ヘルニア うつ 病。 鬱(うつ)や精神的ストレスと腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛との関係

椎間板ヘルニアで慢性腰痛がある人は、鬱病になりやすい!実際にうつになりかけた僕が対策を公開。

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スポンサーリンク 再び救急車を呼ぶ 異様な腰の痛みと足の痛みが発生してから約半月。 以前と同じように立てなくなってしまいました。 結局、前と同じように救急車を呼んで病院まで搬送してもらいました。 こんなになるまで対処しなかったかと言えばそうではありません。 以前の教訓から出来る限りの事はしました。 早めの通院再開、接骨院への通院、仕事以外の時間は安静。 しかし残念ながら同じ結果になっていましました。 時系列で紹介していきたいと思います。 まず腰に違和感を覚え、病院へ。 今考えるとこの時点で足になかりの痛みがありました。 普通の人なら泣くほどの痛みだと思います。 足の痛みのせいで人の話は上の空。 日常生活で支障をきたすレベルにまで経ってしいましたね。 そして一週間過ぎても改善されず、というか病状は悪くなる一方。 別の病院にカロナールとノイロトロピンよりもキツいリリカとセレコックスを処方してもらった時には立っているのもツライし、座るのはもっとツライ状態になっていました。 そしてさらに一週間すぎるともっと酷くなっていました。 足を引きずってなんとか歩ける程度。 痛みのせいで座れない。 とくに車を運転する時は左足がつった状態の激しい痛みでした。 手術した総合病院を受診した時には椅子に座れず、待合室では椅子に寝転がっていました。 MRIを受け診断結果は椎間板ヘルニア再発。 そしてその週の土曜日は少し痛みが治まりました。 掃除や買い物をしていると少し腰に違和感を覚えたので布団に横になりました。 それから座れない、立てなくなったのです。 腰痛と足の痛みで立てなくなり緊急入院 日曜日の朝、目覚めて座ってみようとしました。 た、たてない・・・ 身動きがまったく取れなくなっていました。 これはもう自分の力ではどうにも対処できないと判断。 救急車を呼ぶことにしました。 ここでややこしいことが発生。 救急車を呼んだ日が日曜日だったため、通院している総合病院とは別の病院に搬送されてしまいました。 休日診療で整形外科の医師がいる総合病院に搬送されたわけなんです。 搬送された病院で事情を説明すると かかりつけの病院があるのであれば薬を処方できないし、治療も明日転院してもらうまで対応できない と言われてしまいました。 なんじゃそりゃ! ということとで一日、病院では寝たきり状態で過ごしました。 翌日手術を受けた病院に転院。 1日の入院費が30,000円。 介護タクシーが6,000円。 たった1日で36,000円請求されました。 つ、ツラい、辛すぎる。 スポンサーリンク 椎間板ヘルニア除去の再手術 転院して医師の診察を受ける。 即入院。 ということで血液検査、検尿の入院手続きの検査を受けて入院。 そして今後の治療方法は手術。 こんな痛がり方をするのであれば手術して飛び出したヘルニアを除去した方がいいし、早いという診断結果になりました。 今回はこの判断を素直に受け止めて医師の指示に従うことを決めていました。 転院翌日には手術のための造影剤投与でのレントゲン検査とCT検査を実施。 それ以外は寝たきり。 毎日ノイロトロピンの点滴を行い、朝昼晩と一番キツい薬だと処方されたトラムセットという錠剤。 これを飲んで過ごしました。 入院1週間経過した結果、痛みが・・・ 一週間経ってリハビリのために理学療法士の先生が病室に来てくれました。 その時に歩行器を、使った歩行を行ったところ、普通に歩けることに気づいたんです! あ、歩けるようになってる。 まさにクララ状態でした。 とりあえず退院へ 医師の回診で歩けることを説明すると、普通に日常生活ができるのであればムリして手術する必要がないと言われました。 ということでとりあえず退院して数日様子見ということになりました。 金曜日に退院して週末を普通に過ごし、翌週の月曜日に診察を受けることに。 どういう結果になるか緊張しますが退院します。 普通に生活できることのありがたみを噛み締めながら週末を過ごすことになりました。

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鬱(うつ)やストレスと頚椎症、頚椎ヘルニア、首、腕の神経痛

