パイプ椅子さん 怪しい。 幸運の女神【パイプ椅子さん】の効果〜フォローされると幸せに〜

嵐チケットの復活当選は「パイプ椅子」さんに懇願?!詳細教えます

パイプ椅子さん 怪しい

うちの近所に、催眠商法みたいなお店がオープンしました。 オープンから1週間〜10日間くらいはずーっとお年寄りの長い列。 3週間くらい経った、ここ最近では落ち着いて来たのですがそれでも20人くらいは列があり 店の前には大量の自転車。 中途半端に開いたレールカーテンを見ると、パイプ椅子に何人か座ってる模様で。 お年寄りばっかり引っかかってしまうのかなぁ〜と思ったのですが、 ちらほらと子供乗せ自転車も置いてあります。 数人はサクラなのでしょうが、(不自然に若い男性も並んでるので) こういう騙される方々はどんな心境なのでしょうか。 家族は気付かなかったり、止めたりはしないのでしょうか? 私は幸い両親に、オープン当時に怪しい店だから行かないでと伝えられましたが。 毎日通る場所なので、並んで話を聞いてしまう人達の心理と中の様子が気になってしまいます。 だからといって潜入すると、私は騙されやすいので大変な事になるのは目に見えてます。 そこのお店が怪しいとすぐに思ったのは、独身時代に そういう会社に危うく働く所だった人の(研修までしてしまった) 話を聞いた事があったので。 決めつけては行けないし、催眠商法ではないのかも知れませんが その人から教わった話からの経験とたまたま過去に見たメディア情報から怪しいと思いました。 私のように同じような心境になった方や、同じように家族を心配した方が そういう所に居合わせた方の話をこの機会に聞きたいなと思いました。 私もいつ騙されるか分からないし、年を取るとどうなるかも安心出来ないので。 催眠商法以外の、他の悪徳商法の話も結構です。 よろしくお願いします。 お年寄りが可哀想です。 ユーザーID: 9313629520 昔、義父が近所に新しい店ができたと言って、よく通うようになりました。 行くたびにお菓子の詰め合わせなど、ちょっとした物をくれるので、それが嬉しかったようです。 そのうちに、嫁の私にも一緒に行くように言い出しました。 断ると、「あんたも疑い深い人だね。 「疑い深い」という言葉が突然出てきた事に、違和感を覚えました。 あまりしつこいので、夫から話をして貰ったけれど、軽く洗脳されていたようで、最初は聞く耳を持ちませんでした。 夫が「俺とそこと、どっちを信用するんだ」と聞いたら、「そこだ」と答えたらしく、夫も愕然としたようです。 大喧嘩して、ようやく止めさせました。 調べたら、商品は法外に高価というわけでもありませんでしたが、次々買わせようとする所が不気味だと思いました。 ある程度儲かると ? 他へ移るようなので、主さんの近所の店も、そんなに長くはいないかもしれません。 結局は自己責任だと思いますが、本当にうまくその気にさせるのでしょうから、やはり近づかないのが無難ですよね。 ユーザーID: 4768585745• 私も見かけました〜! 8年くらい前、新聞に開店チラシが連日折り込まれてました。 いろいろなものをくれるのよ。 近所に同じようなものが出来たときに、やはりパイプ椅子にお年寄りが座って話を熱心に聞いていました。 このようなお店に引っかかった人は知りませんが、ネットワーク商法に引っかかった人なら知っています。 すっごい稼げるバイト見つけた!と、仕事内容を言わずにやたらと説明会に連れて行きたがるので怪しいなと思ったのですが、好奇心に負けて行ってみました。 幹部という人がいわゆるネズミ講の図を書かれて説明され、似ているけどねずみ講ではない!と力説していました。 会場の雰囲気が独特で、静かなのに熱気を帯びていました。 私はそれが違法かどうか判断が付きませんでしたが、知人はねずみ講さえ知らず、注意しても「違うって言ってるじゃん」と聞く耳持たず。 元々疑わしいということを知らない上に、疑うことを知らないと引っかかってしまうのかなと思いました。 私は疑り深いのでこういうのには引っかかれません。 ユーザーID: 0842276600• 生活・身近な話題ランキング• ここは田舎ですが ほんとに困ったさん 義父さん、止められて良かったですね。 読んでて、うちの父を想像してしまいました(汗) 義父さんの優しそうな人柄につけ込まれたのでしょうね。 私も、父が危ない気がしたので行列を見た後に一目散に携帯で電話しました。 ついつい購入してしまいたくなる程に、巧みなのでしょうね。 ほんと、あのカーレンレールの中が恐いです。 行列を見る度に切なくなるので、早く閉店して欲しくなります。。 ちゃっちゃさん うちの方では新聞チラシには入って無かった気がします。 もしも入ってたらもっと大変な事になってたかと思うと恐い気がします。 店の前にはやはり、「食パン一斤」って書いてありましたよ(汗) やはり、店内は覗かないと分からない状態になってますがパイプ椅子がギッシリ。 行列は半分以下になってきたので、 お年寄りの方々がご家族やご友人に引き止められたのを願うばかりです。 ほんと、怪しいですよね!何で分からないんだろう・・・。 ユーザーID: 9313629520• ありがとうございます そこそこ、田舎で、高齢者の多い地域に住んでます。 主様の仰るそのままの店がよく開店して、半年くらいで閉店しては次へ移って行きます。 面白いことに、コンビニ跡や、それに準ずるような大きさと駐車場を持つ空き店舗で、普通の店が入っても直ぐに店を畳むような格安物件を順番に回ってますね。 大概は、半年〜1年くらいで出ていくのですが、店を出ていくときに掃除をしない!張り紙や健康食品ポスターなど、そのまま。 客はパイプ椅子に高齢者がズラリ。 いつも何か、お土産らしきものを与えられて帰ってます。 だんだん参加者が減ると、店が畳まれます。 母が興味半分で参加したら、NOと言えないお年寄りが何十万もする布団類をその場で契約させられており、帰り際に本当に必要なのか聞けば、お爺さん 夫 に言えない…で、慌てて警察と消費センターに行かせたそうです。 