かし、高校や大学、企業での講演活動やイベントを行ったり、数多くのメディアに出演したりしている。 Tinys コミュニティビルダー。 駒澤大学グローバルメディアスタディーズ学部に在学中。 日本からアフリカの人類発祥の地まで「人類起源の旅」をする。 キリマンジャロ山登頂。 自然や異文化、何かをつくることが好き。 旅をしたのち、人間が現代で楽しく生きるためには「冒険」と「創造」が必要不可欠なのでは、という考えに行き着き、現在は「冒険と創造のきっかけ作りの場」としてゲストハウスをつくるために活動中。 先日、実家を出ることになり、バッグ2つのみで生活できるまでに断捨離し、現在は全国のゲストハウスやホステルに泊まり放題になる「ホステルパス」を使った多拠点生活を始め、物を持たない暮らしを実践中。

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英語教師のミニマリスト、究極の生活とは?(日本テレビ系(NNN))

吉川 佳佑

第5回のゲストは「複業する高校教師」である 吉川佳佑さん! 会社員と公務員は分けて考えられやすい中で、吉川さんは高校教師をしながら株式会社こみんぐると株式会社ガイアックスで複業をされています。 今回は吉川さんがビジネスになぜ関わろうと思ったのかお話しいただきました。 吉川さんのこれまで 吉川さんは授業や部活動顧問を担当しながら、高校の広報部にも所属していた。 その中でICTというパソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育を取り入れ、ICT課をつくる。 その後複業をはじめ、金沢の一棟貸切宿を運営する株式会社こみんぐるではチームの統括を通してビジネスのイロハを学ぶ。 株式会社ガイアックスの「オンライン就活」の立ち上げメンバーとなり、イベントの運営やインターン生のメンタリングを担当。 そのような新しいワークスタイルを実現する中で、 「高校教師、住まいを捨てる。 」を出版。 全国各地で読書会も行なっている。 吉川さんの仕事感 ーー仕事って楽しいですか? 【吉川さん】 はい、楽しいです! 色々なことをしているので周りの人からは 「吉川って何してるの?」 「一貫性なくない?」 とよくいわれます。 はじめに 『自分の知識や経験が人の役に立つのが嬉しい』 僕は高校では英語の授業を担当しています。 その中で海外での経験や外国人と英語で話した内容を学生に教えることで、学生の勉強に役に立っていると満足感が実感できます。 さらにオンライン就活のイベントに司会として参加しているんですけど、そこで知識を学生の進路相談に役立てています。 本の出版も自分の知識経験を人の役に立てたいという思いを持ってしました。 ついで 『人が集まってみんなでワイワイするのが好き』 学校では生徒と、こみんぐるの宿では世界中の旅人と、オンライン就活でも就活生と集まって交流することが好きなんですよ。 僕が仕事しているの環境は色々な形で人が集まっていることが多いと振り返って思いました。 最後に 『なにか新しい価値を生み出すことが好き』 仕事って2パターンあると思います。 1つは「決まったことを着実に行う仕事」 もう1つは「新しい価値を生み出す仕事」 この2つの仕事パターンの適正をみるために一度考えてみて欲しいのは、 「パズルで遊ぶのが好きだった」「レゴブロックで遊ぶのが好きだった」 どちらが好きだったかを思い出してみてください。 パズルで遊ぶのが好きだった人は、決まったことを着実に行う仕事 レゴブロックで遊ぶのが好きだった人は、新しい価値を生み出す仕事 の適正があると思います。 僕は後者だったので、高校でICT教育の導入や新しいホテルや新しいサービスをつくることが楽しいと感じます。 学生から 「色々なことをしてきたけど、一貫性がなくてどんなことをしたいのかわかりません。 」 という相談を受けることがあるんですけど、一見すると共通項がないのかもしれませんが、書き出してみると共通項が見つかりやすいと思います。 なぜ教師が複業を?? ーー吉川さんはなぜ副業を始めたんですか? 【吉川さん】 家と学校の往復生活に慣れてしまって、 なにか変わるきっかけが欲しいと思ったからです。 学校ももちろん楽しかったんですけど、生徒に話すことも自分の学生時代の話しかできなかかったんです。 でも僕は 今の話をしたいと思ったんですよね。 そんな時にリクルート出身の先生が赴任されてきて、会社員時代の色々な話をしていただきました。 そこから少しずつビジネスに興味を持ち始めました。 ーーどのように複業を始められたんですか? 【吉川さん】 はじめはカフェの一角を借りて土曜の夕方に英会話教室を開いていました。 その後、学生向けのパーティを開いたりしましたね。 そして、こみんぐるの方から 「うちでイベント担当になりませんか?」 とお話をいただき、学校に申請して本格的に複業を始めました。 次回のゲスト紹介 僕も高校生の頃に吉川さんのようなビジネスの知識経験がある先生に勉強を教えてもらって見たかったですw 少し嫉妬です。。。

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