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腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛の症状はなかなか治らずに苦しんでいる人が多い疾患です。 中には「鬱やストレスのせい」「思い込みだ」「気のせいだ」などと言われて傷ついた事がある人も多いのではないでしょうか? 腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛は、血が出る訳でも傷が見える訳でもありませんので、部外者にはなかなか理解してもらえにくい疾患の一つでもあります。 そのため、こういった心無い発言をされる人も一定数おられるのは事実です。 しかし精神的、心理的なストレスが痛みの発生に大きく関わっているのも事実ですので、 このページでは鬱や精神的ストレスと坐骨神経痛との関係を説明させていただきたいと思います。 ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です 医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。 スポンサーリンク 精神的、心理的ストレスで痛みが発生する事はあり得る まず大前提の疑問だと思いますが精神的、心理的ストレスが原因で坐骨神経痛を発生させる事はあり得るのか? 結論から言えば、ストレスから坐骨神経痛の様な症状を発生させる事はあり得ます。 「痛み」というのは脳が作り出している一種の防御反応です。 脳は体に一定以上の負担が加わると、体を防御させるために痛みを感覚上に発生させます。 人間は痛みを感じるとその痛みを回避するために体を安静にしたり、動作を行う時に慎重に動くようになります。 つまり人間の痛みは体を休ませる事を目的に、脳が我々に体の異常を知らせてくれるサインでもあるんですね。 そして脳が体への負担と判定するのは物理的な負担だけではなく、精神的、心理的なストレスも体を傷つける有害な負担と脳は捉えています。 「痛み」は脳が作り出している一種の防御信号ですから、精神的、心理的なストレスが一定以上加わると体に痛みを発生させてしまう事もあります。 例えば、子供が習い事に行きたくなくてお腹や足が痛くなる。 こういった現象も一種の精神的なストレスが原因で発生する痛みです。 恥ずかしながら、この経験は私も子供の頃にあります。 中高生で痛みを発生している子の場合、どれだけ部活を休んでも足の痛みが取れなかった子でも、部活を辞めた2日後に痛みが消えてたなんて事もあります。 この様に、人は何か逃げ出したいような精神的ストレスに当たると痛みを発生させやすくなるんだと思います。 (精神的なストレスは本人自身が気が付いていない場合もあり得ます) 大人の世界でも同様です。 仕事、介護、家族の悩み、例を出せばキリがないですが、精神的なストレスで坐骨神経痛の様な症状を発生させる事はあり得ます。 ただし、多くの場合は精神的、心理的なストレスが症状の発生に関わっていますが、それだけで全ての症状が発生している可能性はそう高くありません。 鬱(うつ)やパニック障害などの心疾患じゃないのであれば、精神的、心理的なストレスのみに坐骨神経痛の原因を断定するのは治療方針を決める上で少し危険な行為だと思います。 スポンサーリンク 鬱(うつ)やパニック障害などの精神疾患が関わっている場合はカウンセリングなどが症状の改善には必須 ここまでは、精神的、心理的なストレスは坐骨神経痛など症状の発生に大きく関わるという話をさせていただきました。 精神的、心理的なストレスは痛みの発生に大きく関わっていますが、多くの場合はストレス「だけ」で痛みが発生している事は珍しく、痛みを作り出している様々な理由の一つだと私は考えています。 そのため、精神的なストレスが存在していたとしても、筋肉の緊張状態や炎症反応などを改善する事が出来れば腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の症状を軽減する事は決して珍しい事ではないと思っています。 (腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛は腰椎の変形や神経の圧迫によって発生していますが、症状の発生には筋肉の緊張や炎症反応の有無も関わっているため、その部分を治療すれば改善する事は珍しくありません) ただし鬱(うつ)やパニック障害など、通常の人と比べて非常に強い精神的ストレスを抱えている人の場合は話が変わってきます。 