ユーザーID: 3492544947• 三匹のおっさん まとめてのレスになりすみません。 皆さんのコメントを読んでて共通点が多い事に恐く思いました。 ほんと、見るからに怪しいのに潰れず商売を続けている所が嫌らしいですよね。 トマトさんからのレスの様に同情を売りにされたら、優しいお年寄りも騙されますよね。 会員が少ないと撤退するなんて言い訳をしたら、 店が撤退しても納得されてしまう方がいるんでしょうかね。 どこら辺までの値段だかは分かりませんが 騙されたと思う方は店が消えてしまえば泣き寝入りしそうです。 しかし、沢山いただいたレスの中で 高い買い物をせずに帰って来れる方々もいるというレスを読んで少し安心しました。 並ぶお年寄りの方々を見る度に切なかったので。 ただ利益も必要でしょうか、ら中には高い商品を買ってしまう方もいらっしゃるのかも 知れませんよね。 こちらの勝手な想像ばかりしてしまうのもいけないかもしれませんが、 中には何十万もするような布団とか売ってそうな気がしてなりません・・・ 昔の知り合いの話では自己開発セミナーみたいなのを出席させられたそうで、 そこで洗脳されたような話をしていました。 ユーザーID: 9313629520• 沢山の方からお話をいただいて 初めて入る話や、改めて出てくる話や、沢山の共通点。 何だかカーテンレールの中での様子が分かって来たような気がします。 因に、うちの近所には「食パン一斤」とあったのでパンをプレゼントか 格安に売ってたのかも知れません。 被害に会った方々が消費者センターに連絡してくれたら一番なのですが・・・ ねずみ講の話も頂きましたが、実は独身時代に付き合っていた彼氏が ねずみ講にはまってしまった事がありました。 その世界の彼氏の上になる方も私と喫茶店で顔を合わしましたが こっちが言う前にねずみ講じゃないと細かに話し その商品がいかに良いかを言ってました。 私は貧乏のお陰で買わずには済みましたが、 何人かの方から説得され、講習まで誘われて 自分は騙されやすいという事に改めて気付き 気をつけようと思った切っ掛けになったので、良い経験でしたが。 悪徳商法の方々って、どこから寄って来るか分かりませんよね。 ほんと、腹立たしいし恐ろしいです。 ユーザーID: 9313629520• 年寄りをバカにすんなー ウチの近くにもよくそういうお店できます。 確かにお年寄りや主婦の方が列を作り、連日ぎっしりパイプ椅子が並べられその席が埋まってます。 近所のおばあちゃん 常連 に話をうかがうと ダマされてる人はおらず、みんな貰うもんはちゃっかり貰って、本題の高額商品になると手のひら返すようにだんまり、さっさと退散、が常だそうです。 向こうの魂胆なんか分かってるからー。 何年生きてると思ってんのよー 笑 あんまり年寄りバカにすんでないよ?と言われました スイマセン。 別ルートで聞いたお話ですと、あの手の商売は100人集めて1人カモれればそれでヨシ。 その人に徹底的にタカリ、それでモトを取るそうです。 ユーザーID: 8542291874• 私は中に入った事があります 10年以上前(当時24歳ぐらい)、友人から「自然食品のお店がオープンで卵をくれるから行こうよ」と誘われ行きました。 まず店の中で座らされ、担当って人が前に立ち、色々な商品(小物の雑貨から徐々に高いもの)を見せて、「この商品興味ある?」と言うと周りの社員が「興味ある〜」と叫び、「興味がある人手を上げて〜」等と繰り返しでした。 私と友人は一度も手を上げず、しばらくすると「一度も手を上げなかった人は卵を貰って帰って下さい」と帰されました。 中に居た人はお年寄りが多くて、私達みたいに若い主婦も結構いました。 帰り道「なんか変だったよね」と友人と話しましたが、その時はそのような変なお店の存在は知りませんでした。 その後、テレビで特集をやっていて、私達のと同じ感じだったのでぞっとしたのを覚えています。 しばらくして、そのお店の近くを通ったらもぬけの殻でした。 ユーザーID: 7763563398• ネズミ講とマルチ商法の違い ネズミ講というのは会員の会費を集めていくものです。 一方、商品を介してお金のやり取りをするのがマルチ商法。 商品は化粧品とか一般的には売れないような自動車部品等です。 商品を買うことは会員になることでもあり、仕入れた商品が全部売れれば大儲けできると人を騙します。 売り上げ金も上納システムです。 ネズミ講にしろマルチ商法にしろ最初に始めた何人かは莫大な利益を獲ます。 しかし、人口は有限です。 日本の人口…90歳のお年寄りも昨日生まれた赤ちゃんも含まれての数ですから、いかに無理のある話かお分かりいただけると思います。 ネズミ講もマルチ商法も禁止する法律が定められましたが、昔から手を変え品を変え被害者が出ています。 皆様もお気をつけて。 ユーザーID: 2939454255• おまけ 感想 潜入してみて感じたことですが、年金生活者は何だかんだ言って小金を持っているなぁ・・・ということです。 パン・卵・味噌・醤油・食用油・菓子・餅etc. 日常の食品を無料 もしくは100円 で貰えたら助かるし嬉しい。 安価なものを無料 安く 手に入れようとする反面、高価な健康食品もポイッと買うのです。 多分、医療費にかかるよりはいいと納得した気で買っているのでしょう。 わ〜皆小金持ちと思いました。 お金を節約しているようで遣っている・・・上手くできた仕組みです。 悪徳と言われる商法はいろいろあります。 軟禁状態にして契約を迫る催眠商法やデート商法。 これらは近寄らないことです。 あと、物をもらうというのは卑屈な気持ちになるもので、母の身の安全を確認した現在は私は参加を止めています。 母の話では「あちらの会場、こちらの会場と常連のような皆勤者」もいて、私達海賊母子よりツワモノさんもいるようです。 ユーザーID: 2939454255• 女性にとって卵はそんなに重要アイテムなのか・・・.