先ほども説明させていただきましたが、脳は体に負担をある一定以上加わると防御反応の一種として体に痛みを発生させます。 鬱(うつ)やパニック障害などの精神疾患は、この精神的なストレスが異常に抱えてしまった人に発生する疾患です。 あまりにも強い精神的ストレスの場合は、そのストレス「だけ」が原因で強い症状を発生させる事もあります。 こういった異常に強いストレスが影響して発生する坐骨神経痛の場合は、残念ながら心理面などのトラブルが解決しない限りは、患者さんが納得するレベルでの回復は非常に難しい傾向があります。 治療をすればある程度は坐骨神経痛の症状も改善するのですが、やはり精神的、心理的なストレスが症状の発生の大きな原因である場合はその部分が改善しない限りはなかなか難しいです。 そしてこの精神的な問題点の改善というのは本当に難しいんですね。 私は専門家ではありませんが、日本の心療内科の多くは投薬治療をメインにしている事が多く、それだけでは不十分だと思います。 (薬で症状が改善する人もいますので無意味だとは言いませんが) 精神的な問題によって発生している坐骨神経痛の場合は、やはり心理カウンセリングが非常に重要になってくる疾患だと思います。 あくまでも一つの改善例ではありますが、私の所に以前から通っていたある鬱の男性の患者さんのお話をさせて下さい。 その方は重度の鬱の影響で坐骨神経痛を発生させていまして、一時期は椅子に少しも座っていられない、立って歩く事も困難な程の痛みを抱えていました。 ストレスの原因は会社での様々なプレッシャーや人間関係で、私の所に来た時点で数ヶ月の休職を既にされていた方です。 かなり厳しい症状ではありましたが、休職をしていて精神的なストレスから開放されていた状態でしたので、実は症状の大半は最初の1ヶ月程の治療で大まかに改善し、本人も喜んで仕事に復帰されました。 しかし、確かそこから2,3ヶ月もしない間に再び強烈な症状が再発し、仕事を再び休職する結果になってしまいました。 症状が私の治療によって改善したとしても、症状の発生原因になっている職場での強い精神的なストレスや鬱の症状は改善していなかったので、仕事を復帰した事によってまたすぐに再発してしまった訳ですね。 つまり、こういった鬱などの精神的な問題が深く関わっている坐骨神経痛の場合は、やはり鬱や心理面の問題点をどうにかしないと解決しないんです。 ここからその患者さんの長い戦いが始まりました。 私の治療院に定期的に通うのと同時に心理カウンセリングも定期的に受診し、鬱の症状の改善に取り組んだ訳です。 私は心療内科ではありませんので精神疾患の専門家ではありませんが、この患者さんの心理カウンセリングの目的を簡単にまとめると、精神的なストレスを感じた時のご自分の考え方や受け取り方を変える為に行っていたようでした。 生きている以上、精神的なストレスや心理的なストレスを回避する事は不可能です。 しかし、考え方や物事の受け取り方を変える事によって、ストレスを感じにくくする事は可能なようです。 心理カウンセリングでは課題や宿題が与えられて、少しずつ考え方や物事の捉え方を変えていきました。 心理カウンセリングはある意味、自分の弱点や弱い部分と向き合う作業でもありますので、ある時にはカウンセリングによって強いストレスを感じて症状が重症化した事もありました。 症状の重症化は何とか私の治療で軽減しながら、こういった心理カウンセリングを続けた結果、今では無事に仕事に復帰し大きな問題なく日常生活を送れています。 (ここまで辿り着くのに半年以上の長い期間が必要となりましたが) 患者さんの話によれば、上司からのプレッシャーなども今までなら考えすぎてしまう事もあったが、今では良くも悪くも聞き流せるようになったようです。 勿論、これは一つの成功例であって、全ての人に当てはまる話ではないかもしれません。 この患者さんの場合は、まず良いお医者さんに出会えた事、会社に理解があった事、ご家族のサポートがあった事、などなど恵まれていた部分もあったと思います。 (少しは私の存在もお役に立てたとも思います) そして何より、本人の「治りたい」と思う信念と努力が素晴らしかったです。 全ての人に当てはまる話ではありませんが、精神的な問題によって坐骨神経痛が発生していたとしても、心理カウンセリングなどを受けて自分の問題点や課題を解決していく事が出来れば、こういった症状を克服する事は不可能ではないという事を、同じ悩みで苦しんでいる人の場合は知っていただきたいと思います。 