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なかなか続けることが難しい... 彼女は沖縄出身で、アトランタでも活動経験があるため、日本語と英語で流暢にラップができます。 現在ではYENTOWNのメンバーでもあり、アルバムやEP製作、ライブと勢力的に活躍しています。 このアルバム「 孔雀」は前回のアルバム「 8」から 2年ぶりに発表されたもので、Interludeを含む20曲が収録されています。 前回のEPに入っていたものも何曲かありますが) 前回のアルバムとほとんど同じレイアウトのジャケット写真を使用しながらも、 背景色や 化粧が変わっていたり前回は白い羽が舞っていたのに対して今回は 孔雀の羽が舞っていたり、と前回のアルバムよりも 毒々しさを意識して作られていることが分かります。 2曲めは「洗脳」で、DOGMAと鎮座DOPENESSを迎えたおどろおどろしい毒のある曲です。 この曲の入りに1曲目の「Love Me Up」のサビの部分を使用していて、そこから「洗脳」のビートが始まります。 彼女はこの曲の初めの語りみたいなラップの部分を、日本むかし話みたいな、戦時中のラジオから聞こえるアナウンスのような、そうゆう怖さを求めてRECしたらしいです。 (なるほど... わかる... ) MVではAwichさんが怪しい政治家を騙して殺す悪女役?(みたいな感じに私は見えました)、DOGMAさんが人使いの荒い、お金大好きの中小企業の社長役、鎮さんがその中小企業の従業員役でした。 「ばかばっかだまったく」が印象的なように、3人全員が誰かを騙して陥れているMVであり、リリックにもGHQ時代の3S政策が出てきたりと、簡単に騙される人たちの愚かさを皮肉っている曲で、こわい、けどかっこいい。 NEBUTA feat. kZm この曲も2018年発表のEP「Beat」で収録されていた曲ですが、今回はアルバムバージョンに少しバージョンアップしているみたいです。 曲自体もビートにお囃子や太鼓など、お祭りっぽい要素が含まれていて、太めのビートなんだけどすごく和要素が詰まった日本人だからこそ作れる曲になっています。 Awichさんのパートはほぼリリックが英語で、和っぽいビートに英語のビートなんだけど逆にそれがかっこいいし、海外の人にもたくさん聴いてほしいと思いました。 kZmさんが出てくるところも最高! 独特の低い歪んだ声で囁くようにラップして、そこから徐々に盛り上げていくのが本当に、絶対にライブで盛り上がっちゃうところですよね。 「NEBUTA」というタイトルの通り青森でMVの撮影もされたらしく、ねぶた祭りのねぶたをバックに、怪しい狐のお面をつけたダンサーたちがAwichさんの周りを取り囲んでいます。 最後に出てくる青森の居酒屋さんのおじいちゃんもかわいくていい味を出してます。 Open It Up きましたPoison!!! 私の愛してやまないNENEちゃんとAwich姉さんが一緒のやるなんて、こんな奇跡みたいなことあるかー!!!! 「NENEとAwich混ざったらオワリ」っていうパンチラインがありますが、本当にその通りなんです。 MVは終始ウエスタンな雰囲気で、二人ともカウボーイハットをかぶってたりして、そんな感じの映画を撮影してるのかな?みたいな設定です。 (わかりにくくてごめんなさい... 笑) NENEとAwichがお互いにビンを叩きつけてたり、NENEのヴァージャイナがまじでギャラクシーだったり、浜辺を全裸で乗馬してたり、とすごいぶっ飛んでるけどそれでもパワフルでかっこよく仕上がってました!笑 今回の曲はビートも力強くて、かっこいいけどやはりAwich姉さんよりの曲だったと思うんですね。 だから次回はNENEちゃんの曲に姉さんを招いて、Automatic氏のビートっぽい、もうちょっと違った雰囲気の二人のコラボを見てみたいなあと、勝手ながら思った次第です。 沖縄で撮影されていて、この大自然の中でYENのメンバーが佇んでいる絵が強すぎて、すごい集団だなと震えます。 娘のとよみちゃんが着ている服が、姉さんがKojoeさんとの「BoSS RuN DeM」のMVの時に着ていた服なんです。 この服は沖縄で作られたものみたいで、彼女が故郷を大事にし、誇りに思っている気持ちがとても伝わってきます。 最後に MVだけじゃなくでアルバム自体が全部最高! 行く予定だったこのアルバムをひっさげたツアーもコロナの影響で延期になってしまい、落ち込みました。 6月に行われる予定なので、なんとかそれまでには終息してほしい...! みのり.

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「姉さん。 何か言う事は?」 「もう少しで魔力の存在を実証できたかも知れないのに」 「ちゆりさん。 パイプ椅子」 「合点だぜ」 「ちょ、待って! 待ちなさい! 暴力反対!」 ちゆりがパイプ椅子を掲げた所で、流石の夢美も狼狽を露わにする。 ぶんぶんと首を横に振りながらも夢美はちゆりを宥めようとするが、当の彼女は笑顔である。 満面の笑みを浮かべてパイプ椅子を振り上げるその様は、最早狂人にしか見えない。 「はぁ……。 ちょっとでも姉さんを信じた俺が馬鹿だったよ」 「し、進一! 溜息なんかついてないで、早くちゆりを止めなさい!」 「無理」 「二文字で即答!? 酷いわ進一! お姉ちゃん寂しい!」 夢美のキャラがだいぶおかしな事になってきているが、そんな事は進一には関係ないのである。 それより、頭痛がだいぶ酷くなってきた。 頭痛薬を持ってこなかった事が、割と本気で悔やまれる。 「おいおい夢美様。 無駄な抵抗は止めて、いい加減腹を括ったらどうだ?」 「ねぇ待ってちゆり! いい? 落ち着いてよく聞いて……。 パイプ椅子はね、座る為の物であって人を殴る為の物ではないわ。 それなのに既に私は背後からそれで殴られているのよ?」 「ああ。 それで?」 「いや、それでって……! あ、あのね、ちゆり。 それ、結構痛いのよ? それはもう意識が飛ぶくらいに」 「そうか。 それじゃあ、痛みを感じる前に仕留めれば問題ないな」 「いや仕留めるって何!? 問題しかないわよ! 殺す気なの? 殺人予告なのちゆり!?」 ギャーギャーと喚く姉を極力視界から外しながらも、進一は大きく溜息をつく。 丁度メリーと目があった。 「……進一君。 本当にお疲れ様」 「ああ……」 大学の講義が一通り終わった後。 進一はメリー達と合流して、夢美の研究室へと足を運んでいた。 言わずもがな、博麗神社や幻想郷について意見を聞くのが目的である。 ドアを開けた途端、飛び込んできたのは凄まじい光景だった。 なぜだか妖夢が進一達よりも先に研究室に来ていたり、ちゆりがパイプ椅子を担いでいたり。 極めつけは部屋の片隅で完全に伸びている夢美である。 そんな光景を目の当たりにした途端、進一は瞬時に状況を察した。 察したと同時に、すぐさま帰りたくなった。 流石にこのまま帰る訳にはいかないので、取り敢えず妖夢とちゆりに事情を聞いてみる。 すると返ってきたのは案の定、進一の予感通りの答えだった。 現実は非情である。 そんな中でタイミング良く目を覚ました夢美を正座させ、彼女への尋問を開始する。 そして今に至るという訳だ。 ああ、なんだかメリーの優しさが逆に胸に滲みる。 「いやー、教授は相変わらずねぇ……」 「ふ、普段からあんな感じなんですか……?」 呑気な物言いをする蓮子と、思わず瞠目する妖夢。 一応夢美の名誉の為に言っておくが、何も普段からこんな感じなのではない。 普段はもうちょっと清楚で、年相応に落ち着いている女性なのだ。 しかし、一度自分の専門分野やオカルト等が絡むと、こうして暴走してしまうのである。 進一が彼女を変人と評価した所以はそこにある。 せめてもう少し。 もう少しだけでも自制をかけてくれれば、進一の心労も減るというものなのだが。 「姉さんの事は大丈夫だと言ったな。 あれは嘘だ」 「し、進一君? ま、待って、目がヤバいわ! しっかりして! 帰って来て進一君ッ!?」 メリーの声が遠のいてきた。 ひょっとして、そんなに疲れていたのだろうか。 おかしいな。 姉の扱いには慣れていると思っていたのに。 どうやら、それは思い上がりだったらしい。 そう考えると、なんだか色々とどうでもよくなってきた。 こんな状態に陥ってしまった場合の、対処法と言えば。 そうだ。 現実逃避しよう。 *** 「誠に申し訳ありませんでした」 頭に大きなたんこぶを携えた夢美が、頭を垂れて謝罪した。 正座をさせられた彼女の向かい側に立つのは、進一と妖夢である。 現実からの逃亡を決め込んでいた進一だったが、瞬時に繰り出された蓮子のチョップにより強制的に引き戻されていた。 結構痛い。 せめてもう少し加減して欲しかった。 「本当に反省してんのかね」 「し、してるわよっ! 確かに、ちょっと調子に乗りすぎたかなー、とは思っているし……」 パイプ椅子に逆座りしたちゆりがジト目を向けると、夢美が必死になって弁明する。 流石の彼女も、これ以上パイプ椅子で殴られるのは勘弁願いたいようだ。 しかし、それにしても。 助手かつ歳下であるはずのちゆりにここまで萎縮する夢美の姿は中々シュールである。 しかもちゆりは基本的に敬語を使わないし、これでは上下関係が分からなくなってきた。 まぁ、ちゆりくらいの勢いで制する人が傍にいなければ、夢美は何をしでかすか分かったもんじゃないのだが。 そう考えると、これくらいの関係で丁度良いのかも知れない。 「……妖夢、本当にごめんなさい。 流石にあれは、やり過ぎだったわよね……」 「い、いや。 あの、頭を上げてください……!」 心底反省している様子で夢美が頭を下げると、妖夢がわたわたと慌て始める。 