簡単な事ではないと思いますが、一つの成功例として参考にしていただけるとありがたいです。 ストレスが原因と言われた人の注意点 上記でも説明させていただいた様に、精神的、心理的ストレスによって痛みが発生する事はあり得ます。 しかし気をつけてほしい点があります。 確かに精神的なストレスで、坐骨神経痛の様な症状を発生させる事はありますが、あなたの症状は本当に精神的なストレス「だけ」が原因なんでしょうか? そもそも腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛を発生させる疾患は治療によって症状を改善する事が非常に難しい疾患です。 また、レントゲンやMRIで異常が見当たらないという事もそこまで珍しい事ではありません。 お医者さんの診断基準自体が手術をするべきかどうかで線引きをして判断している場合が多く、手術をするほどの異常が見当たらなければ「異常なし」と診断される事も珍しくありません。 実際に腰椎の変形や神経の圧迫があったとしても、手術するほど大きな問題点じゃなければ「異常なし」と診断される事も決して珍しくないんです。 (こういった話は実際にお医者さんに聞いた事がある話です) お医者さんに「異常なし」と診断されて強い痛みが発生している場合は、「私の気のせいなのかな?」と考えてしまう人もいるかも知れませんが、問題があっても異常なしと診断される事は何度も言いますが本当に珍しい事ではありません。 少し意地悪な言い方ですが、病院や治療院が治せない事を言い訳するために「あなたの症状は気のせいだ」「あなたの症状は思い込みだ」「あなたの症状はストレスのせいだ」という風に、精神的ストレスのせいにしている場合も多々あります。 もしあなたが、実際に心療内科などで鬱やパニック障害などの精神疾患の診断を受けていないのであれば、精神的な問題が原因ではない可能性もありますので注意して下さいね。 まとめ ここで簡単にまとめさせていただきますね。 痛みというのは脳が作り出している感覚の1つである以上、鬱や精神的ストレスなどによって痛みが発生する事はあり得ます。 ただし、世の中には治せない言い訳に「気のせいだ」と言い張るお医者さんや治療家さんが少なからず存在します。 しかしもし本当に精神的なストレスで痛みを発生しているのであれば、精神的なストレス自体をどうにかしない限り改善は難しいと思います。 そのため、その場合は心理カウンセリングなども一つの選択肢にして治療を選択するようにして下さい。 どこに相談して良いか分からない、どこに行ってもダメだったという人は、一度遠慮なく私にご相談してくださいね。 私は腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛の治療には、自信を持っていますのできっとお力になれると思います。 (ただし、精神的なケアに関してはやはり専門家を頼って下さいね) 以上で「鬱(うつ)やストレスと腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛との関係」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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名倉潤「頸椎椎間板ヘルニア手術でうつ病」ってどういうこと?激痛再発への恐怖で落ち込み: J

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1.腰痛の原因は一つではない 医学の世界において、腰痛は腰の外傷 ケガ や障害によって起こるものというのが少し前までの定説でした。 つまり腰が痛いのは、腰の筋肉や骨、椎間板、神経などに異常があるためとする考え方です。 そのため腰痛の検査もレントゲン撮影やMRIなどの画像診断が中心で、異常のある箇所を探しだして「ここの骨に原因があります」といった具合に診断を下してきました。 そして目に見える異常がない場合は、おそらく腰の筋肉疲労や神経痛などによるもので、骨や椎間板には異常が見られないから心配ないですよ、と簡単に済まされてきました。 しかし近年の研究によって、腰痛の原因はもっと多様で複雑なものであることが分かってきました。 腰痛の主な原因は大きく4つに分けられます。 骨や筋肉の障害による痛み 器質的な痛み• 神経の障害による痛み 神経痛• 精神的ストレスによる痛み 非器質的な痛み• 内臓の病気による痛み 4つのうち一つだけが原因となっていることもあれば、複数の要因によって腰痛が起きている場合もあります。 