居た堪れない様子で、夢美に頭を上げさせると、 「確かに、ちょっとびっくりしましたけど……。 でも、夢美さんは自分の研究を進めたかっただけなんですよね?」 「え、ええ。 そう、だけど……」 「なら、この件についてはもう気にしません。 悪気があったようではなさそうですし……。 それに、約束しましたよね。 夢美さんの研究に協力するって。 ですので、ある意味あれは同意の上だったと言うか……」 「よ、妖夢……」 うるうると、妖夢に心打たれた夢美は涙で瞳を潤わせる。 ぷるぷると震えつつも、感激した彼女はガバっと立ち上がった。 素早く妖夢の手を握る。 「あ、ありがとうっ! なんて良い子なの……! そんなあなたに非人道的な事をしようとしていたなんて……。 しかし、まぁ。 妖夢の純粋なお人好しっぷりに夢美も心打たれ、流石に深く反省したようなので。 今はこれで良いかと、進一は心の中で丸く収める事にするのだった。 「妖夢……。 お前、絶対損する性格してるぜ……」 「……へ? 今なんて……?」 呆れ顔で目を逸らしながらもちゆりがぼそりと呟くが、妖夢の耳には届いていなかった様子。 聞こえなかったのならそれで良いといった様子で、ちゆりは肩を窄めた。 生真面目な上にお人好し、しかも純粋無垢で表裏がない。 そんな性格では、貧乏くじを引かされる事も多い事だろう。 確かに、妖夢の今後が少し心配ではある。 「うーん、でも私はそのままでも別に良いとは思うけどなぁ。 そこが妖夢ちゃんの良い所だし」 「ええ。 私も蓮子の意見には賛成ね」 「そ、そうですか……?」 妖夢はイマイチ理解できぬ様子で首を傾げている。 蓮子達の言う通り、そこが妖夢の長所であり、魅力である事は確かだ。 それならば、無理に矯正する必要はない。 危なっかしい所はあるが、今は今のままで良い。 少なくとも、進一はそう思う。 「まったく……。 それじゃ、そんなお人好し為にも、是が非でも幻想郷を見つけてやらなきゃな。 夢美様?」 「……そうね。 ちゆりの言う通りだわ」 涙を拭った夢美は、その心境を改める。 踵を返し、デスク前に置かれた椅子に腰掛けて。 短く息を漏らしながらも、進一達に向き直った。 「さて。 色々と話が拗れちゃったけど……」 「誰の所為だと思ってんだ?」 「……こ、拗れちゃったけどっ!」 ちゆりに痛い所をつっこまれて、夢美は冷や汗を流す。 コホンと咳払いをしつつも、強引に話を進めた。 「……早速お話を始めましょうか。 色々と、ね」 *** まず問題なのは、メリーの能力が上手く作用しなかった事だ。 そもそも結界は、普通の人間にはまず見る事の出来ない物である。 例外的に視覚出来る物も存在するらしいが、その数は非常に少ない。 そもそも、そんな結界があるのならとっくの昔に暴かれているだろう。 つまり。 メリーの能力が使えなければ、結界の存在を確認する事が出来ない。 博麗大結界の本質が不明瞭な以上、事態が好転しなくても仕方がないと言える。 「博麗大結界がどんな結界なのか……。 妖夢は詳しくないんだよな?」 「……ええ。 すいません……。 外の世界との接触を制限する役割を持っているという事と、精神を持つ者に作用する、という事くらいしか……」 進一の確認に対し、妖夢は弱々しく首を横に振る。 せめて妖夢がもっと多くの情報を持っていれば良かったのだが、それは致し方ないだろう。 専門外なのだから、詳細を知らなくても仕方ない。 「しかもメリーの目にも映らないとなると、探しようもないよな……」 「……そこなのよね」 進一が嘆息混じりにそう漏らすと、口を挟んできたのは夢美である。 彼女は顎に人差し指の背を沿えながらも、 「進一から聞いた話だと、何らかの存在を感知出来るけどそれを視覚する事はできない、って印象を受けたのだけど。 どうなのかしら?」 「……大体そんな感じです。 私自身、よく分かっていないんですが……。 とにかく、凄く漠然としてて……」 「漠然としている、ね……」 難しい表情を浮かべながらもそう語るメリーに対し、夢美が浮かべるのは澄まし顔。 まるでメリーの言葉から、確信を得る何かを見つけたかのような。 「蓮子。 あなたの意見を聞こうかしら?」 勿体付けるような表情のまま、夢美は蓮子にそう投げかける。 珍しく静かに思案していた蓮子だったが、突然話題を振られても臆する事なく、 「博麗大結界は、論理的な結界なんだと思います。 それもかなり複雑な……」 夢美は愉悦そうに笑みを浮かべた。 「ふふっ……。 やっぱり、そこまで分かっていたのね」 「……論理的? どういう事だ?」 腕を組んで首を傾げ、進一が疑問を呈する。 それに答えたのはちゆりだった。 「結界は大きく二種類に分類できる。 物理的な結界と、論理的な結界だ」 物理的な結界は、言わばバリアのような物である。 物理的であるが故にほぼ確実に壁としての役割を果たす事が出来るが、それは同時に欠点とも成り得る。 物理的であると言う事は存在が明確であると言う事であり、存在が明確であると言う事はそれだけ破られやすいと言う事である。 結界の存在を明確に認識してしまえば、突破する難易度もグッと低くなってしまう。 