中でも特に、体の異常にストレスなどの「心理・社会的要因」が加わることで腰痛が引き起こされるケースが多いことが分かってきました。 複数の身体的・精神的な要因が複雑にからみ合っていると、何が直接の原因となって痛みが起きているのか特定するのが難しくなります。 痛みがあるのにレントゲンやMRIなどの検査画像では骨や椎間板などの組織に異常が見られず、明らかな原因を特定できないものが腰痛全体の 85%を占めています。 こうした原因不明の腰痛のことを医学的に 非特異的腰痛と呼び、病院の診断ではやという名称で呼ばれます。 腰の筋肉疲労や、腰の捻挫とよばれるなども非特異的腰痛に分類されますが、詳しい原因がわからない事例がこれほど多いのは、腰痛の原因の多くにストレスが深く関係しているためです。 近年の研究結果から、非特異的腰痛の3分の2 腰痛全体の約半分 には、多かれ少なかれ、ストレス、不安、鬱 うつ などの心理・社会的要因が関与していることが分かっています。 心の問題が関わっている腰痛は 心因性腰痛症または 非器質性腰痛と呼ばれます。 「心の痛み ストレス 」が占める割合が大きいほど、原因不明の腰痛と診断される確率が高くなります。 また、ストレスがからむと、"腰痛が発生する確率"や、"強い痛みが生じる危険性"も高まります。 例えば椎間板ヘルニアは、1〜3の要因すべてがからむ可能性があります。 椎間板から飛び出たヘルニアが神経に炎症を発生させたり 1 、ヘルニアが神経を強く圧迫したり 2 します。 レントゲンでヘルニアが確認されても、ひどく痛む人と症状が全く出ない人がいるのは、心理・社会的な要因 3 があるかどうかが関係しています。 続いてこの理由について解説します。 2.なぜストレスで腰が痛むのか ストレスで腰が痛むはずがないと思うかもしれませんが、心の不調が体の不調として現れるのはよくあることです。 実際、心理的な要因によって特定の臓器や器官に身体的症状が現われる病気は「心身症」と呼ばれています。 また、「病は気から」という言葉があるように、その人の気持ちの持ち方や、その時どきの心理状況によって、症状が良くなったり悪くなったりするのも決して珍しいことではありません。 続いてストレスが痛みを引き起こすメカニズムについて解説します。 このシステムを 下行性疼痛抑制系といい、普段の生活で疲労性の痛みが発生した時に、これをブロックして痛みを和らげてくれます。 健康な人はこのシステムが正常に機能してくれているおかげで小さな痛みは感じずに済み、ある程度大きな痛みでも生活に支障がない程度に抑えられています。 ところが長期間ストレスや不安のある状態が続くと、この痛みを抑えるシステムがうまく働かなくなり、痛みを実際以上に強く感じるようになります。 例えば、腰が疲れた時のだるさや重さなど、普段なら痛みとして認識しないものが大きな痛みに変わったりします。 また、ストレスの蓄積は、体の様々な機能をコントロールする 自律神経のバランスの崩れも引き起こします。 自律神経が過敏になると、痛みを感じるセンサーが強く働くようになり、少しの症状でも強い痛みを感じるようになります。 過剰なストレスは心身に悪影響を与え、うつ病などの精神的な病気だけでなく、内臓の病気や生活習慣病の発症にも大きく関係しています。 1.自律神経失調症 強いストレスを受け続けて自律神経のバランスが崩れると、腰痛をはじめとする様々な不快症状が出てきます。 これを「」といいます。 自律神経は体の機能を調節する神経で、全身に張り巡らされ、発汗や体温、呼吸、内臓の動きなどを調整しています。 自律神経には、体を活発に動かして、 心身が緊張した時 ストレスがかかる時 に優位になる 「交感神経」と、休憩したり眠気を感じたりと、 心身がリラックスしている時に優位になる 「副交感神経」があります。 この2つの神経がバランスよく働いていれば体は健康な状態に保たれます。 ところが仕事や家事で頑張りすぎてストレスをため、十分に休息も取らない状態が続くと、自律神経のバランスが交感神経にばかり傾いてしまい、体のあちこちに不調が出てきます。 2.内臓の病気、身体の病気 ストレスが原因となりうる病気の中には、腰痛の症状が見られるものがあります。 、、、、、、、、、など 3.生活習慣病 人は、心身に大きなストレスがあると、それを解消しようと暴飲暴食や過度の飲酒・喫煙に走りやすい傾向があります。 生活習慣が乱れ、運動不足も重なると肥満につながります。 ここに更にホルモンや自律神経のバランスの崩れも加わり、糖尿病、心臓病、脳卒中、高血圧、内臓脂肪型肥満などの生活習慣病が発症します。 その結果、先に述べたような腰痛の原因となる内臓の病気を合併する危険性が高まります。 例えば、テレビでとても痛い場面を見たり、過去に自分が痛い思いをした場面を強く思い浮かべたりすると、実際に痛みを感じるといった具合です。 これは脳で記憶をつかさどる「海馬」という部分と、恐怖などの感情をつかさどる「扁桃体」という部分に密接な関係があり、互いに影響しあっているためであることが脳研究で明らかにされています。 そして不安やストレスなど、心に大きな問題を抱えている人ほど、この作用が強まる傾向があります。 痛みに意識を集中したり必要以上に恐れるほど、より痛みを感じやすくなります。 そうして発生した痛みが更なるストレスとなり、痛みをより強く感じるようになります。 痛みのために活動する気がおきず家にこもりがちになり、ますます痛みにばかり気持ちが向いてしまうといった悪循環に陥ってしまいます。 こうした理由から、過去につらい腰痛を経験し、さらに心の問題を持つ人ほど腰痛が悪化・再発しやすく、慢性的な腰痛に陥りやすいのです。 異常なし• 腰が痛いのに検査をしても異常がない X線 レントゲン などの画像検査を行っても、骨や筋肉、神経などの組織に異常がみられず、腰痛につながるような病気もなく、原因不明の痛みである• 治療の効果がない 色々な治療法を試しているのに治らない。 鎮痛薬もあまり効かない。 手術をしても痛みが消えない。 一度治ったり症状が和らいでもすぐに再発するなど• 腰痛以外の症状がある 腰だけでなく、頭、首、肩なども痛んだり、肩こり、不眠、胃の不快感、吐き気、動悸など、全身のあちこちに不調がみられることが多い 痛みの特徴• 痛む箇所、痛み方、痛みの大きさが変わる 日によって痛む場所が移動することが多い。 1か所だけでなく腰や背中など複数の部位が痛む傾向がある。 痛みが増したり減ったりする。 痛み方が変わる 重苦しい、ズキズキ、チクチク など• 姿勢や動作に関係なく痛む 一般的な腰痛は、前かがみや体を反らせた時に痛むとか、動き始めや長時間動いた時に痛みが強まるなと、姿勢や動作に依存した痛みがみられる。 心因性腰痛の場合、そうした明確な特徴がない• 腰痛が長期間続く 半年以上しつこい痛みが続き、一度治まっても度々再発するなど、腰痛が慢性化している• 嫌なことを始める前など、ストレスが大きくなる時に痛み始めたり痛みが大きくなる• 腰痛もそれに連動して起こるため朝方の腰痛が多くなる こうした特徴が多く当てはまるほど、腰痛に心理的要因が関わっている可能性が高いです。 3か月以上腰痛が続くものが慢性腰痛で、心因性腰痛は慢性的な腰痛によく見られます。 EUが2004年に発表した「慢性腰痛の治療ガイドライン」によると、慢性腰痛の患者の1/3に、痛みの原因として「強いストレスなどの精神的問題」、「うつ症状」、「薬物乱用」の関与がみられたということです。 また、慢性腰痛の患者の約80%に「抑うつ状態」 うつ病になりかけの状態 が確認されたとの報告もあります。 これは、ストレスなどの心の問題が腰痛を長引かせる大きな要因となるからです。 慢性化のカギはストレス 急性腰痛の90%は自然に治るといわれます。 ぎっくり腰程度なら1〜2週間、その他の腰痛でも1ヶ月もすればたいぶ良くなります。 しかし残りの10%は腰痛が3か月以上続き慢性化してしまいます。 急性腰痛が慢性化する原因として、骨や椎間板の変性が進んでいて治るのに時間がかかったり、内臓の病気が関係しているといったこともありますが、それよりもストレスなどの心理・社会的要因がかなり深く関わっていることが数々の研究データから明らかにされています。 前述したように、心の不調は痛みを増大させます。 原因が精神的なものであることに気付かずに腰の治療ばかり行っていても、心の問題が解決されない限り完治することはなく、長引く痛みによってどんどん精神的に参っていき、更なるストレスによって腰痛をますます悪化させるという悪循環に陥ります。 また、腰を過保護にしすぎるのもよくありません。 安静にしすぎて寝てばかりいると、気持ちがふさぎ込んだり、痛みに意識が集中してしまって新たなストレスとなります。 こうして本来なら自然に治るはずの急性腰痛をこじらせ、慢性化する確率が高くなるのです。 【関連項目】• 急性腰痛の原因となることも 心因性腰痛は慢性腰痛に多く見られますが、逆にストレスなどが原因でぎっくり腰のような急性腰痛が起こることもあります。 