単純な結界が相手なら尚更だ。 つまるところ物理的な結界は、一度限りのその場凌ぎなら非常に有効であるのだが、長期に渡って守護し続けるとなるとあまり適しているとは言えないのである。 それに対するのが、論理的な結界。 物理的な壁を作って侵入を拒むのではなく、心理的に介入して感覚を惑わす。 例えば、真っ直ぐ進んでいるはずなのに同じ場所をぐるぐると回ってた、なんて経験はないか? あれに似た感覚を意図的に引き起こして、意識を別の方向へと逸らす……、なんてのも論理的な結界の一種だな」 「……つまり物体ではなく意識を拒む、と言う事か」 「ま、そんな感じだぜ」 そこは理解出来た。 しかし、未だに分からなのはメリーの能力が上手く発揮できなかった原因だ。 物理的でも論理的でも、結界である事には変わりない。 それならば、メリーの眼にはその境界が映るはずである。 しかし、あの雑木林ではそれが出来なかった。 その原因は、どこにあるのか。 「よく考えてみて進一君。 多分、博麗大結界の効力は、今ちゆりさんが例えてくれたのと同じものよ」 「真っ直ぐ進んでいるはずなのに同じ場所をぐるぐると回っていた、ってヤツか?」 「そう。 それで、メリーの能力は?」 「結界の境界が見える程度の能力……、ッ! そうか……!」 稲妻に打たれたような衝撃が走った。 蓮子にヒントを与えられ、バラバラだったピースが次々と組み立てられてゆく。 頭の中のモヤモヤも一気に吹き飛ばされ、鮮明に、かつ迅速に一つの結論へと収束する。 解き放たれたかのような気分だった。 「し、進一さん……? 今ので、何か分かったんですか?」 「ああ。 メリーの能力は、結界の境界が見える程度の能力……。 そうだよな?」 「え、ええ。 まぁ確かに、そうだけれど……。 あぁ、成る程……そう言う事ね」 未だに首を傾げる妖夢と、どうやら何かに気づいたらしいメリー。 妖夢だけはいまいちピンと来ていない様子。 若干の優越感を覚えつつも、進一は蓮子と共に説明を続けた。 「あの雑木林は、幾ら歩いても周囲の景色が殆んど変わらなかったでしょ? 多分、あの時点で私達は結界の効力に捕まっちゃってたのね」 「方向感覚が惑わされ、同じ場所をぐるぐると回る。 それでもあの社まで辿り着けたが、流石にあれ以上はどうあがいても進めなかった」 「つまり……」 進一達に続き、夢美も口を挟んでくる。 椅子からおもむろに立ち上がり、人差し指を立てて。 ニヤリと笑った。 「あなた達は、そもそも境界まで辿り着けていなかったって事ね。 だからメリーの眼には何も映らなかったのよ。 まぁ、結界の効力を受けていた訳だから、中途半端に能力が作用しちゃってたみたいだけど」 そう言う事だ。 博麗大結界が論理的な結界で、その効力が方向感覚の喪失であると仮定すれば。 メリーの能力が上手く発揮できなかったのも説明がつく。 メリーの能力は、あくまで結界の 境 ・ 界 ・ を視覚するものであり、結界その物を視覚する能力ではない。 つまり境界が見えなければ結界を上手く認識する事ができず、釈然としない漠然とした感覚だけが残ってしまう。 それがメリーが覚えていた違和感の正体である。 「そ、そう言う事ですか……。 それなら納得ですね……!」 「だが蓮子。 お前はいつから気づいてたんだ? その様子じゃ、だいぶ前から気づいてたんだろ?」 「うーん……厳密に言えば最初から、かな? あの日、釈然としないメリーの様子を見て、その可能性も考えてはいたし」 さらりととんでもない事を口にする。 まさかその時点で気づいていたと言うのか。 進一の話を聞いただけで博麗大結界の性質を推測した夢美もそうだが、初期の段階でその可能性を考えついた蓮子も流石である。 「そ、そんなに早く気づいていたの? もうっ、それならそうと教えてくれれば良かったのに」 「ごめんごめん。 あくまで可能性の一つとして考えてただけだから。 これまで秘封倶楽部が暴いてきた結界も論理的なものが多かったし、今回もそうなのかなーと思って。 でも正直自信はなかったし、無闇に言うべきじゃないって思ったのよ。 教授の話を聞いて、初めて確証が持てたって感じだし」 不服そうな表情をメリーは浮かべるが、飄々とした様子で蓮子はそう語る。 不確定な推測を不用意に口にして、混乱を招いてしまうような事を危惧していたらしい。 普段は呑気で落ち着きがないように見える蓮子だが、意外にも周囲への気配りはしているし、洞察力も確かなものだ。 冷静沈着を自称する彼女であるが、それは強ち間違っていないかも知れない。 「いや、メリー。 そもそもお前の能力だろ? 今まで気づかなかったのか?」 「そ、それは……。 ぐうの音も出ません……」 ちゆりにそんな指摘をされて、流石のメリーもしょんぼりとする。 しかし、そうは言っても。 自分の能力だからこそ、気づかない事もあるだろう。 客観的な視点の方が、意外と細かな所まで目が届く場合もある。 今回がそのパターンだ。 「でも、これで博麗大結界の効力を推測できましたよね。 暴く事は可能なんですか?」 「そう。 問題はそこ、よね」 妖夢がそう尋ねるが、それに答えた蓮子は表情を曇らせていた。 でも博麗大結界は違う。 幻想郷という世界一つを覆い隠す程に巨大で、強力かつ複雑な結界……。 はっきり言って、今までのような感覚じゃあ到底暴く事なんて出来ないと思う」 そう。 幾ら結界の効力が推測できたとは言え、まだ根本的な解決策が見つかっていない。 今の秘封倶楽部の目的は、幻想郷への道を妖夢に示す事だ。 幻想郷をただ見つけるだけでは意味がない。 博麗大結界を越え、足を踏み入れる必要がある。 無論、方法が全く思いつかない訳ではない。 しかし、それを行うにはこちらの世界で存在を否定される必要があり、あまりにも現実的ではない。 この方法で幻想郷へと足を踏み入れるのは難しい。 「一つ言わせてもらうけど……博麗大結界を暴くなんて事、正直容認できないわね」 「えっ……?」 そんな時。 夢美の口から飛び出したのは、意外すぎる言葉だった。 博麗大結界を暴く。 正直、夢美なら真っ先に飛び付いて賛成しそうなものだが、彼女が口にしたのはまるで正反対の言葉。 これには思わず、進一も間の抜けた声を漏らしてしまう。 「……姉さんなら、自分から暴きにいきそうなものなんだが」 「まぁ、確かに幻想郷へ行ってみたいとは思っているけど……。 でも、それ以前の問題よ。 いい? 今回は今まで以上に大きなリスクを伴う事になるのよ。 幻想郷は、こっちの世界で存在を否定された者達が住まう地……。 つまり、こっちの世界にはいるはずのない存在達が集まっているのでしょ? そんな世界を隔離する為の博麗大結界に穴が開き、常識と非常識……現実と幻想の境界がうやむやになってしまったら……」 「……均衡が大きく崩れる、って事か」 「そう。 もしそんな事になってしまったら、それこそ世界の終わりよ」 流石にそれは言い過ぎかも知れないが、悪影響を及ぼす事は確かだ。 所詮一学生でしかない進一達が無闇に触れて、結界に大きな傷を付ける事になってしまったら。 取り返しのつかない事になる可能性もあり得る。 「そう言えば、前に妖夢ちゃんも言ってたわよね? 結界を傷つけるような事は大問題だって」 「は、はいっ……。 博麗大結界は、幻想郷の存亡に関わる役割を担っていると言っても過言ではありません。 もしもそれが再生不能な程に破壊されてしまったら、最悪幻想郷の存在が喪失してしまう可能性も……」 「マジかよ……」 思い出したようにメリーが確認するが、妖夢が口にした回答はとんでもない内容だった。 進一は息を呑む。 博麗大結界を力技で強引に暴くと言う事は、それは即ち幻想郷への攻撃を意味する。 「で、でもっ、それはめちゃくちゃに破壊してしまった場合の事です! 傷つけずに通り抜けられれば、それが一番良いのですが……。 ほんのちょっと傷つけちゃったくらいなら、なんとかなるかも……」 「流石に曖昧過ぎるわね。 確信が持てていないこの状態で、結界を暴くのはやっぱり危険よ。 あなた達にそんな事をさせる訳にはいかないわ」 「す、すいません……」 正直、夢美の言っている事は正論である。 幻想郷の存亡に関わる程の大問題に発展してしまうのなら、妖夢は主人の下へと帰るどころではなくなってしまう。 夢美の言う通り、あまりにもリスクが大きすぎだ。 ここは 大 ・ 人 ・ の助言として、素直に受け取っておくべきであろう。 今までの秘封倶楽部のように、結界を暴こうとするのは避けた方がいい。 「と、とにかく……! 博麗大結界の事は、私達に任せなさい」 「……夢美さんと、ちゆりさんに?」 突然の提案に対し、メリーが首を傾げる。 夢美は頷きながらも、 「確かに博麗大結界を傷つけずに越える事は難しいかも知れないけど、その方法が皆無だとはまだ言い切れないでしょ? 私達の方でも、それを探してみるわ」 「そう言う事だ。 でも、まぁ……。 態々幻想郷を経由せずとも、冥界に行く方法があるかも知れないからな。 お前達秘封倶楽部は、その方法を探してみたらどうだ? 役割を分担して、手分けした方が効率的だぜ」 つまり。 確かに、こうして役割を分担した方が効率的であると言える。 それに。 蓮台野は空振りに終わってしまったが、冥界への入り口らしき場所はあそこだけではないだろう。 似たような噂話も、探せば出てくるはずである。 それらを虱つぶしに調べていけば、或いは。 「蓮子。 お前はどう思う?」 「うーん……。 私としては、多少強引にでも博麗大結界を暴いてみたいって気持ちが少しあるけど……」 随分と物騒な事を言う。 「でも、流石に危険すぎるし……。 教授達の意見に賛成かな。 それに、冥界との結界を探して暴くっていうのは、本来の秘封倶楽部らしい活動内容だしね」 「……そうか」 正直、進一も夢美の提案には賛成である。 態々そんな危険を冒してまで、無理に博麗大結界を暴く必要もないはずだ。 そもそも、力技が通用するかどうかも怪しい所だが。 いや、それ以前に境界にまで辿り着けるのかどうかも微妙な所だったか。 何であれ。 蓮子がその気なら、話は決まったようなものだ。 「私も賛成よ。 正直、博麗大結界の方は夢美さん達に任せた方が進展しそうだし……」 「……妖夢はどうだ?」 「はい。 