4.こんな人に発症しやすい 心因性腰痛は、ストレスや不安などの心理・社会的要因を持つ人に発症します。 職場の上司や同僚との人間関係がよくない• 仕事の内容や収入に対する不満がある• 仕事が忙しく休みが少ない、労働時間が長い、夜勤が多い 【家庭環境】• 家庭内で人間関係がよくない 夫婦仲が悪い、嫁姑の問題、子供の反抗• 子育てや受験に対する悩みや不安がある• 子供の頃に肉体的、精神的、性的虐待を受けていた 【その他】• 腰痛以外の痛みや持病がある 例えば頭痛、ひざ痛、肩こりなど。 完全主義やこだわり性である 何事にも手を抜けず頑張りすぎてしまう• 短気でイライラしやすい。 頑固で偏屈。 融通がきかない• 悲観的で小さなことでクヨクヨしやすく、悩みを抱え込んでしまう• 神経質で些細な事を気にしてしまう• 他人の評価や人目が気になり緊張しやすい 自意識過剰• 以下の症状に多くあてはまる人ほど、うつ状態になっている可能性が高いです。 不眠 なかなか眠れない、目覚めるのが早い うつのタイプによっては、眠りすぎてしまう「過眠」がみられることもある• しばしば憂うつな気分になる• 何事に対しても興味がわかず、やる気が起きない 無気力・無関心• 理由もなくイライラや焦りを感じたり泣きたくなったりして感情が抑えられない 情緒不安定• 正常な判断ができなくなる• 人の話を理解できなかったり、伝えたいことをうまく表現できない 言語障害• 突然異常な行動をとることがある• 食欲や性欲がなくなる• こうしたの症状の強さが時間帯によって変わり、特に朝がつらい 【参考】• 「職場や家庭における悩みやストレス」、「うつ病が疑われる症状」、「長期にわたる慢性的な腰痛」、「腰痛以外の症状」、「医療不信」、「痛みに対する悩みやこだわりが深い」などが診断のポイントです。 腰痛は誤診が多い 心因性腰痛はストレスなどの心の不調が原因であるため、画像検査では腰に異常が見つからないことが多く、腰の疲れによる痛み などと誤って診断されてしまいがちです。 画像検査で何らかの異常が見つかったとしても、痛みの根本的な原因ではないため異常箇所を治しても痛みが収まらず、原因不明の腰痛とされてしまうようなケースが多いのが実情です。 もっとも重要な「問診」 心因性腰痛を正しく診断するのに最も重要なのは「問診」、つまり症状の聴き取りです。 実は腰痛のほとんどは、"問診"と"触診"を時間をかけてしっかりと行うことで、かなり正確に原因を推測することが可能です。 腰や足の痛み方、痛む箇所、痛む時間帯、痛み始めたきっかけ、どんな姿勢をとると痛むのかまたは和らぐのか、痛み以外の症状、これまでの病歴など、事細かく確認して原因を段階的に絞り込みます。 更に痛む箇所を押してみたり、特定の姿勢から足を動かした時の反応や歩く状態をみたりと、触診や視診、理学検査などを組み合わせれば、より詳しく痛みの原因を絞り込むことができます。 また、しっかりと問診をしてもらうことで患者が満足感を得られ、色々な話を聞いていくことで患者との信頼関係を構築することができるといった利点もあります。 <充分な問診を行うには課題も多い> 問診で精度の高い診断を行うには、腰のどういう異常がどんな痛みを引き起こすのかといった知識が全て頭に入っていて、なおかつ実際に患者の状態を見て判断できなければいけないので、相当経験豊富な医者でないと難しいでしょう。 また、患者の症状だけでなく心の問題を探るため、色々な質問をしながら少しずつ心や頭を解きほぐしていき、家庭内の事情や患者の過去などの込み入った話まで聴き取る必要があります。 そのため十分な問診には30分〜1時間くらいの時間がかかります。 なかなか打ち明けてもらえなかったり、ストレスが原因のはずがないと思い込んでいる場合も多く、患者と医師の信頼関係を築くために幾度も問診を重ねながら、腰痛の原因となっているストレスを突き止めていきます。 ところが実際には1人の患者にそれほど多くの時間をかけられないため、症状を確認するだけの数分間の簡単な問診で終わってしまうケースが多くなります。 原因不明の腰痛には高い確率で心理・社会的要因が関わっているため、心因性腰痛の可能性があるという前提で診断を行う必要があります。 患者本人も全て医師に任せるのではなく、積極的に協力して一緒になって原因を探っていくという心構えが大切です。

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