私も、夢美さんの提案を呑むべきだと思います」 「なら決まりね」 夢美はおもむろに椅子に座り直し、そして足を組む。 腕も組んで表情を綻ばせながらも、彼女は口を開いた。 「私とちゆりは幻想郷への道を探し、秘封倶楽部は冥界への道を探す。 今後はそういう方針で行きましょ。 でも……私達も結構忙しいから、早々に事態を進展させるのは難しいかも知れないけど……」 「いえ、協力して頂けるだけでもありがたいですよ。 すいません、お時間を割いて貰っちゃって……」 「お前は本当に真面目だなぁ、妖夢。 別に謝る必要なんてないぜ。 ぶっちゃけ私達も好きでやってるんだからな」 「私達と言うか主に夢美様だけどな……」と付け加えるちゆりの表情からは、日々の気苦労が見え隠れする。 やはり助手として夢美に振り回される毎日は、心身共に疲れ果てるものなのだろう。 心労を抱えるだけの進一とは大違いである。 そう考えると、二人はある意味とても釣り合っているコンビであると言えるかも知れない。 「……あ。 そう言えば、姉さん」 ちゆりがどんよりとし始めた所で。 ふとある事を思い出した進一は、夢美へと声をかける。 話が多少進展してすっかり忘れていたが、一応これも確認しておかねばなるまい。 「昨日渡した御札。 あれはどうなったんだ? 調べたのか?」 「……あぁ。 その事ね」 あの雑木林を捜索した際、秘封倶楽部が持ち帰った唯一の戦利品。 あれも幻想郷への重要な手がかりに成り得るはずだ。 進一達ではどうにもならなかったが、夢美達が調べれば何か分かるかも知れない。 それに期待し、彼女に御札を渡した訳だが。 「勿論調べたわ。 その結果、ちょっと気になる事が分かったのよ」 「……気になる事?」 流石、仕事が早い。 しかし、また気になる事とは。 夢美は頷きつつも、説明を続ける。 「なんて言うか、どうにもきな臭い感じなのよねー……。 魔除けの類である事には間違いないと思うんだけど、今まで私が見てきた物とは趣向が違うような……」 「えっ……、それって……!」 真っ先に食いついたのは蓮子だった。 「あの……教授って、そういった類の物品は、今まで数多く見てきたんですよね? それでもそんな違和感を覚えるという事は……」 「ええ。 私でも見た事のないタイプ、と言う事ね」 「おお……!」 どうやら、オカルト好きな蓮子の心が強く惹きつけられたらしい。 目をキラキラと輝かせる彼女のその様は、まるで純粋無垢な子供のようである。 夢美がオカルト好きを通り越してオカルトオタクと言っても過言ではない程にオカルトに執着している事は、当然進一も知っていた。 そんな彼女でさえも見た事のないタイプの御札、と言う事は。 「成る程。 つまり激レアという事か」 「うん。 まぁ、そうなんだけど……」 しかし、どうにも夢美の反応は薄い。 そんなにも貴重な御札ならば、彼女はもっと有頂天外になりそうな気がするのだが。 どこか、少し様子がおかしいような。 「……とにかく、まだ分からないだらけだって事よ。 もっとよく調べてみないと」 「そ、そうなのか?」 「ええ、そうよ。 それに……あなた達が訪れた雑木林に幻想郷がある体で話を進めてきた訳だけど、実際はまだ確実にあるとは言い切れないでしょ? 方向感覚の喪失感も、結界の効力によるものだったとは断言出来ないし……。 その辺もキチンと調べなきゃね」 「それは、まぁ……」 彼女の言う通りだ。 確かに、あの時は方向感覚の喪失感を覚えてはいたが、それが結界の効力によるものだったのかどうかはまだ不明瞭である。 ひょっとしたら、ただ単にあの雑木林が迷いやすかっただけで、実際には結界の効力なんて受けていなかったのかも知れない。 はっきりと言ってしまえば。 「つまり、道はまだまだ長いって事だぜ」 一言で言えば、そう言う事である。 「よしっ! それじゃ、今日の所はこの辺で解散ね。 さっきも話した通り、博麗大結界は私達の方で調べておくわ。 あなた達秘封倶楽部も、引き続き調査を続行して頂戴」 「はいっ! 了解です教授!」 立ち上がった夢美と、随分とノリノリな蓮子とのやり取りを最後に、一先ず今回は解散という事になった。 夢美の研究室を後にして、秘封倶楽部の面々と歩を進める廊下で。 進一は一人、思案する。 少し変な夢美の様子。 あのような彼女を見たのは、これが初めてという訳はない。 以前にも、何度か目の当たりにした事がある。 あんな様子を見せる時。 夢美は決まって、 (何かを隠してる、のか……) 恐らく、あの御札に関する事だろう。 夢美は何かに感づいている。 だけれども、それを隠しているという事は。 「……進一さん? どうかしましたか?」 「……いや」 止めよう。 ここで思案しても答えが見つかる訳がないし、例え夢美に直接聞いても恐らく教えてはくれない。 隠してるという事は、今は言うべきではないと彼女が判断したのだろう。 それならば、あまり詮索しない方が良い。 腑に落ちない所はあるものの。 とにかく今は自分の出来る事に全力を尽くすべきだと、進一は改めて意気込むのだった。

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